【今日限り!!】戻ってきたマルミミゾウを密猟者の手から護りたい!!

寄付総額

3,775,000

目標金額 6,000,000円

寄付者
197人
募集終了日
2022年12月23日

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2022年12月05日 08:01

【ジャングルこぼれ話】野生のヨウムもおしゃべりが得意(3)

ページをご覧いただき、ありがとうございます。UAPACAA国際保全パートナーズの岡安です。昨日から、ご支援をお寄せ下さる方が一気に10人以上増えて、感謝感激です! このまま目標達成まで走り抜けられるよう、ぜひプロジェクトの拡散へもご協力をいただけますよう、改めてお願い申し上げます!!

 

<UAPACAAパートナーズのふるさと、ロベケ国立公園の野生ヨウム>

10年前に初めてロベケ国立公園に足を踏み入れ、いまだに残る原生の自然に感動し、30年前の対岸のヌアバレ・ンドキと同じ光景の中に、ゴリラの観察スポットがいくつも点在していることに、大きなポテンシャルを感じました。

ヨウムの前に乱舞するアフリカアオバトの大群。ミネラルとともに小さな花を食べにやってきます。

でも、なんといっても感心したのは、ジャンギのバイで毎朝繰り広げられる、アフリカアオバトとヨウムのスペクタクル。空を埋め尽くし、羽音がうるさいぐらいにアオバトが舞いはじめると、おもむろにヨウムも集まりはじめて、周辺の木々に止まって順番待ちです。その数、多い時には千に届くかという大集団。そしてアオバトたちが去ると、いよいよだ~とばかりに高らかに叫びながら、オレンジに映える尾羽を翻して旋回しはじめました。それまで20年のアフリカキャリアの中でも、こんな光景は観たことがありませんでした!!

 

この純野生の朝の”儀式”のあいだにも、さまざまな野生動物たちのインタラクションが展開されますが、際立ったのはヨウムの知能とコミュニケーション能力の高さです。

 

彼らに見事に出し抜かれた?のは、ロベケの写真展開催のために写真家さんを現地にお連れしたときのこと。ジャンギでの2日間にわたる撮影では、アオバトとヨウムの群舞をなるべく間近で捉えられるように、写真にあるような草でカモフラージュされた簡易シェルターを、森のへりに設えてもらいました。

撮影用即席シェルターの前でスタッフとレンジャー記念撮影(2013年)

朝5時過ぎ、まだ薄暗いあいだにテントを出て、シェルターの中に巨大な望遠レンズのカメラを据えて待ちます。数キロ離れた観察台と違い、ホンの目と鼻の先にヨウムたちのお目当ての小さな花が群生している“舞台”が見晴らせ、静かな期待に包まれます。

 

明るくなりはじめると同時に、アオバトが旋回しはじめました。文字通り空を埋め尽くす数が四方八方から集まってくるのですが、ワーンと地鳴りのような振動音で、羽音が空気を満たすぐらい大勢集まるまで、地面には下りてきません。このアオバトを狙って、空にはサンショクウミワシを初めとする猛禽類、地上にもマングースのような天敵が集まってくるので、自分が捕食される確率を下げるために大群になるのだ、という説明を、バカ・ピグミーのパパ・ジャン(写真左)から聞きながら待ちます。

 

アオバトが舞い降りはじめると、激しい羽音が充満して話し声も聞こえないほど。ハトたちは旋回を狭めながら急降下して、地面をつついてすぐまた急上昇。長居はしません。続けて数羽のワシが上空を横切り、地面近くにいるアオバトを狙う、激しい狩りの場面も観られるようになります。こんな朝の“お食事タイム”が2時間ほど続きますが、その間にヨウムたちも、けたたましくさえずりながらジャンギの上空へやってきます。しかしすぐには参戦せず、開けた湿地の周りの木々に鈴なりになって、アオバトの大群と捕食者たちの駆け引きが終わるのを待ちます。不思議なことに、樹上にいるヨウムやアオバトを、猛禽が襲いにに行く場面は観られず、まるで湿地の真ん中だけが舞台のように、スペクタクルが展開します。

 

毎日、同じ大群がくるのか、近隣の群れが大集合するのか見当もつきませんが、樹上のヨウムたちはかまびすしくさえずり続けます。ときどきギャーギャーと叫び声が混じるのは、まるで前日からの報告合戦か今日の作戦会議か。口角泡を飛ばして打ち合わせでもしているような、本当に会話をしているような錯覚に陥ります。

 

