コミュニケーションの壁を壊したい!非言語コミュニケーションへの挑戦
コミュニケーションの壁を壊したい!非言語コミュニケーションへの挑戦

支援総額

2,565,000

目標金額 2,500,000円

支援者
152人
募集終了日
2024年2月29日

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2025年09月11日 11:01

なぜか「また会いたい」と思われる人が、別れ際にしている“余韻の残し方”

「なんだか、もう一度あの人に会って話がしたいな」

 

ビジネスの会合やプライベートな集まりの後、ふと、特定の人を思い出してそう感じた経験はありませんか? 話の内容は同じくらいだったはずなのに、なぜかある人のことは強く記憶に残り、また会いたいと願う。一方で、すぐに忘れてしまう人もいる。この違いは、一体どこから来るのでしょうか。

 

多くの人は、人間関係において「第一印象」が重要だと考えています。もちろんそれも事実です。しかし、同じくらい、あるいはそれ以上に人の心を掴んで離さないのが、「別れ際の印象」、すなわち“最後の記憶”です。

 

本記事では、私たちノンバーバルコミュニケーション協会が、心理学の知見、特に「ピーク・エンドの法則」を基に、なぜ別れ際が重要なのかを解き明かし、あなたが「また会いたい」と思われる人になるための、具体的な“余韻の残し方”を、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションの観点から専門的に解説します。

 

📚この記事は3分で読めます。

 

この記事から学べること📝

・ピーク・エンドの法則の心理学的理解

・5つの具体的なノンバーバル技術

・言葉と考え方の実践的活用法

 

記憶を支配する「ピーク・エンドの法則」とは?

私たちの記憶や印象がどのように形成されるかについて、非常に興味深い法則があります。それが、ノーベル経済学賞を受賞した行動心理学者ダニエル・カーネマンが提唱した「ピーク・エンドの法則」です [1]。

 

この法則は、「人はある出来事に対する印象を、感情が最も高ぶった瞬間(ピーク)と、最後の瞬間(エンド)の2つの記憶だけで判断する」というものです。つまり、経験全体の長さや、その間の感情の平均値は、最終的な印象にほとんど影響を与えないのです。

 

例えば、2時間の映画を観たとします。途中、少し退屈な時間があったとしても、クライマックス(ピーク)で息をのむほど感動し、ラストシーン(エンド)が最高に美しければ、私たちはその映画を「素晴らしい作品だった」と記憶します。逆に、全体的には面白くても、最後の終わり方が尻すぼみだと、途端に駄作のような印象を抱いてしまいます。

 

これは人間関係においても全く同じです。どんなに会話が弾み、楽しい時間(ピーク)を過ごしたとしても、別れ際(エンド)の態度が素っ気なかったり、慌ただしかったりすると、そのネガティブな印象が全体の記憶を上書きしてしまう危険性があるのです。「また会いたい」と思われる人は、この「エンド」の重要性を直感的に理解し、意識的に“良い余韻”を演出しているのです。

 

「また会いたい」と思われる人の“余韻を残す”ノンバーバル術

では、具体的にどのようにすれば、心に残る「良い余韻」を演出できるのでしょうか。言葉以上に雄弁なノンバーバル(非言語)の技術を5つご紹介します。

1. 「名残惜しさ」を伝える表情と視線

別れ際の表情は、満面の笑みである必要はありません。むしろ、少し寂しさを感じさせるような、穏やかで優しい微笑みが効果的です。「あなたと離れるのが少し寂しい」という感情が非言語的に伝わり、相手に「大切に思われている」という感覚を与えます。そして、去り際に相手の目をじっと見て、普段より少し長く、3秒ほど視線を合わせる**「ラスティング・ゲイズ(持続する視線)」**を試してみてください。言葉にしなくても、その視線が「また会いたい」という強いメッセージを伝えてくれます [2]。

 

2. 「心を開いている」ことを見せる姿勢とジェスチャー

別れの挨拶をする際、相手に対して体を真正面に向けることを意識しましょう。体が斜めを向いていたり、腕や足を組んでいたりすると、無意識のうちに「早くこの場を立ち去りたい」という拒絶のサインとして相手に伝わってしまいます。胸を開き、手のひらを少し相手に見せるようなオープンな姿勢は、「あなたとの関係をこれからも続けたい」という受容と歓迎のメッセージを非言語的に伝えます。

