ローマ時代の悲劇オペラ「ルクレツィア」を日本で公演!

ローマ時代の悲劇オペラ「ルクレツィア」を日本で公演!

支援総額

620,000

目標金額 620,000円

支援者
48人
募集終了日
2020年5月29日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

希少な作品を楽しめるコンサート「裏街道シリーズ」の新たな挑戦が始まります!

 

ページをご覧いただきありがとうございます。パートタイムシンガーの鈴木慶彦と申します。

 

音楽とは関係のない本業の傍ら、数々のコンサート活動をしています。かつてはモーツァルト作曲「イドメネオ」、フンパーディンク作曲「ヘンゼルとグレーテル」などのオペラにも出演しました。

 

2005年以降はドイツリートを中心に歌曲演奏に力を入れております。シューベルト、シューマン、ブラームスなどを取り上げてきましたがシューベルトでは3回の「冬の旅」全曲演奏、「白鳥の歌」などを行っています。

 

その他2017年まで30年以上にわたって「アリババと15人の盗賊」というアカペラグループで日本の歌謡曲を歌ってきました。

 

温かいご支援を宜しくおねがいします!

 

2007年からはピアニストの鈴木架哉子さんと組んで「裏街道シリーズ」というコンサートを主催し、世界の珍しい歌曲をたくさん取り上げています。

 

毎回チャレンジ精神旺盛な数人の歌手たちと珍しい曲を楽しめる音楽会を目指しており、作曲者や曲の背景を解説しながら、歌詞の字幕をつけるなどできるだけわかりやすく楽しめる工夫を続けています。

 

第12回目となる「裏街道シリーズ」では初となるオペラの公演、しかもおそらくまだ日本で公演されていない演目への挑戦を意欲的な歌手の仲間たちと準備を進めているところです。

 

ですが、オペラは衣装や舞台に大変費用がかかります。

 

そこで、チケット費用を低く抑え、大人も子どもにもオペラを身近な音楽として聞いてもらえる機会をつくるため、必要な費用の一部をクラウドファンディングで集めることにしました!

 

 

2007年から始まった「裏街道シリーズ」。意欲的な歌手たちと一緒にほぼ毎年のように開催してきました!

 

もともと両親が共に音楽にかかわっていたため、生まれた時から周りに音楽がありました。

 

幼少期はピアノで遊ぶのが好きでしたが、レッスンを受けるようになってからはお決まりのイヤイヤお稽古となり、実は中断を繰り返していました。ですが、中学・高校時代に音楽の楽しさに目覚め、以降音楽との関係は今まで続いています。

 

そんな私がオペラに興味をもったのは中学生の頃でした。

 

私が中学~高校のころ世界ではディートリヒ・フィッシャー・ディースカウが大活躍をしており、そのためにドイツリートに興味を持つようになり、また海外からのオペラの引っ越し公演が盛んにおこなわれていため、身近な音楽だったのです。

 

また、オペラが文学、音楽、美術、演劇などあらゆる要素が詰まった総合芸術であることや、舞台での芝居であるということから見てわかりやすいというところに魅せられました。

 

 

オペラを聴く、観ることは日常の一部ではありましたが、メジャーな曲以外にもたくさんの素晴らしい曲があるにも関わらず、その音楽たちの良さを五感で感じていただけないことはとてももったいないことだな、と以前から考えていました。

 

そんな中、現在コンサートを一緒に主催しているピアニストの鈴木架哉子さんは学生時代、歌曲に力を入れていましたが、卒業してからはオペラのコレペティトーアの仕事が主体で歌曲をやるチャンスがないということだったので一緒に色々な機会をつくっていこう!と思い「裏街道シリーズ」を始めることになりました。

 

普通のコンサートをやっても面白くないので、毎回テーマを持って何か新しいことをやろうとやってきています。同時にそういうコンサートを誰でも楽しめるようにと解説、歌詞字幕など工夫を凝らして提供してきました。

 

 \ 主な開催実績 /

 

第2回 2008年9月 杉並公会堂小ホール 「ドイツ・オーストリア歌曲の表街道」

ドイツリートの名曲の数々を歌う

 

第3回 2010年5月 杉並公会堂小ホール 「リートの裏街道」

シューベルト、シューマン、メンデルスゾーンなど有名作曲家とその周辺の作曲家のあまり耳にすることのない曲を比較してみました

 

第6回 2014年4月 杉並公会堂小ホール 「リートの夜明け」

ドイツリートというと一般的にはシューベルト、シューマン、ブラームスなどロマン派作品が多いですがベートーヴェン、ハイドン、モーツァルト、ライヒャルト、ツェルターなど古典派作曲家の作品もたくさんあるのでそれらを紹介

 

第7回 2015年5月 杉並公会堂小ホール 「プラスワンの楽しみ」

ピアノと歌だけでなくクラリネット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、ギターなどを加えたアンサンブルの楽しさを満喫できる歌曲を歌う

 

そして2021年1月に開催する、第12回「裏街道シリーズ」ではレスピーギ最後の未完オペラ「ルクレツィア」の上演に挑戦することを決めました。

 

