生きてこそ

今晩は。 愛知のセントハウンド・マニアのおばちゃんです。

この時期になると… どうしても会いたかった、抱き締めてあげる事が叶わなかったあの仔を思いだします。

３年前、私が個人で保護活動をしていた時に レスキューしたかった猟犬です。 名前は、サニー。

これからの犬生、たくさんの太陽の光が、 この仔に降り注ぎますように！

と言う思いを 込めて、私が名付けたブルーチック・クーン・ ハウンドの女の仔でした。

（前に少しだけ、昔の私のブログに書いた事があります。https://ameblo.jp/bouncyhounds/entry-12328671917.html 

 

 

初めて、サニーの収容写真を見たのは、 2016年の４月だったかな？　

春だった事は、 確か。

収容情報を見て、その時は、保護中の犬も居なかったので、

飼い主のお迎えが無い時は、 私が引き取ります！

と、直ぐに管理所に電話を しました。

 

収容から４日目位で、飼い主が迎えに来ました、

と管理所の職員さんから、お電話がありました。

同じ2016年の１１月。

どう見ても同じ犬で、直ぐに現地のボランティアさんに連絡し、

春にも他県で収容された事、

その時飼い主が迎えに来た事をお伝えし、

今度も飼い主が迎えに来るでしょうか？ と尋ねました。

 

 

春は、鹿児島県で収容。

次は、熊本県。

 

現地のボランティアさんのお話では、

収容された場所からして、とても猟犬と言え、

犬の脚で移動できる交通状況ではなく、

迷って鹿児島から熊本まで辿り着いたとは、 思えない。

 

一度収容された事のあり鹿児島県内には棄てれないから、

熊本県に捨てたのだろう…、と。

もちろん、飼い主のお迎えは無く、

１週間の収容期間が終わって直ぐに

現地のボランティアさんに保健所から引き出して頂き、

動物病院にてメディカルチェックをして頂きました。

 

フィラリアもマイナスで 

血液検査等のメディカルチェックも問題無かったので、

あちらの協力病院様で避妊手術をして頂きました。

手術も問題なく終わり麻酔も問題なく覚め、

病院でもスタッフの方々から、 とても良い子ですよ〜

とお褒め頂いていたサニーでした。

 

 

しかし、次の日朝ご飯を９時頃食べさせて頂き

元気にしていたのに、暫くして 突然痙攣の発作が起きたそうです。

なかなか痙攣が止まらないので

直ぐに 痙攣を止める為の治療をして下さったそうですが

一向に痙攣が治らないまま…

そのまま、サニーは亡くなってしまいました。

 

元々、癲癇があった可能性や脳腫瘍の可能性。

痙攣が治らなかった原因は、解らないですが…

 

現地のボランティアさんにサニーのお葬式を お願いし

サニーは、お骨になって私の元へ、 やっと辿り着きました。

 

保健所から引き出して頂いた時のサニー。

遠くをじっと見つめる猟犬らしい賢そうな目。

本当に、サニーに会える事が楽しみでワクワクしていました。

我が家のブルーチックのローズよりだいぶ大きな仔で、

痩せ気味で２７キロでした。

年齢も５歳くらいでしょうか、まだ若い。

癲癇があっても、全然、構わなかった。

脳腫瘍があっても、それでも構わなかった。

生きて、私の元へ来てくれたら、 それで良かった。

 

だからこそ、思うんです。

生きて収容された、 生きてセンターを出る事が出来た。

生きて私達の元へ、辿り着いてくれた。

生きていてくれて、ありがとう。

生きれなかった仔達の分も、 犬として生まれて来た事を楽しんで欲しい。