支援総額
目標金額 7,000,000円
- 支援者
- 414人
- 募集終了日
- 2025年2月23日

清瀬市から未来へ— 幻のロマン客車「夢空間」の鼓動を、再び。
#地域文化
- 現在
- 2,316,064円
- 支援者
- 113人
- 残り
- 11日

ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ
#ものづくり
- 現在
- 216,654,000円
- 支援者
- 12,278人
- 残り
- 30日

“鉄道を撮る、鉄道に乗る”を楽しむ活動で鉄道会社を応援したい!
#観光
- 総計
- 43人

「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!
#地域文化
- 総計
- 530人

国立科学博物館マンスリーサポーター|地球の宝を守りつづける
#子ども・教育
- 総計
- 679人

【継続寄付】DD51技術支援・鉄道を通した日タイ友好活動を続けたい
#地域文化
- 総計
- 64人

「網走鉄道」 レール延伸 ホーム設置 運転設備拡充工事のご支援願い
#観光
- 現在
- 562,000円
- 支援者
- 32人
- 残り
- 26日
プロジェクト本文
終了報告を読む
● 第一目標700万円を達成!さらなる挑戦へ。
本日、第一目標700万円を達成しました!
多くの皆様のご支援に、心より感謝申し上げます。
この電車を守ることは、首都圏の記憶を未来に伝えるために、大きな意味があると考えます。
だからこそ、デハ1002号(2040号)の歩みを、ここで止めるわけにはいきません。
● 波乱万丈の65年。その先にある今日と明日。
デハ1002号(2040号)は1959年(昭和34年)、銀座線の電車として生まれました。
その後、丸ノ内線への転属で、銀座線に残った仲間とは別の道を歩むことになります。
地下鉄を退いた後、予定されていた茨城県の鉄道への譲渡が急遽キャンセル。
行き場を失いかけたその時、千葉県を走る銚子電気鉄道とのご縁が生まれました。
お客さんを運ぶ電車として20年、引退後は安全を守る事業用車として10年。
30年近く、身を粉にして走り続けた車体には穴が空き、「もう諦めるしかない」と、鉄道保存関係者の皆様からも言われていた電車。
これだけを見ると、波乱万丈の65年を「不遇」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、クラファンを通して、300人を越える皆様のご支援、暖かい応援コメントをいただきました。
銚子電気鉄道の皆様からも「最も苦しい時期に走った主力車両」「夢を叶えてくれた」と思い出を頂きました。
まもなく100年になる日本の地下鉄の歴史のなかで、これほど多くの方々が未来を考え、思いを寄せた地下鉄電車は、他にいないのではないでしょうか。
●人々の記憶を、未来につなぐ電車へ。
デハ1002号(2040号)の故郷、銀座線が走る東京の街は、渋谷を筆頭に再開発が進み、大きく変わりつつあります。
歴史的な文化財や、思い出の街並みも、次々と姿を消しています。
しかし、その流れに身を任せ、諦めるのではなく、人々が共に歴史と文化を守り、未来を変えることはできないか?
過去の記憶と思い出を活かし、新たな未来を創る—
首都圏の文化継承とまちづくりのヒントを、この電車は私たちに語りかけてくれるのではないでしょうか。
「オレンジ色の銀座線」319両の最終走者、デハ1002号(2040号)は鉄道車両としての長い歩みを止めました。
しかし、「首都圏の過去と未来をつなぐ存在」として、これからも走り続ける力があると信じています。
●首都圏の歴史と記憶の象徴として、さらなる挑戦へご支援を。
「デハ1002号(2040号)を、もう一度、首都圏の歴史と記憶の象徴として輝かせたい。」
来るべき日に備え、美しい姿に復活させるため、さらなる目標として第二目標・第三目標を設定しました。
第二目標、1002万円。 第三目標、1568万円。
それぞれ「オレンジ色の銀座線」にとって意味のある数字です。
第二目標までのご支援は、車両の緊急処置費用・管理費などに充てさせていただきます。
特に、第三目標を達成すれば、傷んだ車両の修復・再現を前倒しで進めることができます。
この電車の物語は、ここがゴールではなく、新たなるスタートです。
「不遇だったかもしれない電車」ではなく、「一番幸福な生涯を送った地下鉄電車」にしたい。
どうか終了の2月23日(日)23時まで、引き続き、皆様の暖かいご支援をお願いします。
2月22日追記
一般社団法人CARB 地下鉄電車保存会
昭和の東京・渋谷の名風景「オレンジ色の銀座線」319両の最終走者
デハ1002号(2040号)を救いたい