あまり知られていない作品ですが、ドラマ性があり、ローマが共和制に変わることになったきっかけとなる出来事を描く興味深い作品です。2018年に開いた第8回コンサートで一部を取り上げたところ、好評をいただきましたので、みなさんに喜んでいただきたく全曲上演することとなったのです。

 

 

 

舞台は紀元前6世紀のローマ。王政から共和制に移行させるきっかけとなった悲劇を題材にしたレスピーギ最後の未完オペラ「ルクレツィア」

 

「ルクレツィア」は20世紀前半に活動していたイタリア人作曲家であるレスピーギの作品です。

 

オペラとしては短い作品ですが紀元前6世紀にローマを王政から共和制に移行させるきっかけとなった悲劇を題材にした作品で、音楽は大変魅力的なのでもっと上演されても良い作品ではないかと思います。

 

 \ STORY /

 

ルクレティア(イタリア語でルクレツィア)は伝承ではローマが王政から共和制に移行するきっかけとなった悲劇の主人公。スプリウス・ルクレティウス・トリキピティヌスの娘、ルキウス・コッラティヌスの貞淑な妻。

 

ローマがルトゥリ人のアルデアを攻めているときのこと。ある夜、陣営でコッラティヌス、セクストゥス・タルクィヌス(王の息子)らが飲みながら妻自慢をしている。誰が最も貞淑か賭けをしようとなり、夜中に馬を飛ばして確かめに行く。王家の妻たちは飲めや歌えの大騒ぎをしていた。

 

一方コッラティヌスの妻ルクレティアはメイドたちと真面目に糸を紡いでいた。一同満足して帰ったがセクストゥス・タルクィヌスはルクレティアに一目ぼれし、邪な欲望を持って翌日一人でルクレティアを訪ねる。

 

剣で脅したがルクレティアは拒絶するので、それならルクレティアを殺し、召使の男を殺して裸でルクレティアの傍らに置き、姦通したと皆に思われるようにすると脅す。ルクレティアはそんな辱めは耐えられないと泣きながらタルクィヌスに身を任せる。

 

翌朝彼女は夫と父に手紙を書いて呼び寄せる。夫と父、それからブルートゥス、ヴァレリウスの4人の前でタルクィヌスのしたことを告白し、このようにけがれて生きてはいられないと自ら胸を刺して死ぬ。4人の男たちは復讐を誓う。

 

その結果コッラティヌスと父ルキウス・タルクィヌス・スペルブス王は追放され、ローマが共和制に変わることとなった。

 

おそらく日本では上演されたことのない、希少な作品です。これを機会に少しでも多くの皆様にこの作品を知っていただき、オペラの深い魅力をお伝えできればと思っています。

 

ですが、会場となる場所のキャパシティーが190席と小さく、チケット販売だけではオペラ公演の費用を賄うのが困難であるため、今回皆様からご支援を募り、舞台を成功させたいと考えています。

 

主な費用としては公演会場費、稽古場の賃借料、舞台関連の道具、印刷その他事務所経費ですが、最も大きなウエイトを占めるのが人件費です。

 

皆さまからのご支援は開催に必要な費用に充てさせていただきます。意欲的で素晴らしいゲストばかりですので、是非、楽しみにしていただきたいと思います。

 

また、現在世界中で新型コロナウィルス感染拡大に伴い、あらゆるコンサート、舞台公演が中止、延期となり、演奏家、舞台関係者は大変苦しい状況にあります。そのような歌手や舞台関係者を少しでも応援する意味でもこの公演を実現したいと考えておりますのでご支援をいただけたら幸いと思います。

 

■開催情報

開催予定日 2021年1月9日(土)

場   所 杉並公会堂小ホール(東京都杉並区上荻1丁目23−15)

出 演 者 こちらをご覧ください。

 

 

人間の本質にもっとも近い音楽=歌をとおして、豊かな時間をみなさんと一緒に作り出したいと思います

 

最も人間の本質に近い音楽は歌であると思います。自分自身の体だけが楽器で、体の状態と心の状態、そして表現しようとする意志、それらが不可分なのが声楽です。

 

そしてその声を最も強い手段としてドラマを成立させるのがオペラです。オペラにはそれぞれ独自の声の使い方、表現方法でドラマを成り立たせるものがあります。

 

またドイツリートは詩と音楽だけですべてを表現するというもので、ピアノと歌だけで映像的な表現、ドラマの表現、人の心の内面の表現などができることが魅力です。

 

今回、日本ではあまり聞き慣れない作品の公演に挑戦しますが、人にあまり知られていない作品をたくさんの方へお届けし、オペラや音楽の魅力をより多くの人に届けたいと思います。

 

そして、新たな魅力を発見し誰かと共有する。それにより、音楽だけではなく私たちの世界が少しでも広がることを願っています。

 

今回は新しいことに挑戦する仲間たちがたくさんいます。是非、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

出演者紹介

 

奥村啓吾(演出):大阪音楽大学声楽家卒業。舞台俳優、オペラ歌手、舞台監督等を経て演出家として数々の舞台を手掛ける。二期会、藤原歌劇団、日伊共同制作オペラ、新国立劇場などで演出助手を務める。枚方シティオペラ芸術監督。

