コミュニケーションバリアフリー活動を実施して気付いたこと

こんにちは。塩野義製薬株式会社の伊藤敬と申します。私は、MRの活動を推進する業務に従事しています。2021年度には、聞こえに不自由のある患者さんの医療機関における困りごとやその解決方法について、コミュニケーションバリアフリー（以下CBF）プロジェクトメンバーが解説する「CBFセミナー」を、医療従事者向けにオンラインで実施しました。

CBFセミナーを医療従事者向けに開催しようと考えたのは、聞こえない・聞こえにくい患者さまの医療機関での困りごとを知っていただくきっかけを作りたいと考えたからです。聞こえの問題について気軽にご視聴いただけるように、普段は疾患や治療に関する情報発信をしている弊社のオンライン講演会のプラットフォーム上で、「日常診療の参考になるコンテンツ」としてCBFセミナーを配信することにしました。

2021年度のCBFセミナーは全4回配信され、多くの医療従事者の方々にご視聴いただきました。その中には、今まで弊社MRがお会いしたことのない方も含まれており、CBFセミナーをきっかけにして、多くの医療従事者の方々と新たな関わりを持つことができています。また私自身もセミナーの内容に触れ、聞こえに不自由のある方との接し方を学んだだけでなく、想いが伝わることの難しさや大切さを改めてよく考えるきっかけとなり、多くの気付きを得ました。

お薬は、その成分そのものだけでなく、医療従事者から患者さんへ、必要な情報が適切に届き、正確に伝わることが必要不可欠です。このCBFセミナーが、医療従事者と患者さん、もしくはMRと医療従事者など、様々なケースのコミュニケーションにおいて「伝える」のではなく「伝わる」ことの難しさと大切さをみんなで考えるきっかけになれば嬉しいです。

本クラウドファンディングも「伝わる」ことの難しさと大切さを考えるきっかけとして、ご一緒に広めていきませんか？応援をお願いいたします。