
支援総額
目標金額 1,300,000円
- 支援者
- 171人
- 募集終了日
- 2021年7月10日
安田文吉先生から〜まってました! みちのく女歌舞伎評伝〜
本書は、かつて岩手県陸前高田市に生まれ、一世を風靡(ふうび)した女歌舞伎役者「浅尾左朝次」の足跡を丹念に追求した労作である。
陸奥(みちのく)は芸能の宝庫と言われる。芭蕉の「奥の細道」の「塩竃(しおがま)」の条に「塩がまの浦に入相のかねを聞く……其の夜目盲法師の琵琶をならして、奥浄瑠璃と云うものを語る」とあり、また瞽女(ごぜ)も太棹(ふとざお)三味線で瞽女唄を唄い、幕末から明治にかけては、名人初代常磐津林中(ときわずりんちゅう)がしばしば盛岡で常磐津を語って大人気を博している。
さらに地芝居は、「全国地芝居連絡協議会」編の「全国地芝居(農村歌舞伎)一覧」に拠れば、青森の「福浦歌舞伎」、岩手の「倉沢人形歌舞伎」、山形の「黒森歌舞伎」「山五十川(やまいらがわ)歌舞伎」、福島の「檜枝岐(ひのえまた)歌舞伎」「田島祇園祭屋体歌舞伎」、茨城の「西塩子(にししおご)歌舞伎」などがよく知られており、芸能文化盛んな地である。
浅尾左朝次は地芝居の役者ではない。いわゆるプロの地役者である。地役者とは、中・小芝居や大歌舞伎の一座が巡ってきたとき、その役者に交じって出演したり、その地域で一座を組んで芝居を興行したりしていた人たちのこと。本書は、この左朝次を中心に、当時一時代を築いた女歌舞伎の盛衰を様々な資料を綿密に調査してあぶり出した、女地役者の波瀾の生涯の記録である。
筆者が本書を著すきっかけとなったのは、1994(平成6)年に陸前高田市の地芝居が途絶えたことだった。その歴史を書き残すために始めた取材過程で、地芝居一座を率いた浅尾左朝次という女歌舞伎役者と出会い、大きな衝撃を受ける。
女歌舞伎一座は、明治以後、東京や名古屋など各地で起こったが、本来歌舞伎は男だけで演じるものだったので、筆者にとって、この女歌舞伎の存在は驚きだったようだ。
本書は、単なる一地方の芸能記録ではなく、芸能史上、空白であった陸奥の、幕末から昭和に至るまで続いた地芝居や歌舞伎の活躍実態を描いている。筆者の、余す所のない、読者を納得させ、感動させる筆致は脱帽に値する。「資料編」も是非。
大出来! 大評判! 大當り!
安田文吉 東海学園大学客員教授・南山大学名誉教授
リターン
2,000円
お気持ちコース
■サンクスレター
■本1冊お届けします
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年9月
3,000円
本と名入れのコース
■サンクスレター
■本1冊お届けします
■名入れ:本の巻末に支援者としてお名前を入れさせていただきます(お申し込みの際に名入れの「有無」を選んでいただきます)
- 申込数
- 36
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
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