自分との闘い

こんにちは、sweet factoryスタッフの瀬戸山です。

この企画にご賛同頂いた皆様、誠にありがとうございます！！

 

これを書いている今、まさに「継承～the succession～」の稽古真っ最中なのですが難しいセリフ回しやアクションの数々を必死で稽古する真摯な姿に、日々学ぶことばかりです。

昨年この公演を行うとき、「本当に出来るの？」というお言葉があった、と書かせて頂いたのですがその理由の一つに【台詞の難しさ】があります。

1800年代の中国の物語なので、劇中にこんな台詞がたくさん出てきます。

「打たれることを恐れて、かわす動きがいちいち大きくなっているわ。打たれる覚悟があってこそ、かわす動きが最小限に、そして反撃の糸口に変化するものよ」

そこそこの長台詞の上に日常で使わない言葉が入ってくることで難しさが増しますし、感情の乗せ方も難しくなってくるので皆本当に苦労しているのですが、

誰も、一度も「いやだ」とか「辞めたい」と口にしません。

「継承」の舞台に立てるのが嬉しいから、自分に負けたくないから。

ただひたすら稽古を重ねるのみ。

 

この舞台の魅力は、「登場人物たちが頑張って頑張って頑張りぬいて、そして大団円を迎えたときにくる『感動』」と、多くの方が仰って下さったのですが

それは普段の稽古を頑張って頑張って頑張りぬく彼らの姿がそのままステージにあがっているから、より多くの感動を与えるのではないかと思います。

 

こうした「共に同じ目標に向かえる場所」を継続して創り続けていくためにも、引き続き、皆様からのご支援を頂けますと幸いです。