ジャパンタウンの歴史的な建造物⑦

日々のご支援、誠にありがとうございます。

本日も、ジャパンタウンに存在する、日系カナダ人の歴史的な建造物について投稿していきたいと思います。

⑦MAIKAWA DEPARTMENT STORE

この建物の責任者であったマイカワ家は、当時ジャパンタウンの経済を支えていたと言えるほどの経済的な影響力を持っていました。そんなマイカワ家が1908年にオープンした建物が、マイカワ百貨店です。この建物は、当時ジャパンタウンで最大の商業施設になりました。ちなみに、この建物では、従業員が店舗の2階に住み込み、家族は店舗の裏側に住んでいたそうです。

1936年には、新しい店舗が建設されました。建築デザインはジャパンタウンのスタイリッシュなコミュニティを反映していると言われています。この1930年代の経済不況の中で行われた店舗拡大は、当時日系人が差別的な扱いを受けていたにも関わらず、日系人の企業が成功していたことを物語っています。

また、マイカワ百貨店ではカナダと日本の最新のファッションや製品を販売していたと言われています。

私たちはバンクーバー出張の際、このMAIKAWA DEPARTMENT STOREを見る機会がありました。実際に建物を見て、建物にMAIKAWAという文字が刻まれており、昔日系人がこの地で活躍していたことを想像することができました。しかし、建物には様々な落書きがされていたり、汚れが目立っていたりと、保存状態は決して良いものではありませんでした。今後、私たちはこのような建物がもつ大きな価値と歴史を守っていけるよう、活動していきます。

今後とも、ご支援よろしくお願いいたします。