 

鈴木架哉子(ピアノ):東京音楽大学卒業。オペラのコレペティトーアとして活動。町田シティオペラ協会、板橋区音楽家協会、日本ドイツリート協会会員。その他数々の合唱団の指導者、ピアニストを務める。

 

石橋佳子(メゾソプラノ):Hoff Barthelson Music School修了。第7回東京国際声楽コンクール一般声楽家の部入賞。Aaron Copland Music & Arts Program受講、成績優秀者演奏会出演。All States Singers of High School全米代表メンバー。 東京二期会会員。江戸川演奏家協会会員。二期会イタリアオペラ研究会会員。

 

佐藤雄太(テノール):国立音楽大学声楽家卒業。オペラ「蝶々夫人」神官役、「魔笛」タミーノ役、「椿姫」アルフレード役、「ラインの黄金」フロー役等で出演。2012年シューベルト「美しき水車小屋の娘」全曲演奏リサイタル開催。東京二期会準会員。

 

茂木真由美(ソプラノ):武蔵野音楽大学大学院修了。日墺文化協会主催フレッシュコンサート(奨励賞)。文化庁委託事業新進芸術家育成事業《友人フリッツ》など数々のコンサートに出演。第4回ウィーンオペレッタコンクール最高位。東京二期会会員。東京音楽院講師。印西音楽協会〔IMA〕所属アーティスト。

 

新宅かなで(ソプラノ):米国ロスアンジェルス生まれ。桐朋学園大学音楽部声楽専攻卒業、同研究科修了、同大学院修士課程歌曲専攻修了。二期会オペラ研究所マスタークラス在籍。ヘンデル「メサイア」、フォーレ「レクイエム」でソプラノソリストとして出演。

 

※現段階において、新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、ルクレツィアの開催の可否ははっきりしない状況ですが中止の場合、皆様からいただくご支援は演目を変えたコンサートの開催費用に充てさせていただくこととし、ご支援の返金は行わない形とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

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プロフィール

音楽とは関わりのない仕事をする傍ら演奏活動を続けているパートタイムシンガーの鈴木慶彦です。 ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」、「仮面舞踏会」、「マクベス」、モーツァルトの「イドメネオ」、フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」などのオペラにも出演しましたが、生来のドイツリート好きでシューベルト、シューマン、ブラームス、ヴォルフなどの歌曲を永年歌っています。 2007年からはピアニストの鈴木架哉子さんと組んで「裏街道シリーズ」というコンサートを主催しています。チャレンジ精神旺盛な歌手たちと世界の珍しい歌曲を中心に演奏しています。次回は第12回となりますが初めてオペラを全曲上演してみようということになりました。

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リターン

10,000


【オペラファンにオススメ】ルクレツィアの鑑賞チケット付きコース(二人分)

【オペラファンにオススメ】ルクレツィアの鑑賞チケット付きコース(二人分)

・お礼状
・鑑賞チケット(二人分)
・パンフレットへのお名前掲載(希望者のみ)

申込数
24
在庫数
6
発送完了予定月
2020年12月

20,000


【舞台で歌手たちと写真が取れる!】ルクレツィアの鑑賞チケット付きコース(一人分)

【舞台で歌手たちと写真が取れる!】ルクレツィアの鑑賞チケット付きコース(一人分)

・お礼状
・鑑賞チケット
・パンフレットへのお名前掲載(希望者のみ)
・出演者と舞台上で写真撮影

申込数
0
在庫数
10
発送完了予定月
2020年12月

10,000


【オペラファンにオススメ】ルクレツィアの鑑賞チケット付きコース(二人分)

【オペラファンにオススメ】ルクレツィアの鑑賞チケット付きコース(二人分)

・お礼状
・鑑賞チケット(二人分)
・パンフレットへのお名前掲載(希望者のみ)

申込数
24
在庫数
6
発送完了予定月
2020年12月

20,000


【舞台で歌手たちと写真が取れる!】ルクレツィアの鑑賞チケット付きコース(一人分)

【舞台で歌手たちと写真が取れる!】ルクレツィアの鑑賞チケット付きコース(一人分)

・お礼状
・鑑賞チケット
・パンフレットへのお名前掲載(希望者のみ)
・出演者と舞台上で写真撮影

申込数
0
在庫数
10
発送完了予定月
2020年12月
1 ~ 1/ 8

プロフィール

音楽とは関わりのない仕事をする傍ら演奏活動を続けているパートタイムシンガーの鈴木慶彦です。 ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」、「仮面舞踏会」、「マクベス」、モーツァルトの「イドメネオ」、フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」などのオペラにも出演しましたが、生来のドイツリート好きでシューベルト、シューマン、ブラームス、ヴォルフなどの歌曲を永年歌っています。 2007年からはピアニストの鈴木架哉子さんと組んで「裏街道シリーズ」というコンサートを主催しています。チャレンジ精神旺盛な歌手たちと世界の珍しい歌曲を中心に演奏しています。次回は第12回となりますが初めてオペラを全曲上演してみようということになりました。

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