JIKE STUDIOで働くスタッフからのメッセージ　その3　飯塚菜美貴

飯塚菜美貴

主にギャラリー業務を担当しています。
坂上さんが、柿畑の危機を知ってすぐさま「買います！」という決断をしたのがすごいなぁと思い、私も「よし！」と思いました。

そこからやることだらけの戦いのような日々が続いていますが、たくさんの方々に助けていただき、いくつもの奇跡が起こり、皆さまの想いに感謝でいっぱいです。

ちょうどJIKE STUDIOが出来上がる2010年ころ、坂上さんから「すごくいい空間だから！」と言われ、地図を片手に鴨志田団地から歩いて工事中だったJIKE STUDIOを見に行きました。

のどかに流れる時間と田んぼの景色の中、むかしむかし小学生の頃、父と蝉取りに行き、梨を買って帰ったのを思い出しました。
JIKEに誰も来なかったオープン当初、坂上さんが「全国から人が来るギャラリーになるから！」と言っていて、本当かなぁ、、と掃き掃除をしていた14年前。

作家さんのお力で本当に全国から、海外からもお客様が訪れてくださるようになりました。

学生時代、友人と一緒に清水の舞台から飛び降りて、山ぶどうの籠と坂上さん、大坪さんと出会い、そのおかげで、

ここにいなければ知らなかった世界、見えなかったことがあり、生きる楽しさや喜びは、どこかに出かけなくてもこの寺家町の環境とJIKE STUDIOの中で感じることができ、世界は広がり続けています。

いま、保育園児を二人育てながらの日々なので、なかなか時間が思うようにいかない時も多々ありますが、少しずつ日常を取り戻し、農作業も引き継いでいきたいと思います。
そして、自分にとっても、子どもの世代にとっても、しあわせと思えることを残していけるように、環境も、食も、ものづくりも、続いてほしいことが続くことを願って、精進してまいります。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。