ミャンマー洪水緊急支援|農村地の被災者を支え、被災医療施設の復旧へ

寄付総額

1,636,000

目標金額 1,500,000円

寄付者
107人
募集終了日
2024年11月29日

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2025年03月11日 12:00

洪水被災者の声と活動報告

このたびは、「ミャンマー洪水緊急支援|農村地の被災者を支え、被災医療施設の復旧へ」のご支援をいただき誠にありがとうございました。

活動が終了しましたので、洪水被災者の声と活動内容の報告、PHJスタッフからの言葉を掲載いたします。

 

 

洪水被災者の声 女性 39歳
「2024年9月11日の夕方、政府の洪水警報が流れました。しかし、私自身も村の人たちも洪水警報に注意を払いませんでした。この地域が洪水に見舞われたことがなかったからです。翌日の12日午前4時頃、村全体がパニックで、叫び声や騒音で目を覚ましました。起き上がってベッドから降りると、ベッドの下に水があったので驚きました。家族みんなでできる限りのものを2階に移動し、家の2階に留まりました。水位は急速に上昇し、また、強い流れのため、家が流されてしまうのではないかととても怖くなりました。

洪水のため、どこにも行けませんでした。私たち家族は約3日間食事をとれず、家にあったお菓子やパンなどを家族で分け合って食べました。4日目に救助隊が村に来てお弁当を配ったので、洪水以降初めてのご飯となりました。

夫が病気だったため、避難所に避難しないで家にいました。政府機関はじめ、個人の支援者からの寄付やPHJなどのNGOから、食料とその他の生活必需品の支給を受けました。洪水で家は少し傾き、家畜やその他の家族の持ち物を失いました。うちの豚が洪水の水に浮かんで死んでいたのを見たときは、とても悲しくなりました。」

現在、彼女は小さな食料品店の再開を含め、洪水で被害を受けたすべてのものの復旧に努めています。

 

 
【活動内容】
ミャンマー事務所の現地スタッフが、ネピドー公衆衛生局とレウェイ郡保健局による被災状況を確認するための現地視察に同行しました。被害の状況と被災者の状態を踏まえて被災者支援が検討され、その中で、PHJができる支援の要請を受けました。


・安全な生活用水の確保
洪水で汚れてしまった井戸の水を口にすると下痢などの感染症にかかってしまう恐れがあります。たくさんの人々が共同でつかう井戸だと、たちどころに下痢が大流行してしまいます。したがって、直ちに人々の生活用水の源である井戸の水を使えるようにするため、井戸の汚れた水をすべてくみ上げて消毒する支援活動を行いました。水をくみ上げるために必要なポンプとそのポンプを動かすための燃料を調達し、ネピドー公衆衛生局とレウェイ郡保健局に供与して、当局スタッフとミャンマー事務所の現地スタッフが協力して、洪水で汚れた井戸水のくみ上げと消毒作業を行いました。被災村にある合計82ヶ所の井戸を消毒しました。
 

井戸


 

(汚水をくみ上げるためのポンプ)キャプション

 

・衛生用品・生活用品の配布
また、避難所に避難していた被災者に衛生用品・生活用品を配布しました。物資の調達はミャンマー事務所の現地スタッフが行い、業者によって直接避難所に運び込まれ、被災者の協力を得て荷を下ろしてキットに仕分けし、現地スタッフが直接人々に手渡しました。石鹸、歯ブラシ・歯磨き粉、タオル、洗面器、バケツなど日常生活で必要不可欠な衛生用品をセットにして、34村の内、最も被害が大きかった3村の被災世帯702世帯に配布しました。

 

(衛生用品 荷下ろし)


 

(衛生用品 仕分け)

 

(衛生用品 配布)

・保健施設の衛生状況を向上
一日も早く保健サービスの提供を再開するために、洪水の被害を受けたサブセンターの敷地や建物をきれいにする必要があります。しかしながら、箒やモップ、デッキブラシやバケツなどの掃除道具も流されてしまったため、ミャンマー事務所の現地スタッフが直ちに清掃用品を調達して、被災した7ヶ所のサブセンターに直接供与しました。これらの清掃用品を使って敷地と建物、診察台やベッド、いすなどをきれいにしました。

(清掃後のサブセンター 分娩室)
(清掃後のサブセンター外観)

 
■PHJミャンマー事務所現地スタッフの声
プロジェクト・オフィサー ゾー・トゥン・ナイン

「洪水のニュースを聞いたとき、私たちは衝撃を受けました。ネピドー地域は少なくとも過去 50 年間、これほどの規模の洪水に見舞われたことがなかったので、とても驚きました。私たちの事業地の村でも大きな被害がありました。活動に参加しているボランティアから、洪水の被害を受け、驚くほど速い洪水の波で多くの持ち物を失い、避難所に避難していると聞きました。

現地当局に同行して私たちのチームが被災地を訪れ、被害の状況を確認し、人々が何を必要としているかを尋ねました。そのうえで、現地当局から支援の要請を受けました。すぐに東京本部に報告し、私たちができる限りの支援活動を実施することとなりました。 

私たちは支援物資を調達し、レウェイ郡保健局と連携して、避難所を訪問しました。衛生用品と生活用品を配布したとき、コミュニティの人々はあたたかく受け入れ、支援に対して感謝していました。支援活動は、被災者への直接的な物資配布と共に、洪水後の人々の生活用水の源である井戸の復旧活動を行いました。その結果、洪水後の水系感染症の流行は起こりませんでした。

PHJとして、人々が本当に必要としているものに貢献できたことを嬉しく誇りに思います。寄付した品物で必要なものがすべて満たされるわけではありませんが、復興に役立つものの一部になればと思います。」

 

本プロジェクトは終了となりますが、PHJの母子保健改善支援活動は、現地の人々の自立に向けて今後も継続してまいります。ぜひ応援のほど、よろしくお願いいたします。

こちらのウェブサイトでも活動を定期的に発信しています。

https://www.ph-japan.org/

 

最後になりますが、本プロジェクトをご支援いただいた皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

特定非営利活動法人ピープルズ・ホープ・ジャパン

ギフト

1,000+システム利用料


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1,000円コース

・御礼のメール
・寄付金受領証明証(領収書)

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

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