
寄付総額
目標金額 1,500,000円
- 寄付者
- 169人
- 募集終了日
- 2021年10月31日
【「あかつき丸」キャンペーン】元編集長 鮎川ゆりかさんが語る
「あかつき丸」キャンペーン
NITの元編集長鮎川ゆりかさんが語るNITの歴史的エピソード
「Nuke Info Tokyo」元編集長の鮎川ゆりかさんより1992年のフランスから日本へのプルトニウム輸送に抗議するキャンペーンをめぐるエピソードを寄稿いただきました。

上左:鮎川ゆりかさん(写真左)、アジア・太平洋プルトニウム輸送フォーラム」の参加者と/上右、下:1993年1月5日、寒い夜が明け、日本原子力発電(株)の東海港(茨城県)に接岸したあかつき丸に抗議する市民
1992年11月8日の朝5時、1.5トンのプルトニウムを載せた「あかつき丸」が、フランスのシェルブール港を出港し、日本へ向かった。商業用原子炉の使用済み燃料から再処理されたプルトニウムの輸送としては初めてで、非常に大きな規模の国際輸送であり、これに対する抗議は世界的にも激しかった。日本政府は安全保障上の理由から、この輸送に関する情報を一切出すことはなかった。
このような状況下では、プルトニウムの危険性と、輸送中に予期せぬ事故が発生した場合の通過国への影響について情報を得ることが不可欠だった。そこでCNICは、『Nuke Info Tokyo』のバックナンバーを含めた情報パッケージを作成し、影響を受ける可能性のある3つのルートの各国に郵送した。当時C N I Cの代表であった高木さんは東京にある各国の大使館に呼ばれ、日本がそれらの国々を危険にさらしていることを職員に説明した。また、「あかつき丸」がフランスを出港する約1か月前に「アジア・太平洋プルトニウム輸送フォーラム」が3日間にわたって開催された。『Nuke Info Tokyo』32号には、大使館員や国内外のメディア関係者が多数参加したフォーラムの詳しいレポートが掲載されている。講演者の一人であるナウルの大統領は、「我々の助言も同意もなく、太平洋の人々に核のリスクを押し付けた新たな例である」と、プルトニウムの輸送に対し強く抗議した。外務省が、一国の大統領がNGOの招待で日本に来るとは信じられず、CNICに電話で大統領の到着時間を確認し、レッドカーペットを敷いて急いで空港に駆け付けたことを覚えている。
結局、40か国以上がプルトニウム輸送に断念もしくは反対を示し、「あかつき丸」が日本に到着したときには、官房長官が各国に「ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。」と謝罪しなければならなかった。政府は様々な意味で意表を突かれたようだった。今回のキャンペーンは、核問題の専門的知識を理解するだけでなく、その知識を利用して国際的な支援を得ることができるという、市民の力を政府が認識したという意味で、勝利だったと私は感じている。
鮎川ゆりか(「Nuke Info Tokyo」元編集長)

「アジア・太平洋プルトニウム輸送フォーラム」を伝える「NIT」32号
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