 

3. 「丁寧さ」を刻むお辞儀と動作

日本のビジネスシーンで多用されるお辞儀も、やり方一つで印象が大きく変わります。言葉と同時にお辞儀をする「同時礼」は、急いでいるような、ややぞんざいな印象を与えがちです。そうではなく、「本日はありがとうございました」と言葉を言い終えてから、一呼吸おいて、ゆっくりと頭を下げる**「分離礼」**を心がけましょう。この一瞬の「間」が、相手への敬意と感謝の気持ちを深く伝え、非常に丁寧で落ち着いた印象を刻みつけます。

 

4. 「特別な時間だった」ことを感じさせる距離感

人は、相手との心理的な距離を、物理的な距離で測る傾向があります。別れ際の挨拶の瞬間、もし許される関係性であれば、ほんの少しだけ相手との距離を縮めてみましょう。もちろん、相手のパーソナルスペースを侵害しない配慮は必須ですが、このわずかな歩み寄りが、「あなたともっと話したい」「あなたに近づきたい」という親密さのサインとなり、相手に特別な感情を抱かせます。

 

5. 「最後のワンシーン」を演出する振り返りの一瞥

これは少し上級テクニックですが、絶大な効果を発揮します。別れて少し歩き出した後、ふと足を止めて相手の方を振り返り、もう一度アイコンタクトを送るのです。そして、軽く会釈をしたり、小さく手を振ったりする。まるで映画のワンシーンのようなこの行動は、相手の予測をわずかに裏切り、強い印象を残します。「自分のことをそんなに気にかけてくれているのか」というサプライズが、ポジティブな感情の「ピーク」を最後に作り出し、あなたの記憶を忘れられないものにするのです [3]。

 

余韻を深める「魔法の一言」

これらのノンバーバルな振る舞いに、具体的な言葉が加わることで、余韻はさらに深まります。定型句で終わらせるのではなく、ポジティブな感情と未来への期待を込めた一言を添えましょう。

 

  • ・感謝を具体的に伝える:「ありがとうございました」だけでなく、「〇〇さんのおかげで、本当に刺激的な時間でした」と、相手の存在がもたらした価値を伝えます。

  • ・相手の話した内容に触れる:「先ほどお話しされていた〇〇の件、私も後で少し調べてみますね」と伝えることで、「あなたの話を真剣に聞いていました」というメッセージになります。

  • ・未来への期待を明確に言葉にする:「さようなら」の代わりに、「次にお会いできるのを、もう楽しみにしています」と伝えることで、関係が今回限りでないことを示唆します。

  •  

まとめ

「また会いたい」と思われるかどうかは、その日の会話の内容以上に、別れ際の最後の数秒間にかかっています。心理学における「ピーク・エンドの法則」が示すように、私たちの記憶は「終わり方」に強く支配されているからです。

 

今回ご紹介した5つのノンバーバル術は、決して難しいものではありません。

 

  1. 穏やかな微笑みと、3秒間の視線

  2. 体を開くオープンな姿勢

  3. 言葉と分ける丁寧なお辞儀

  4. ほんの少しの距離の接近

  5. 去り際の、振り返りの一瞥

 

別れは、「関係の終わり」ではありません。むしろ「次の関係が始まる第一歩」です。これらの“余韻の残し方”を意識的に実践することで、あなたの印象は劇的に変わり、人間関係はより豊かで、継続的なものへと発展していくでしょう。

 

私たちノンバーバルコミュニケーション協会は、言葉を超えたコミュニケーションの力で、あなたの人生がより輝くことを心から応援しています。



参考

[1] The Decision Lab, "The Peak-End Rule: Why We Remember Beginnings and Ends" https://thedecisionlab.com/biases/peak-end-rule

 

[2] Psychology Today, "The Power of Eye Contact"

 https://www.psychologytoday.com/us/blog/let-their-words-do-the-talking/201704/the-power-eye-contact


[3] 日経リスキリング, 「また会いたい」と思わせる言葉 脱・定型あいさつ https://reskill.nikkei.com/article/DGXZZO24326190W7A201C1000000/

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