投薬の過程①　2月の投薬記録

治療薬AによるFIP治療の大きなハードルの一つである、継続した投薬。

 

ご存知の方は多いかと思いますが、猫はよほど具合が悪くない限り、検査や投薬時にはおそろしいほどの抵抗力を発揮します。

 

治療薬Aは1、2回の投薬で「治ったんじゃないか？」と思うような回復を見せるケースが多々あるといいます。

実際にヂュンペイも、初回投薬の翌日にはかなりの元気を見せました。

大変喜ばしいことである半面、これは元気な猫に投薬しなければならないという別の衝撃が与えらえれます。

 

治療薬Aは体重によって細かく投与量が決まっていて、1回の投薬が3錠、4錠となることも当たり前であり、すべての錠剤をなるべく短時間で飲ませなければなりません。

 

下に、2月の投薬記録をお示しします。

 

意外にも最初の頃はうまくいっています。

これは私がうまくできているのではなく、ヂュンペイがまだ本調子ではなく、口元をつかまれたら素直に口を開けていたためでした。

しかし、投薬が10日を超え、かなりの元気を取り戻したころ、投薬を急激に拒否するようになっていきました。

 

12日目（2/25）の「×」はすべての投薬に1時間近くかかってしまったこと。

なかなか口を開けてくれないので、最後の手段としてペースト状の猫おやつをつけての投薬を試みたものの、なかなかうまくいかず、最後の錠剤はおやつの水分を吸って、かなりぐちゃぐちゃになっていました。

（そのため、口の横から押し込みました）

 

その後はまた順調に投薬ができているのですが、3月に入ってからはお互いに大泣きしながらの投薬が続きました。