コミュニケーションの壁を壊したい!非言語コミュニケーションへの挑戦
コミュニケーションの壁を壊したい!非言語コミュニケーションへの挑戦

支援総額

2,565,000

目標金額 2,500,000円

支援者
152人
募集終了日
2024年2月29日

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2025年09月18日 11:30

なぜ、あのリーダーには人がついていくのか?──部下の心を掴む「傾聴」のノンバーバル術



「なぜ、あのリーダーのもとでは、メンバーが生き生きと働き、次々と成果を出すのだろう?」

 

多くのビジネスパーソンが、一度はそんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。人望の厚いリーダーと、そうでないリーダー。その違いは、一体どこにあるのでしょうか。

 

その答えの鍵を握るのが、本記事のテーマである「傾聴」と「ノンバーバルコミュニケーション」です。優れたリーダーたちは、言葉にならないメッセージを巧みに操り、部下の心を掴んでいます。彼らは、ただ話を聞くのではなく、全身で「聴く」プロフェッショナルなのです。

 

本記事では、私たちノンバーバルコミュニケーション協会が、リーダーシップにおける傾聴の重要性から、その効果を最大化するノンバーバル(非言語)の技術まで、専門的な知見に基づき解説します。

 


📚この記事は3分で読めます。


この記事から学べること📝
・科学的根拠に基づく傾聴の重要性

・ノンバーバルコミュニケーションの体系的理解

・実践的な7つの傾聴技術

 

なぜ今、「傾聴」がリーダーに求められるのか?

現代のリーダーシップにおいて、「傾聴」はかつてないほど重要なスキルとして注目されています。変化の激しい時代において、チームの多様な意見を引き出し、イノベーションを生み出すためには、トップダウンの指示だけでは不十分です。

 

リーダーシップコンサルタントのZenger Folkmanが行った調査では、優れたリーダーであると評価される人物の90%以上が、傾聴力においても高い評価を得ていることが明らかになっています [1]。つまり、傾聴力とリーダーシップ評価の間には、極めて強い相関関係があるのです。

 

ここで重要なのは、単に話を聞く「聞く(Hearing)」と、相手の心に寄り添う「傾聴(Listening)」は全く異なるということです。「傾聴」は、相手の言葉だけでなく、その背景にある感情や意図、価値観までを能動的に理解しようとする積極的なコミュニケーションです。

 

 

言葉以上に伝わる「ノンバーバルコミュニケーション」の世界

では、どのようにすれば「傾聴」の質を高めることができるのでしょうか。その鍵を握るのが、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)です。

 

アルバート・メラビアン博士が提唱した法則※では、言語情報が7%、聴覚情報(声のトーンなど)が38%、視覚情報(表情や態度など)が55%の影響を持つとされています。私たちノンバーバルコミュニケーション協会は、コミュニケーションの93%は非言語情報によって占められていると考えています [2]。

 

当協会では、ノンバーバルコミュニケーションを以下の7つのカテゴリーに分類しています。

 

カテゴリー

内容

具体例

動作行動

体の動きやしぐさ

表情、姿勢、視線、ジェスチャー

身体特徴

外見的な特徴

身長、髪型、肌の色

接触行動

身体的な接触

握手、ハグ、肩をたたく

パラ言語

声の周辺情報

声のトーン、話す速さ、リズム、大きさ

空間行動

他者との距離の取り方

対人距離、パーソナルスペース

人工物の利用

身につけている物

服装、アクセサリー、メイク、香水

環境要因

周囲の環境

照明、室温、空間の広さ



部下の心を掴む「傾聴」のノンバーバル術

ここからは、部下の心を掴むための具体的な「傾聴のノンバーバル術」を7つのポイントに絞って解説します。

1. アイコンタクト:真剣さを示す「視線の力」

相手の目を見て話を聞くことは、傾聴の基本です。「あなたの話に集中しています」という最も分かりやすいサインであり、真剣さと誠実さを伝えます。ただし、凝視しすぎると威圧感を与えるため、時折自然に視線を外すのがポイントです [3]。

2. うなずき・あいづち:共感と理解を伝える「リズム」

相手の話すペースに合わせたうなずきや、「はい」「なるほど」といった短いあいづちは、「あなたの話を理解しています」というメッセージを伝えます。単調にならないよう、深くうなずいたり、感心した表情で変化をつけることが重要です [4]。

