
支援総額
目標金額 300,000円
- 支援者
- 52人
- 募集終了日
- 2021年12月18日
泰緬鉄道について その4:誰が作ったのでしょうか?
泰緬鉄道建設を担ったのは、日本陸軍の泰緬連接鉄道建設隊(司令部バンコク)です。工事を実行した部隊はタイ側建設隊とビルマ側建設隊に分かれ、タイ側の主力が鉄道第九連隊、ビルマ側が同第五連隊でした。この鉄道連隊は、鉄道の建設と運行の訓練を受けた兵士の集団で、連隊長は東京帝国大学等で学んだ技術者でもありました。
鉄道連隊のほかに、鉄道材料廠、防疫、給水その他の支援部隊が加わりました。また、軍人ではない軍属の鉄道部隊として特設鉄道隊も投入されています。この特設鉄道隊には、国鉄の技師のほかに、大工や鳶の職人さんもいました。飯場暮らしが長いこれらの棟梁や親方は、気性が荒くて刺青をしていて、酒と博奕が大好きという人もいたようです。日本から南方へ向かう船の中でも喧嘩を始めて、周辺は難儀をし、軍人には軍属はなってないと罵られたとか。しかし、その人たちがいざ工事現場に立つと、「その特技を遺憾なく発揮した」というのが、ある軍属さんの回想です。
これらの日本側の工事関係者の総数は、1万名前後とのことです。これに連合軍捕虜が6万名余り、さらにアジア各地から集められ労働者(『ロームシャ』と現地でも呼ばれています)が加わります。労務者がどれだけいたか、数万名とも10万人を超えるとも言われ、実数は確かではありません。
泰緬鉄道は捕虜と労務者によって建設されたと言われることがあります。それは間違いではありません。彼らも工事に加わったのですから。ところが、まるで日本兵は奴隷頭のように鞭を持ってあるいは銃を突き付けて、捕虜や労務者だけが働いていたような図が、映画やテレビドラマなどで描かれます。これは勿論間違いですが、そうしたイメージは泰緬鉄道につきまとっています。測量は完全に日本兵だけで行われました。他方掘削、爆破、レール運搬等の作業が膨大な労働力を要し、重機が不足していた日本軍では、鉄道兵の補助として捕虜や労務者の労力を膨大に必要としていました。日本軍鉄道隊に配属された軍属の回想では、鉄道兵1名の作業量が捕虜・労務者2名のそれに匹敵したと計算されていたそうです。
灼熱のジャングルの中で、しかも限られた工事期間以内での完成を求められる中、鉄道兵のみならず捕虜と労務者にも苛酷な労働が課せられたことは、確かです。
リターン
1,000円
手軽に参加できます
◇お礼のメール
◇プロジェクトの進行・活動報告
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
3,000円

『泰緬連接鐡道要圖』復刻
◇お礼のメール
◇プロジェクトの進行・活動報告
◇『泰緬連接鐡道要圖』(鉄道開通直後の1944年に鉄道隊が作成した泰緬鉄道の路線図、同じ地図のオリジナルが、菅野廉一氏によりTBRCへ寄贈され、現在展示中)カラー復刻(非売品)
- 申込数
- 24
- 在庫数
- 6
- 発送完了予定月
- 2022年1月
1,000円
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- 19
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- 発送完了予定月
- 2022年1月
3,000円

『泰緬連接鐡道要圖』復刻
◇お礼のメール
◇プロジェクトの進行・活動報告
◇『泰緬連接鐡道要圖』(鉄道開通直後の1944年に鉄道隊が作成した泰緬鉄道の路線図、同じ地図のオリジナルが、菅野廉一氏によりTBRCへ寄贈され、現在展示中)カラー復刻(非売品)
- 申込数
- 24
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- 6
- 発送完了予定月
- 2022年1月

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- 64人

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