2月になりました！　石井桃子さんの映画上映会のおしらせです。

　

　2月になりました！　みなさまお元気にお過ごしでしょうか。新型肺炎の流行が心配ですね。しっかりとうがいと手洗いをなさっていますか。栄養のあるものを食べて免疫力をつけましょう。加湿器で湿度を保つのと緑茶も予防に有効だそうです。ぼくは生理食塩水をつくって鼻うがいをしています。

　「肺炎」というと｢結核｣を連想します。そして「結核」で亡くなった石井さんの親友だった小里文子さん。小里さんは石井さんの『幻の朱い実』に出てくる蕗子のモデルです。荻窪の旧石井邸は小里さんから譲り受けた家で『幻の朱い実』に登場する蕗子の家のモデルでもあります。今でも荻窪には小里さんの思い出が残されています。

 

 

　『幻の朱い実』について書かれた松田青子さんのエッセイが2月1日の毎日新聞に掲載されました。蕗子と明子のやり取りがよみがえり、思わず『幻の朱い実』を読みかえしてしまいました。いつものことですが｢このまま終わらないで続いてくれ！｣という気持ちになるふしぎな作品です。キラキラとした二人の輝きは男のぼくにも伝わります。

 

 

　『幻の朱い実』には熱心な読者がおおぜいいて、全国から見学にいらっしゃいます。松田さんも数年前に石井さんの書斎に来られたそうです。知ったかぶりをしてよけいなことを｢ペラペラ｣おしゃべりしたかもしれません。嗚呼恥ずかしい！！

 

　久しぶりに関東地区で上映会のおしらせです。2020年2月22日（土）に三鷹市文庫連絡会と三鷹市立図書館のみなさんに呼んでいただきます。会場は三鷹駅前コミュニティ・センター。｢子どもに本をー石井桃子の挑戦　Ⅱ『子どもと文学』」を上映してパワーポイントでお話もします。パワーポイントは新たに三鷹バージョンを製作中です。映画に入りきらなかったエピソード、新発見を紹介いたします。ぜひおこしください。