プロジェクト完結に向けての決意とお願いです

このプロジェクトをご支援くださっている皆様、本当にありがとうございます。

 

公開から10日という短期間で、当初の目標を達成できたことは、本当に嬉しい出来事でした。そして現在も、目標金額を超えて、どんどんご支援をいただいていることも、更なる喜びとなっています。ご支援いただいたお一人お一人に、改めて心からお礼申し上げます。

 

プロジェクトの完結日（1/20）までにまだ1ヶ月を残しておりますが、このプロジェクトへの挑戦に関する情報拡散が、そのまま多くの方への疾患認知に繋がっていくということをしっかりわきまえて、さらに多方面の方々にこの活動をお知らせしていきたいと思っております。皆様にも、SNSなどを通じて更なる拡散にご協力をいただけましたら大変ありがたく存じます。

 

 

それから、今回ご支援いただいた目標額を超える部分の支援資金の使途について、今の思いを伝えさせていただきたいと思います。

 

目標額120万円の使途として、印刷費用90万円、広告製作費・経費30万円、という内容をお示ししていますが、それを超える資金については、

　　1）本書の宣伝PRの費用に充てる

　　2）増刷時の印刷費用に充てる

　　3）英語版の要旨集を作成する

　　4）本書の改訂版の製作費に回す

　　5）次の難病の本の製作費に回す

などの使い方を検討しています。

 

◇1）　本書の宣伝PRの費用に充てる

本書を作るだけがゴールではなく、多く人（特に医師）にこの病気を知ってもらい買って読んでいただかねばなりません。そのためには、より多くの広告宣伝、PRが必要となるため、その費用に充てたいと思います。例えば、関連の学会の会員向け機関誌に広告を打つ、業界誌に書評掲載を依頼する、など。さらに見本書を医師会や薬剤師会などに贈呈するために少し多めに印刷するなど、です。

 

◇2）　増刷時の印刷費用に充てる

初版の500冊が売り切れたら増刷をせねばなりません。その一部に充てさせていただきたいと思っています。

 

◇3）　英語版の要旨集を作成する

世界的にも、この疾患に関する専門書は、まだ本書しかないはずです。なので、海外の医師にも本書を知ってもらい読んでいただく必要があります。そのために、本書の各論文のabstract（要旨）だけを英語版PDFとしてまとめ、CDCNのwebサイトなどを通じて公開してもらい、本書の多言語での翻訳出版につなげていければと考えています。この英語版要旨集の作成費用に充てたいと思います。

 

◇4）　本書の改訂版の製作費に回す

医学の進歩は日進月歩なので、本書の内容にも随時新しい知見を反映する必要があり、当然、改訂をしていかねばなりません。診断基準の改訂や新しい治療法・治療薬の登場などは本書改訂の重要なタイミングになります。その改訂版の制作費用の一部に充てたいと思います。

 

◇5）　次の難病の本の製作費に回す

難病医療の現状を変えていくために本書が企画された経緯は、このプロジェクトの背骨の部分としてお伝えしております。キャッスルマン病、TAFRO症候群だけではなく、次の難病の本を出版するための制作費用の一部に充てたいと思います。

 

 

支援者の皆様には、これら1）〜5）の使途の考え方について、ご理解とご支持をいただけけたら嬉しく思います。これらのうち、どれに優先的に充てていくかは、最終的なご支援総額や発刊後の状況を見ながら判断していきたいと思います。その結果は、このREADYFORのサイトにてご報告できればと思います。

 

何卒よろしくお願いいたします。

 

フジメディカル出版

宮定久男