自爆テロリストになる前に。ソマリア人ギャングの社会復帰支援
自爆テロリストになる前に。ソマリア人ギャングの社会復帰支援

支援総額

1,331,000

目標金額 1,300,000円

支援者
94人
募集終了日
2016年6月29日

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2016年05月13日 22:05

【ソマリア人ギャングとは?彼らの素顔に迫る!】

プロジェクトも4日目を迎え、27名の方に約42万円ものご支援をいただきました。

誠にありがとうございます。

 

日本で暮らす私たちにはあまり馴染みのない存在である「ギャング」。

そこで、彼らについて皆様に少しでもご理解していただけるよう、ある一人のソマリア人ギャングについて紹介をしたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

今回は現在16歳のブルブル君へのインタビューをQ&Aの形式で取り上げます。

本インタビューはプロジェクトに2度目の参加となり、「スタッフ」として参加したブルブル君に協力してもらいました。

 

(現在ギャンググループ「Calif Massive」に所属しているブルブル君)

 

Q1:あなたの生い立ちを教えてください。

A1:

僕の名前はブルブル。ソマリアで生まれて、まだ幼いころにイスリーに移住してきた。今、高校には通っているんだ。でも、両親は離婚してしまって、老いた母親を助けるためにはお金や生活物資が必要で、それを僕が何とかする必要があったんだ。それで生計を立てるために仕方なくギャンググループに入ってしまったんだ。

 

Q2:ギャンググループに入ってしまったのは生計を立てる手段としてだったのか。他に選択肢はなかったの?

A2:

仕事に就こうとしたこともあるけど、ソマリア人であることでナイロビではなかなか雇ってくれないし、まだ16歳だから年齢的にもなかなか受け入れてくれなくて…。友達がギャンググループに入ってて、仲間が盗ってきた服とか電気製品が手に入るよと勧められて最終的に僕もグループに入ったんだ。薬物もそこで手にしちゃってね。でも、窃盗だとか薬物っていうのがダメなことだっていうのはわかっている。ギャングでいることで生活を成り立たせている今の状況を変えないといけないとは強く思っているよ。

 

Q3:初めて会った時、いろいろと不満を述べていたけど、社会をどういう風に見ていたんだっけ?

A3:

基本的に不満ばっかり抱いてたよ。母親は、難民状態でケニアに入国して、生計を立てようとナイロビに来て頑張ったけど、やっぱりケニア人社会においてソマリア人に対して良い職なんて見つかりはしなかった。ソマリア人に対しては「ケニア人ID(市民証のようなもの)」が発行されないから、最低限受けられる社会サービスにも差が出てくるんだ。

僕も母親を救うために頑張ろうとしても、社会は拒否するばかりだったし、ギャングになったら今度は「テロリストだ」と後ろ指を指されるし…。悪いのは彼らだって決めつけていたよ。もちろん君たちにそれが間違ってる考え方だと教わったけどね。今は僕ら自身がまずは変わらないといけないって気付いたからね。

 

(プロジェクト中、自身の問題を話し合うブルブル君(写真左))

 

Q4:ブルブル君は今どんな生活を送っているの?

A4:

最近は高校がある日はしっかり通っているよ!以前は休みがちだったけど、最近は頑張って通うようになったんだ!でも、ギャング仲間と薬物を吸ってしまうから授業に集中はできないし、勉強もままならないところは変わっていないんだよね…(笑)。

 

Q5:現状の解決のために、今は何が必要だと考えてる?

A5:

まずは自分の行動を変えることかなと思うようになったよ。薬物を噛んで、学校にも行かないでいたら、誰も助けてくれないよね。まずは社会から自分がちゃんと見てもらえるように、できることから取り組んでいこうと思ったよ。だからさっきも言ったけど、学校にちゃんと行くことから始めたんだ。あとは自分から社会に対してもっと働きかけてみるよ。自分が社会で頑張っていきたい意思を伝えるからはじめたいと思ったから、ドキュメンタリー動画の作成は楽しみなんだ!

(※現在、ギャングたちは社会からソマリア人ギャングへの差別を軽減し、正しい理解を促すドキュメンタリー動画の作成を試みている。)

 

(表彰式にて修了証を受け取り喜ぶブルブル君)

 

Q6:「Movement with Gangsters」に参加してみて、どうだった?

A6:

まさか、遠く離れた日本に僕たちの社会復帰を真剣に考えてくれる人たちがいるなんて全く想像していなかったよ。僕はこのプロジェクトには2回参加したけど、参加する前と後では未来に対する希望は大きく変わったね。社会に対して何もできない、救われないんだって思いが以前は強かったけど、日本人が、社会に対して積極的に行動を起こす“Take Action”の重要性を知ったし、何より日本人が僕たちギャングを温かく、真剣に受け入れてくれたことですごく前向きになれた。この活動に心を動かされたのは僕だけじゃない。参加した仲間もみんな同じだよ!

 

Q7:ブルブル君の将来の夢はなんですか。

A7:

自分は、機械の修理工になりたいんだ。僕の住むイスリー地区では中古の電気製品を使う人が多いから、よく故障を起こすんだ。冷蔵庫にエアコン、電話、パソコンとかね。だから、みんなに必要とされる修理工になって社会に貢献できればいいなって夢を抱くようになったよ!

 

 

ソマリア人の若者がギャングになってしまう背景には、日本に住む我々が想像もできないような複雑で深刻な理由があります。そんな彼らの状況を理解し、「テロリストではない未来」を共に作り上げていく。今後とも当機構は、彼らの将来を希望に満ち溢れたものにするため、ギャング一人ひとりと向き合っていきたいと思います。

 

今後も、皆様ご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

リターン

1,000


学生向け!気軽に支援コース

学生向け!気軽に支援コース

・サンクスレター

申込数
121
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年7月

10,000


活動報告書&報告会へのご招待

活動報告書&報告会へのご招待

・サンクスレター
・現地渡航活動報告書
※画像は過去渡航回のものです。
・現地渡航活動報告会無料ご招待(2017年11月開催予定)

申込数
53
在庫数
17
発送完了予定月
2016年10月

1,000


学生向け!気軽に支援コース

学生向け!気軽に支援コース

・サンクスレター

申込数
121
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年7月

10,000


活動報告書&報告会へのご招待

活動報告書&報告会へのご招待

・サンクスレター
・現地渡航活動報告書
※画像は過去渡航回のものです。
・現地渡航活動報告会無料ご招待(2017年11月開催予定)

申込数
53
在庫数
17
発送完了予定月
2016年10月
1 ~ 1/ 10


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