そして猛禽も肉食獣も満腹した朝8時ごろ、おもむろにヨウムたちが下りてきました。彼らはハトと違って湿地に降り立って、一心不乱についばんでいます。地面が一面、灰色のじゅうたんになってから、何かの拍子に数百のヨウムがいっせいに鮮やかなオレンジ色を翻して舞い上がる様子は、ゴージャスの一言。こんな彼らの朝食も、また1時間半ほど続きます。

 

ヨウムたちの“打ち合わせ”が、どうやら本物であるらしいと分かったのは、2日目の朝でした。前日同様、シェルターの中でアオバト(と捕食者)の朝ごはんが終わるのを待っていると、あいにくの通り雨。問題はすでにセッティングしてしまった機材で、ここで濡らして故障したら、まだ何日も残っている取材に差し支えるのは明らかです。写真家さんはおもむろに濃紺の折り畳み傘を取り出し、シェルターの簡易屋根から上に出して広げようとすると、同行のパパ・ジャンたちが、周りのヨウムが警戒するから止めろと言います。「大丈夫でしょ」という写真家さんに、目立たない色だし他に機材を覆えるものもないし、「仕方ないですよね」と返しながらヨウムの様子を観ていると、一番近くの連中が一言ふた言、ギャアと言いましたが、大きな動揺はないようでした。

 

ところがきれいに出し抜かれたのがわかったのは、彼らの朝食タイム開始後。湿地の反対側に止まっていた群れがおもむろに、昨日と同じ舞台に降りてこようとすると、なんとシェルターの裏側にいたヨウムたちが、危ないから止めろといっせいに「ギャーギャー」文句を言いはじめたのです! その声に驚いて、降りかけていた群れは上空に戻り、周りを確かめて再下降しはじめると、また「ギャーギャー」。われわれを危険物として見張りながら、仲間に警告しています。そのあとは三々五々、木に止まった群れのあいだでやり取りがあり、結局ヨウムたちの乱舞は500メートルぐらい先の木陰の向こうに舞台が移動。この日はヨウムのアップが観られると楽しみにしていたのに、ものの見事に肩透かしを食らってしまったのでした…。

 

きっとカモフラージュ小屋の存在も、ヨウムたちは十分に意識していたので、小さな変化も見逃さないその観察眼には舌を巻きました。あの物覚えの早いおしゃべりもたださえずっているのではなく、ヨウムたちは複雑なコミュニケーションを自在に操っているのだなあと、改めて感動したジャングルの一コマでした。その知恵で、この困難な時代を、密猟者の魔の手から生き延びてほしいと、はるか日本の空のもと、祈る毎日です。

 

最後は賢いジャンギのヨウムたちの、華麗な群舞をお楽しみください!

岡安が30年のアフリカ中部生活の中で、もっとも感動した場面の一つ。ロベケ国立公園のヨウムの乱舞です。毎朝のようにバイにやってきて、にぎやかにミネラルと水草を食べます。オレンジの尾羽が朝日に映えて、何回見ても見飽きることがありません。

 

このバイの野鳥たちのスペクタクルも、エコツアーの目玉の一つとして護りつつプロモートすることが、再びカメルーン政府のロベケ国立公園保護活動のメインに戻るまで、皆さまのお力をどうかロベケのためにお貸しください!!

ギフト

10,000+システム利用料


【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

・ガードポストに詰めるチームは、見回りやゴリラ観察路調査をしながら、30日間ジャングルにこもります。10,000円あれば、彼ら4人の1日分の食費と日当をまかなうことができます。
・予算に10,000円の余裕があれば、密猟の痕跡を見つけるなど緊急事態が発生した場合に、臨時部隊を派遣することが可能になります。

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※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!

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2023年12月

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【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料がまかなえます!

【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料がまかなえます!

・1カ月交代でポン・カッセのガードポストに詰めるレンジャーチーム。彼らの足として欠かせない、ランドクルーザーの往復分のディーゼルをまかなうことができます。
・3,000円あれば、1カ月分のエンジンオイルや倒木切断用のチェーンソーの燃料費など、他にも支援できることはさまざまです!

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発送完了予定月
2023年1月

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・ガードポストに詰めるチームは、見回りやゴリラ観察路調査をしながら、30日間ジャングルにこもります。10,000円あれば、彼ら4人の1日分の食費と日当をまかなうことができます。
・予算に10,000円の余裕があれば、密猟の痕跡を見つけるなど緊急事態が発生した場合に、臨時部隊を派遣することが可能になります。

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制限なし
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2023年12月

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【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料がまかなえます!

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◆ 寄附金領収書(2023年1月末までにお送りする予定です)

申込数
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発送完了予定月
2023年1月
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