盲導犬の引退(2024/04/08）

　先週の週末、当協会で盲導犬の引退式を行いました。当協会では、盲導犬が10歳を迎えた年に引退させる規則を設け、まだまだ元気なうちに引退犬ボランティアの新しいご家族に迎え入れてもらいます。そしてユーザーは、次の盲導犬となる候補犬との共同訓練に入り、訓練終了後に、その新しい盲導犬との生活と歩行が始まります。

　引退式に際し、これまで一緒に歩き、生活を共にした盲導犬との別れはユーザーにとってとても寂しいものですが、ユーザーも引退する犬もお互い新たなステージにチャレンジしていくとの前向きな姿勢に、我々スタッフはいつも心を動かされます。

　今回の引退式でユーザーから「通勤やお出かけのサポートをしてくれ、この子がいたから安心して歩くことができました。」とのお言葉をいただき、私たちスタッフ一同も、ユーザーと盲導犬に感謝の言葉をお伝えました。

　皆様には引き続き、当協会の盲導犬育成のためのサポート、どうぞよろしくお願いいたします。

　写真は、枝垂桜が咲き始めた当協会の庭で撮影した引退犬です。