ここに猫を捨てに来ました。

ここに猫を捨てに来ました。

「ここに猫を捨てにきました」と話しかけられたのは、二人組のオバサン達。

見ると横には、年老いた猫が一匹‼

何でも、近所のお婆さんが死に飼っていた猫の行き場が無いとか・・・。

「この場所には、猫が沢山いて猫も仲良しができて幸せになれると思い捨てにきました。」と勝手な言葉！

「この場所の、全ての猫は、避妊・去勢しているので、TNRしてない猫を捨てられると困る」と言うと、「去勢すれば、捨てて良いのですか」と怒り顔で言ってくる。

「そもそも、猫の遺棄は犯罪ですよ」と言っても、なかなか納得がいかない感じで・・。

しばらく、言いやっていると、猫がオバサンの顔を悲し気に見つめだし、ゆっくりとオバサンの車の中に入って行った。

それを見たオバサンは、猫がオバサンの家で暮らしたいのだと感じたのか、無言で猫を持ち帰ってくれました。

それから、3年ぐらいたったころかな、とっぜん　あのオバサンがやってきて、「あの時の猫は、私の家で元気で暮らしています」と‼

「あの時は、ありがとうございました」と手渡されたのが一枚の絵ハガキ。

そこには、「頑張っている人に感謝の言葉を伝えたい」と書いていました。

猫君、本当に良い家に飼ってもらって良かったね。