保護猫と障がい者が一緒に暮らせるグループホームの存続を助けて!

保護猫と障がい者が一緒に暮らせるグループホームの存続を助けて!

支援総額

737,000

目標金額 500,000円

支援者
87人
募集終了日
2022年2月28日

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プロジェクト本文

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ネクストゴールの設定について

 

1.まずもってこれまでにお寄せいただいたご支援に深く感謝申し上げます。プロジェクト開始に際しては、いったいどうなる事かと心配ばかりでしたが、目標達成できた今はとにかく感謝と、安堵と、それからチャレンジして良かったとの満足の思いでいっぱいです。2.新しく設定する金額 ネクストゴールとして70万を設定いたします。これは、初めの第一目標で集まった金額も合わせた総額になります。

ネクストゴール:20万円(第一目標とあわせて70万円)

ネクストゴールの資金使途:第一目標には算入していなかった従業員の給与・人件費(1カ月分に相当)

 

3.ネクストゴールの目的と使途を書かせていただきます。私にはこのグループホーム事業をともに進めてきた妻がありまして、従業員としてこれまで総務と経理の両業務、さらには猫の健康等管理を一手に担ってきました。この大事な妻が激務と過労と経済的な困窮による心労で倒れてしまいました。一昨日の事です。妻はグループホームの世話人も兼務しているのですが、今朝の業務は急遽他のスタッフに交代をお願いし、今日は病院へ連れて行く準備をしているところです。恥ずかしい話ですが、事業を立ち上げた私にしても、妻にしても、昨年8月のグループホームのオープン以来、いまだ一円なりとも収入がありません。コロナによって予想を遥かに下回る入居実態のため、他のスタッフの人件費や賃貸家賃、備品や消耗品購入費だけで精いっぱいなのが実情で、私はもとより、妻の従業員として給与にまではとうてい回りません。私は霞を喰らい石に齧り付いてでも耐えますが、同じ事を妻に背負わせるのは酷です。そこで恥ずかしながら、ネクストゴールとして、あと20万を上乗せいたします。この額が集まれば、妻に給与を一月分なりとも払う事ができます。よって新たに設定する金額の使途は、未払い賃金の支給とさせていただきます。4.仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合、ご支援いただいた資金で実施できる範囲にて、実施はさせていただく予定です。

 

 

▼自己紹介

 初めまして、「合同会社ブドリの町から」代表の菅原(稲員)邦久です。

 函館生まれ、福岡育ちの私は、東北女性との結婚後に念願だった酪農の道を進むため北海道へ移住し、旭川近郊の大規模牧場で働いたり、酪農の後継者を目指して新規就農研修を受けたりして暮らしていました。しかしパートナーの難病の罹患が原因で酪農家となる道は絶たれてしまい、その後は札幌で福祉事業所であるグループホームのスタッフの一人として働いていました。

 2011年、東日本大震災の報に接し、妻のご実家をはじめ、これまでお世話になってきた岩手の方々の助けにと、車にテントや寝袋、炊事道具等を詰め込み、岩手に駆けつけて4月20日から災害ボランティアとして「遠野まごころネット」の活動に参加し、その後遠野を離れて以降も岩手各地だけでなく宮城・福島でも復興支援に携わり、東北各地の現状に触れてきました。初めは1年2年のつもりが、いつのまにか5年6年と過ごすうちに、北海道に戻りたい気持ちは失せない半面、このまま東北の方々のために役に立ちたいとの思いも強くなっていきました。

東北も仙台近辺以外は、北海道同様に過疎化高齢化が進んでいます。人口的にも高齢化率が30%以上(出典:国土交通省「東北圏の概」)となり、除雪等日常生活にも支障が生じる事も見受けられます。

この東北に腰を落ち着け末永くこの地の人々のために働きながら暮らしていこうとの気持ちを抱くようになったのは、あまりにも長くこの地を貶めてきた理不尽な歴史に、私自身の記憶が意識下に共鳴したからかも知れません。

私が育った地として強烈な記憶となっているのは、九州の閉山した炭鉱町でした。会社の意のままに働かされ、時代の流れの中で閉山となった後は放り出され、朽ちてゆくだけの炭住のほかに居場所もない人々がそこで暮らしていました。

福岡市が人口100万に手が届こうとし、九州一の大都市となっていくそのような時代に小中高と過ごしましたが、変わりゆく街のきれいな装いの裏にある人々の塗炭の苦しみの歴史も知りました。

苦学生だった私自身、工事現場や港でアルバイトする中で、大都市の裏路地で路上生活する人々が、ある人は炭鉱で、ある人は工事現場で働いていた労働者であって、しかし高齢やケガ、病気、そのほかの様々な事情で働けなくなった姿だと知り、いわゆるホームレス支援活動に次第に関わるようになりました。

またこの頃、九州では水俣病の記憶も新しく、特に水俣病を告発した宇井純氏の姿勢が当時学究の徒であった私に衝撃を与えました。私もいつしか、踏みにじる側よりも踏みにじられる人々に寄り添う側になったのも自然だったのでしょう。

その後結婚し子供ができ、転機が訪れます。身の回りの子供たちが夏休みに、涼しいコンビニで漫画の立ち読みをして過ごすと我が子らから聞いたことが、いつの日かと願っていた北海道移住が現実となる契機になりました。北海道暮らしでは、流れ者同然の私たち一家にもかかわらず旭川のアイヌコタンの方々にたいそう親しくしていただき、今でも思い返すと心温まる思い出ばかりです。

