“問題児”とされてしまう子、うまく自分を表現できずにいる子を支援したい

　学習支援スタッフの思いを伝えるシリーズ、第2弾です。

　私は、元々教師になることが小学生の頃からの夢でした。大学時代は教育学について大学で学びながら、公立の小学校で約2年間ボランティア活動をしていました。

　ボランティアの中で私は、授業中に教室から抜け出してしまう・授業中大声を出してしまうといった子どもたちを見守る役割をしていました。

　一見、そういった子たちは「授業に参加したくないからふざけてる」「学校に遊びに来ている」としか見えないかもしれません。ですが、そういった子どもたちの背景に、ネグレクト、愛情不足、一般的に生活していれば身についていそうな知識の不足、親の厳しさや強制力、学習障害（LD）、自己肯定感の低さ等があることが、教職員の方々や子どもたちの声からわかってきました。

　「構ってほしいから、先生に怒られることをすることで構ってもらえるようにしている」
　「親が厳しいから、学校でしかリフレッシュができない」
　「今までの学習で挫折したところがあって、諦めてしまっている」
　「親に勉強なんてしなくていいと言われている」

　こういった背景が子どもたちそれぞれの中にあると知りました。
　

　私はボランティアを通して、こうした背景を抱えて、通常学級で”問題児”と分類されてしまうような子どもたち、うまく自分を表現できずにいる子どもたちの支援をしたいと考えるようになりました。ただ、そういった子たちと対面で接していくのみでは、支援できる子の人数に限界があります。

　そこで、直接だけでなく遠隔でも、困難を抱える子どもたちに支援したいと考え、3keysに入職しました。

～第2回に続きます～