【CACI物語：シェルターでの取り組み】

 

保護施設における犬の管理(接し方、トレーニング等)は統一されているか？

それはシェルターの永遠のテーマでもあります。

その難しさは、一言では語れません。

 

ボランティアスタッフの参加動機、意識、意欲も様々です。

そのような中で問題を抱えている犬たちの世話は、簡単なことではありません。

接し方を間違えれば、咬まれる(咬ませる)ことに繋がり、吠えに繋がることもあります。

今まで吠えなかった犬が吠え出す、怯える、動かなくなる等

小さな問題だった事が大きくなってしまうこともあるのです。

 

 

CACIでは定期的に勉強会を実施しています。

CACIボランティアスタッフのための勉強会、参加は自由です。

 

 

シェルターでの管理を統一できるように

ドッグトレーナー、典子先生が講義を行います。

 

 

シェルターの壁は大きなスクリーンに早変わり。

具体的で詳細な説明をスライドを参照しながら体系的に学びます。

 

同じ犬に接していても、その犬の捉え方は人様々です。

ケージ管理は可哀想と言う人もいれば、犬が訴えていることを感じ取れない人もいます。

犬を学ぶために、先ずは、スタッフの役割認識、そしてトレーニングにも様々な方法があるということ、

今のシェルターのスタイルに至った経緯を理解することで

自分が取るべき行動や考え方を再認識できます。

シェルター内業務のひとつひとつの意味を理解することは、とても重要なことなのです。

 

 

勉強会のラストは、個々の抱える問題や悩み等を話し合い、どんなことでも

仲間同士共有するコミュニケーションの場ともなっています。

仲間との交流は何よりも欠かせない、とても大切な時間です。

そしてシェルター運営には欠かせないことなのです。

 

日本におけるシェルターのあり方について思うことは多々あります。

犬の保護には、ストレスや不安がつきものです。

いかに保護された犬のストレスを減らし、心身ともに安心した保護生活を送らせることができるか、

常に向き合い、真摯に取り組みたいと私たちは考えています。

 

日本も欧米のように行政が食事、医療、トレーニング等を管理する保護施設を運営すれば、民間ボランティアの資金不足や詰め込み保護が減り、ボランティア崩壊を招くこともなくなるのです。

 

そんな日が来るように願いながら、

今は自分達の保護施設をしっかりと管理し

ステップアップしていけるように努力しています。

 

CACIでは、常時ボランティアスタッフを募集しています。

お気軽にお問合せください。

https://centro387.sakura.ne.jp/Volunteer/volappl.html