【IPJへの応援メッセージ④】

各界からのイノセンス・プロジェクト・ジャパンへのメッセージを更新しています。

本日は、後藤貞人弁護士からのメッセージを掲載いたします。

 

 

■後藤貞人（ごとう　さだと）

 

〈プロフィール〉

　弁護士。刑事専門弁護士。

　えん罪と確信できる人を救えなかった事件が複数件あります。ぎりぎりで救えた事件もあります。

　日弁連刑事弁護センター死刑弁護プロジェクトチーム座長

 

〈メッセージ〉

　えん罪によって人は自由を奪われます。生命を奪われる人もいます。捜査や裁判は、神ならぬ人によって行われます。しかも、捜査官・検察官は被疑者・被告人とされた一個人に比して圧倒的に勝る人的物的資源を使うことができます。そのような人達の思い込みによる捜査や非科学的な証拠がえん罪を生み出します。

 

　ですから、どこまでいっても人がすることだからえん罪は不可避だ、と済ませる訳にはいかないのです。実際、不可避だとはいえません。

　

　イノセンス・プロジェクト・ジャパンは、えん罪を晴らすために、科学鑑定等に焦点をあててえん罪の被害者を支援しています。えん罪の被害者を救済するために、重要で正しい活動だと思います。　

 

　一人でも多くのえん罪被害者が救われることを願って、これからも応援します。