
支援総額
目標金額 600,000円
- 支援者
- 86人
- 募集終了日
- 2017年3月15日
カンボジアの歴史と現状
こんにちは。株式会社FirstLineの内野です。
今日は、カンボジアの歴史とそれを受けたいまのカンボジアという国のお話をさせて頂きます。
カンボジアは、東南アジアの国のひとつで、ベトナム・ラオス・タイと国境が接している国で、日本からは直線距離で4,241km離れています。現在も発展途上国であり、貧困問題が数多く残っています。
2016年11月。私たちFirstLineは、カンボジアへ事業視察へ行きました。
その時、事前にカンボジアという国について知るために色々なことを調べました。
その中で、カンボジアの悲惨な歴史を知ることになりました。
<カンボジアの歴史>
カンボジアは、およそ40年前、とても悲惨な大量虐殺の歴史を持っています。
今のカンボジアの事情を説明するために、このお話をさせて頂きます。
1975年、カンボジア内戦の結果、ロン・ノル政権を破ったポル・ポト政権が実権を握りました。
そして、すぐに都市部にいた人達を強制的に農村部に追いやったそうです。(農業に従事させる為)
当時、ポル・ポト率いるクメール・ルージュという政党は、
「原始共産主義(階級や格差の全くない原始時代の状態に戻そうとする考え)」を掲げていました。
クメール・ルージュは、「知識は人々の間に格差をもたらす」という考えから、「国を指導する我々以外の知識人は自国には不要」と考えました。
そこで、農村部に追いやった人々や、留学や仕事で国外へ行っていた人々に向けて、「国の再興のために、医者や教師、学生だった人は名乗り出してほしい」と布告を出し、国内外の知識人を集めたそうです。
その目的は、該当する知識人、名乗り出た人を、トラックで処刑場に運び、皆殺しにするというものでした。

この知識人狩りは次第にエスカレートしていき、
・「本を読んでいるから」
・「海外に行ったことがあるから」
というような、些細な理由で知識人だとみなされ、惨殺が行われてしまいました。
そのようにして、カンボジア国内から知識人(と思われた人)は次々と殺されていったのです。
大人と違い、何も知らない子ども達は、
・「悪質な思想に染まってない」
・「原始共産主義を良く理解する」
という理由から、積極的に社会的な役割(兵士、看守、医者など)に就かせていました。
そして、子どもが大人を監視し、殺してしまうというおかしな状況になっていったのです。
そして、医療をたった数ヶ月だけしか勉強していない子どもの医者による治療が行われ、それにより、症状が悪化し、死に至るということが起きていきました。
後に、カンボジアから亡命した人々で軍隊が結成され、ベトナム軍の軍隊との共同でポルポト政権を攻め、1979年、遂に首都プノンペンを陥落さるまで、この状況が続きました。
この時、ポル・ポトから解放された国民の85%が14歳以下だったと言います。
ポル・ポト率いるクメール・ルージュが実権を握っていた1975年から1979年の4年間の間に、このような虐殺の他に、干ばつ、飢餓、疫病などで、200万人〜300万人(正確な数字は不明)のカンボジア国民が亡くなったとされています。
人口のほとんどが14歳以下の為、教育ができる人材が全くいない国、それがこの時のカンボジアでした。
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この歴史については、カンボジアの首都プノンペンにある「トゥール・スレン虐殺博物館」で詳しい話を聞くことが出来ます。
これは、カンボジアという国を知る上では、避けては通れない内容となっています。そして、この歴史が今のカンボジアの教育問題のひとつの原因となっています。
<カンボジアでの教育問題>
ポル・ポト政権時代、学校教育を廃止したため、学校の校舎は破壊されるか、軍の基地や刑務所などとして使用されました。
教員は知識人とみなされ、小学校の教員も8割が殺されるか強制労働で命を落としました。
また、焚書政策によってカンボジアの書物の大半も失われていました。
内戦終結後、校舎の建設が行われていますが、2010年の教育省の調査では建物の状態が良好な校舎の数は5割にとどまっています。
教室数が不足している学校では、午前と午後にわかれた2部制をとっていますが、それでも追いつかないところは3部制をとり対応しています。
そのため、児童一人当たりの授業時間は短くなっています。また内戦で教員が激減し、数を補うため正規のトレーニングを受けずに村長が選んだ村人が教員になりました。そのため、現職の教員の育成も必要となっています。
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カンボジアの歴史を知って私達は、2016年11月。現在のカンボジアを見に行きました。
カンボジアに降り立ってみて感じたことは、カンボジアの人の純粋さと心の暖かさでした。ビザの窓口のおじさん、トゥクトゥクの運転手さん、ホテルのスタッフさん、日本語学校の学生さん、支援活動として古着を売ってる時に来てくれたお客さん、カンボジアの方は、目を合わせればみな笑顔を見せてくれました。
私達は、カンボジアの国の人々をすぐに好きになりました。
そして、何か力になりたいと思うようになりました。
今回、カンボジアの青年を日本に呼ぶためにクラウドファンディングという手法を選んだのには訳があります。
それは、「多くの人の目に触れるから。」
まだ、いまは私達に出来ることは少ないかもしれない。でも、もっと多くの方に知って頂ければみんなで出来ることはあると考えています。
今回のプロジェクトは今後のカンボジアの支援の一歩になると考えています。

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引用:<カンボジアの悪夢ーYahoo知恵袋>
「カンボジアの悪夢」ポルポト政権を分かりやすく説明 – Yahoo!知恵袋
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n87481
リターン
3,000円

サンクスメール
・サンクスメール
・カンボジア支援の活動報告
- 申込数
- 63
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年5月
10,000円

カンボジアの民芸品
・サンクスメール
・カンボジア支援の活動報告
・カンボジアの民芸品
※カンボジアで人気の民芸品
- 申込数
- 10
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2017年6月
3,000円

サンクスメール
・サンクスメール
・カンボジア支援の活動報告
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