3. 姿勢・ボディランゲージ:心を開く「オープンな構え」

腕や足を組む姿勢は、無意識のうちに相手に対して防御的な印象を与えてしまいます。少し前のめりの姿勢で、体を相手に向ける「オープンな構え」を意識しましょう。相手の姿勢をさりげなく真似る「ミラーリング」も、親近感を生む効果的な手法です [5]。

4. 表情:感情を共有する「鏡」

相手が楽しそうに話している時は笑顔で、真剣な話をしている時は引き締まった表情で聞くなど、相手の感情に合わせた表情をすることで、深い共感を示すことができます。あなたの表情は、相手の感情を映す「鏡」です。

5. 声のトーン・パラ言語:安心感を与える「声の温度」

言葉の内容だけでなく、声のトーンや話す速さも重要なノンバーバル情報です。相手が落ち着いたトーンで話しているなら穏やかな声で応じ、早口で興奮気味なら少しゆっくりとしたトーンで相槌を打ち、相手を落ち着かせます。

6. 空間の使い方:心理的な距離を縮める「パーソナルスペース」

人には、他者に入られると不快に感じる「パーソナルスペース」という心理的な縄張りがあります。近すぎず、遠すぎず、相手が心地よいと感じる距離感を保つことが大切です。1on1のような対話では、90度の角度で座ると、対面よりもリラックスしやすいと言われています。

7. 身振り・手振り:話を促し、理解を深める「ジェスチャー」

話を聞きながら、手のひらを上に向けて相手に差し出すようなジェスチャーは、「どうぞ、話してください」というオープンなメッセージを伝えます。適度なジェスチャーは対話にリズムを生み、相手の話をさらに引き出す効果があります。

 

 

ノンバーバルな傾聴がもたらすリーダーシップの変革

これらのノンバーバル術を駆使した傾聴を実践することで、リーダーシップには大きな変革がもたらされます。

 

まず、部下との信頼関係が劇的に深化します。自分の話を真剣に、全身で受け止めてくれるリーダーに対して、部下は心を開き、本音で話すようになります。次に、チーム全体の心理的安全性が高まります。「何を言ってもこのリーダーは受け止めてくれる」という安心感が、メンバーの自発的な発言や挑戦を促します。

 

そして何より、リーダー自身の成長につながります。部下の多様な意見や価値観に触れることで、リーダーは自身の視野を広げ、より多角的な意思決定が可能になります。

 

 

まとめ

優れたリーダーに共通するのは、卓越した「傾聴力」です。そしてその傾聴力は、言葉にならないメッセージ、すなわちノンバーバルコミュニケーションによって支えられています。

 

本記事で紹介した7つのノンバーバル術は、決して難しいものではありません。明日からの1on1ミーティングで、まずは一つでも意識して実践してみてください。

 

  • ・視線は相手に向いているか?

  • ・姿勢はオープンになっているか?

  • ・相手の表情声のトーンに意識を向けているか?

 

その小さな変化が、部下の心を掴み、あなたのリーダーシップを新たな次元へと引き上げる大きな一歩となるはずです。

 

私たち一般社団法人日本ノンバーバルコミュニケーション協会は、言葉だけでは伝わらない想いを届け、より豊かな人間関係を築くためのスキルを提供しています。ぜひ、継続的な学習を通じて、あなたのコミュニケーション能力をさらに磨き上げてください。

 

 


参考

[1] Zenger Folkman, "The Power of Listening in Leadership"

https://zengerfolkman.com/articles/the-power-of-listening-leadership-a-leaders-secret-weapon-for-building-trust/

 

[2] 一般社団法人ノンバーバルコミュニケーション協会, "ノンバーバルコミュニケーションとは?|非言語の重要性とスキルの活用法"

 https://nca-japan.or.jp/non-verbal-communication

 

[3] Verywell Mind, "Active Listening: Techniques, Benefits, Examples" https://www.verywellmind.com/what-is-active-listening-3024343

 

[4] HelpGuide.org, "Body Language and Nonverbal Communication" https://www.helpguide.org/relationships/communication/nonverbal-communication

 

[5] note, "12の基本スキル「聞く」:傾聴の基本|一条ハルト" https://note.com/growthivepartner/n/n75aeff1ff350

 

※「メラビアンの法則(7-38-55ルール)」は、アルバート・メラビアン教授による限定的な実験に基づく研究成果です。「矛盾するメッセージを受け取った際に、人は言語よりも非言語要素を優先する傾向がある」という条件下での結果であり、すべてのコミュニケーションに一般化できるものではありません。

リターン

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