へルソンから、娘と愛犬とともに避難してきたHannaさんの話

©CARE Germany_Oleksii Bondarenko
 

「ヘルソンにはこのようなものはまったくありませんでした。これは私たちへの、すばらしい贈り物のようなものです」

 

テルノーピリにある、CFSSS（チャリティ財団安定化支援サービス）の人道センターで、最近受け取ったCAREによる衛生用品のパッケージを持っているHannaさんはそう言います。

 

占領が始まって1か月後、彼女は16歳の娘と愛犬と一緒に、ヘルソン市からテルノーピリに引っ越しました。

現在、彼女たちは地元のアパートを借りています。

しかし、Hannaさんは近いうちに貯金が底をつくことを恐れています。

 

「私たちがヘルソンを脱出するのはとても怖かったです。多くの検問を通過しました。軍隊には、ヘルソンに戻るように言われました。そこで、私は瀕死の母親に行くという話を作り話をして、なんとか通らせてもらいました」

 

Hannaさんは、受けとったすべての人道支援にどれだけ感謝してもしきれないと言い、すべてのパッケージが今の生活にとって重要だと説明しています。
 

 

©Oleksii Bondarenko

 

 

ウクライナ国内で、緊急の人道支援と保護を必要としている人々は1570万人に及ぶと推定されています（UNHCRのHPより）。

CAREは引き続き、パートナー団体と連携しながら、国内に留まらざるを得ない人々へ、必要な支援を迅速に届けていきます。