この国の先住民であるアイヌ民族と東北の地が一方ならぬつながりがあることを知り(出典:公益社団法人北海道アイヌ協会HP)、我が子らの片方のルーツに思いをはせたものですが、今こうして東北の地で暮らしているのも縁あってのことでしょう。

昔語りが長くなりましたが、自ら福祉の事業所を作るに至った動機のひとつとご理解くだされば幸いです。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

東北・岩手で暮らすことになった私は、震災前のように福祉に携わりたい希望がありました。

精神、または知的障がいをお持ちの方が安心して暮らせる場所として障がい者グループホームという障がい福祉サービス事業所がありますが、そのグループホームで同時に保護動物を迎え一緒に暮らすというスタイルは東京に本社を置く株式会社アニスピホールディングスさんのアイデアでした。もともと動物好きだった私にはこれは理想的と感じられました。

そこでまず保護猫を迎え入れるグループホームを想定しました。猫と暮らすことで障がいを持つ入居者には様々な好影響が期待できますし、共同生活をするグループホームは複数の人間がいるので保護猫の世話をするにも最適です。

さっそくアニスピホールディングスさんと連絡を取り、岩手の地にペット共生型障がい者グループホームを立ち上げるために、初めはたったひとりで準備に取り掛かりました。2020年の11月の事でした。

それからは、まずはグループホームに適した建物を探すことから始めて、不動産屋さんや大家さんとの交渉、金融機関への融資申請、物件の賃貸契約、内装や間取りのリフォーム工事、スタッフの募集、消防手続き、設備や備品の購入と配置、そして障がい福祉サービス事業所としての指定申請・・・と、ここまで休む間もなく走り抜けた感があります。その間に協力者も増え、心強い仲間も出来ました。

奮闘の甲斐あってようやく2021年8月に、ここ岩手県一関市の地に障がい者グループホーム「にゃおん一関」を開所できました。当初予定の時期よりはやや遅れはしましたが、障がいを持つ当事者とそのご家族が心から安心して入所できるグループホームを作りたいとの素朴な願いがようやく形になりました。そして待ちに待った保護猫の未来ちゃんと遊ちゃんがやってきました。

しかし喜びもつかの間、私たちの希望の詰まったグループホームは、世界中をパンデミックに巻き込んだコロナ禍の直撃を受けることになるのです。

様々な社会活動の自粛を強いるコロナ禍の影響で、従来なら病院から退院してグループホームに入る人の動きや、グループホームを見学に来る人たちの動きが完全に阻害されてしまいました。当初の、開所後6ヶ月で満室になる予測を裏切り、空き部屋がなかなか解消しません。しかし毎月、当たり前な事に賃貸家賃や様々な必要経費が出ていきますので赤字が続いています。開所して満室になるまでは赤字が続くのは想定内でしたが、赤字期間が半年を超えることになるとは予想していませんでした。

とにかく入居者さんが増えてほしいのですが、入居の希望の話があっても、コロナが落ち着いたら見学に行きますとか、もう少し先になってからとか、そんなケースがほとんどです。どこの福祉施設もコロナの影響を大なり小なり受けているようですが、私の所は開所間もない時だったため特にダメージが極大です。

年が明け2022年になりましたが、第5波が沈静化してようやく人の動きが戻るかという期待もむなしく、オミクロン株の第6波がこれまでにない勢いで急速に拡大しているのはご存じの通り。運営状況を示すカラータイマーは激しく点滅しています。

▼プロジェクトの内容

上記のように、コロナ禍の影響で人流が阻害され、同時に厳寒の時期でもあり、入居希望者の見学や体験入居等の動きが見られません。空き部屋も早々に埋まる状況にはありません。コロナ対策の補助金等で使えるものは使わせていただいていますが、現実に毎月の必要経費が重く経営を圧迫しています。このままではじきに運営がたちいかなくなるおそれがあります。

しかしここまで準備してようやく船出した理想のグループホームにはすでに入居者さんと保護猫たちが暮らしています。今、この船を難破させるわけにはいきません。たとえ波間に漂ってしまっても沈みさえせずに持ちこたえていれば、そのうち良い風も吹いてくることでしょう。

とにかく、せっかく立ち上げた福祉事業所を潰すわけにはいきません。現在、コロナ対策の追加融資の手続きを進めています。交付の決定は出ましたが、実際の振り込みまでにはまだまだ時間が必要です。そこで、つなぎのための資金をクラウドファンディングで募集します。

家賃、水光熱費、諸経費、人件費等で毎月相当の必要経費が出ていきます。これの一部に充てるために、まずは2月末日までの期間で、50万を集めるプロジェクトを立案します。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

50万のうちの約10万は、このクラファンの経費として必要になります。残りの40万があれば、追加融資の交付までつなげることが出来ます。その間に空き部屋解消を目標に情報発信に努めます。3月になれば東北の冬も緩み、同時に人の動きもみられるようになるでしょう。

5月半ばまでの満室を目指します。満室になればもちろん運営は安泰になります。融資の返済はかかってきますが、時間を掛ければ返済は十分可能です。この状態まで辿り着くことが最終目標になります。

プロジェクト実行責任者:
菅原(稲員)邦久(ブドリの町から)
プロジェクト実施完了日:
2022年2月28日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

当グループホームの運営資金とさせていただきます。具体的には、賃貸料、人件費、物品購入費に充てさせていただきます。

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