
支援総額
目標金額 1,300,000円
- 支援者
- 94人
- 募集終了日
- 2016年6月29日
【告知:『現地渡航活動報告会』開催決定!】
皆さんこんにちは。日本ソマリア青年機構副代表の菅沼亮太と申します。
私はこの春アフリカに渡航し、ソマリア人ギャングの社会復帰支援プロジェクトを実施してきました。そして本渡航活動についての報告会を5月21日(土)に実施することが決定いたしました!

日時:2016年5月21日(土)
時間:18:30~20:30(会場18:15)
場所:四谷地域センター12階多目的ルーム
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分
申し込み:下記のフォームに必要事項をご記入の上お送り下さい。
http://goo.gl/forms/EpqC7ZrzvQ
当日は、私を含め渡航者から、本渡航活動で実施したソマリア人ギャングの社会復帰支援プロジェクトについて、ギャングの生の声を交えながらお話させていただきます。それに先立ちまして、本日はこの場をお借りして私と一人のギャングの体験をお話ししたいと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
今回は、私にとって実に1年ぶりとなる現地渡航活動でした。そして前回同様、ソマリア人ギャングの社会復帰支援プロジェクトを実施し、ソマリア人ユースギャングと対面してきました。そのとき、2度彼らに対面した者としてあることを感じました。それは、彼らは非常に「脆い」ということです。
私は今回のプロジェクト参加が1年ぶりであったため、1年前に参加したギャングたちとの再会をとても楽しみにしていました。特に今回再会を待ち望んでいたのが、「アブディザキ」という一人のギャング。1年前の当時18歳だった彼は、非常にあどけなさの残る幼顔で、ディスカッションの際はシャイな対応をしながらもギャングを取り巻く問題について真剣に議論し、社会貢献活動ではぎこちないながらもしっかりとアクションしていたことを、私はしっかりと覚えていました。

(1年前のアブディザキ。「社会貢献活動」にて、自分たちが社会に復帰していくことは地域の治安が改善することに繋がるため、社会復帰に必要なスキルの獲得を目指す「スキルトレーニング講座」の設置に協力してほしいと現地NGOの職員に訴えかけていた。)
今回も、彼はプロジェクトに参加してくれました。会場に入るやいなやまず真っ先に僕に挨拶を交わしに近づいてきました。しかし、握手を交わした瞬間、どこか彼の様子がおかしいことに気がつきました。肌は荒れ、目はうつろで、私に向かって懸命に話し掛けてくるのだが正直何を言っているのか話している内容を理解することができない。それに態度や振る舞いもどこか乱暴で横柄になったようにも感じるのです。嫌な予感がし、彼と親しい別のギャングに彼の最近の様子を聞くと、次のような言葉が返ってきました。「あいつは最近、両親と連絡が取れなくなって、唯一の生きるつてをなくしてしまった。そして、ヤクに溺れちまったのさ」と。私の予感は的中しました。彼は変わってしまったのです。もう、あのあどけない青年は、わずか1年という時間の中で脆くも崩れようとしていたのです。
(うつろな目で、今回のプロジェクトに参加するアブディザキ)
しかし同時に、こうも感じました。彼はプロジェクトに来ているし、社会へ復帰したいとも考えている。私たちが彼らを今ここで見捨てたら、どうなってしまうのだろうか、と。社会から疎外され、嫌われ、家族もなくし受け入れてくれる存在はありません。そのような社会に対して激しい憎悪を持ったその果ては、プロジェクト名にある通り、自爆テロリストになり、その命をソマリア終えてしまうかもしれないのです。
私たちは、彼がたとえ道を踏み外してしまったとしても「仲間」として共に困難を乗り越えこれからを生きて行く。そう思った僕はプロジェクトでのディスカッション内外問わず、彼と様々なことを話しました。自身の現状、そうなってしまった原因、将来の夢。なんでも気兼ねなく話すその私の態度から、時には金銭やモノを個人的に要求されることもあったが、はっきりと断りました。というのも、私たちは彼らに対して一方的な支援をしに来たわけではないのです。同世代として、同じユースとして、共にお互いの可能性を確認しあい社会に対して行動する。そして困難なこともあるかもしれないがいずれは社会を変革していけるような存在になれるよう、お互い頑張ろう。そのことを彼に何度も伝え、最後にはその意思を互いに確認しあい別れの挨拶をしました。そして彼は今、社会へ復帰するための第一歩としてスキルトレーニングに通おうとしています。
(プロジェクト最終日、修了証と共に記念撮影をした様子。)
ユースギャングたちには、一人ひとりストーリーがあります。2回ほどプロジェクトに参加し、社会復帰の意思を固めて新しい生活をスタートする者もいれば、アブディザキのように日々悩み苦しみ、葛藤を続け少しずつ社会復帰への歩みを進めていくギャングもいます。しかし彼らに共通しているのは、その若さ、また置かれている状況ゆえに非常に「脆い」ということです。彼らを放っておけば、一人、また一人と道を踏み外し、社会から見捨てられてしまう可能性を持ちます。そして、いずれソマリアで自爆テロリストとしてその命を終えてしまうかもしれないのです。だからこそ今、同世代である私たちが、仲間として寄り添う必要があるのです。
(プロジェクト終了後、参加したギャングたちと記念撮影をする様子。)
私たちが今すべきこと、私たちにしかできないこと、それを今春の現地渡航活動では行ってきました。報告会ではその全てを、私たち渡航者自身の言葉で皆様にお伝えします。
どうぞ奮って、ご参加下さい。皆様にお会いできるのをメンバー一同楽しみにお待ちしております!
お申し込みはこちら↓
リターン
1,000円

学生向け!気軽に支援コース
・サンクスレター
- 申込数
- 121
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年7月
10,000円

活動報告書&報告会へのご招待
・サンクスレター
・現地渡航活動報告書
※画像は過去渡航回のものです。
・現地渡航活動報告会無料ご招待(2017年11月開催予定)
- 申込数
- 53
- 在庫数
- 17
- 発送完了予定月
- 2016年10月
1,000円

学生向け!気軽に支援コース
・サンクスレター
- 申込数
- 121
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年7月
10,000円

活動報告書&報告会へのご招待
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・現地渡航活動報告書
※画像は過去渡航回のものです。
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