応援メッセージ（16）元主権者教育アドバイザー　原田謙介さん

地域や社会を自分事して捉え、行動していく人を「主権者」と呼びます。

私は、一人一人が主権者意識をもち、行政・政治側が主権者の声を受け止める社会を作るため活動を行ってきました。

政治は「学ぶ」だけではなく「参画する」ものでもある。
社会は１人で作るものではないけど、「１人の声から動くもの」です。

当事者としての「スケボーパークがあったほうが良い」という想いから起こった動きは何よりも尊いものです。
その想いをもとに、行政や地域など様々なステークホルダー（利害関係者）と対話を続け、開設間近まで迫っている現状は本当にすごいことです。

行政からではなく、市民・当事者の思いから街が新しくなっていき、街全体のポテンシャルが高まります。また、何であっても作って終わりではなく、作ることがスタートです。

公共施設を作る際に、ワークショップなどを行い住民の意見を聞く取り組みは多くあります。
しかし、その住民ですら、その公共施設の利用をあまりしないこともあります。
それとは違い、このスケボーパークは当事者として、開設されたあともASKの皆さん中心に多くのみなさんが関わり続けて、より良いものに変わり続けるのだろうと思います。

若者の感覚は時代の最先端であり、未来への大きな力です。
そして、その感覚・力を地域・行政が正面から受け止めて起こった流れが更に大きなうねりになっていくはず。

NPO法人ASKの皆さんの取り組みを全力で応援します！ みなさんも一緒に応援しましょう。
そして、「尼崎のあのスケボーパーク、私たちで作ったんだよ。」とみんなで言い合いましょう！！


元総務省主権者教育アドバイザー
原田 謙介