現在、100年に一度の再開発が進み、昭和の面影が急速に消えていく、東京・渋谷の街。
そんな渋谷・東急東横店の3階から行き来していた「オレンジ色の銀座線」の最終走者、デハ1002号(2040号)がこの度長い役目を終え、解体の危機にあります。
デハ1002号は65年前の昭和34年秋、営団地下鉄 2040号として生まれました。
銀座線・丸ノ内線で地下鉄電車として、高度経済成長期の首都・東京の大動脈を地下で支えた「縁の下の力持ち」です。
地下鉄を退いた後は銚子電気鉄道に譲渡され、デハ1002号として活躍しました。
海沿いのレールを走る日々も決して、平坦なものではありませんでした。
デハ1002号は銚子電気鉄道が存続の危機にあった厳しい時期、主力車両として走り続けた電車です。
先の見えない日々でも人々と共に、前を向いて走り、銚子の鉄路の危機を乗り越えました。
10年前に惜しまれつつ営業運転を引退した後、デハ1002号(2040号)は事業用車としての務めを果たしました。
最後の力を振り絞り、文字通り、身を粉にして、裏方として鉄道の安全を支えたその姿は今日、満身創痍の状態で、鉄道車両を取り巻く様々な制約から解体の危機にあります。
しかし、デハ1002号(2040号)は多くの人を運び、多くのファンに愛された車両です。
そして、65年間どんな時も誰かのために、人々と共に走り続けた車両です。
そんな貴重な首都圏の歴史・文化の語り部をここで失うわけにはいかない。
いつの日か、変わりゆく東京・渋谷の生き証人として、日のあたる場所で輝いてほしい。
そのためには、皆様のご支援が必要です。
この車両を守ることを通して、失われゆく昭和の首都圏の文化財を世代を越えた人々が、共に未来へ繋げることに意味がある。
皆様と共に、どんなに暗いトンネルでも走り抜けた先に、一筋の光があるのであれば、決して諦めてはいけないとの強い覚悟で、今回クラウドファンディングへの挑戦を決意しました。
どうか、暗闇の中に輝く非常灯のように、皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。
※バナー写真撮影:多田真也太、中村滋人、原鉄夫(順不同)
ページをご覧いただきありがとうございます。地下鉄電車保存会(一般社団法人CARB)会長の今井 美槻(いまい みつき)です。
「地下鉄電車保存会」は、一般社団法人CARBが主体となり、茨城県の「首都圏電車区」で鉄道車両保存に取り組むメンバーと共に、銚子電気鉄道デハ1002号を保存するために、新たに立ち上げたプロジェクトです。
2024年6月に一般社団法人CARBを発足させ、小田急2200形電車を救出するために取り組んだ「2200形電車保存会」の活動では、1641万8610円もの多くのご支援をいただきました。たくさんのご支援、誠にありがとうございました。解体されるはずだった2両の電車は、皆様のご支援によって輸送が叶い、42年ぶりに故郷の大地を踏みしめるように小田急沿線地域を経由し、新たな活躍の場「ポッポの丘」「首都圏電車区」での日々をスタートし、たくさんの方々に親しまれる存在となっています。
一方で、デハ1002号は地下鉄電車として生まれたので、新幹線車両や特急形車両といった華やかな車両に比べると、あまり陽の当たらない場所を走ってきたかもしれません。しかしながら、今回のプロジェクトで救出を目指すこの車両は、銀座線や丸ノ内線での活躍を通じて、高度経済成長期の目まぐるしい東京の都市の発展を支えた1両なのです。私たちは昭和の東京・渋谷の街を見つめてきたレジェンド・デハ1002号が解体の危機に瀕していると聞き、この貴重な車両を後世に残していきたいと考え、この度多くの方々の協力を得て新たにプロジェクトを立ち上げました。
人々の生活を支えた車両を、表舞台からは姿を消していったとしても、文化財として守っていくことが重要だと私たちは考えます。そして、今回のプロジェクトが成功を遂げた暁には、多くの方々と共に元・営団2000形のみならず、昭和の渋谷を走った車両たちの歴史を後世に残す活動に全力で取り組む所存です。
一般社団法人CARB(Capital Area Railway Base)は2024年に設立された、首都圏を中心とした鉄道車両・文化財の救出・修復・保存・活用に取り組む団体です。
詳細はこちら>> https://readyfor.jp/projects/TRTA2040/announcements/358814






保存に必要な費用のご支援の第一目標700万円が達成できれば、解体は回避されて保存を実現することができます。
また、第二目標の金額で、傷んだ車体の大がかりな修復・塗装といった補修を見込んでいます。
さらに、第三目標以上の金額が集まれば、徐々に営団地下鉄銀座線で活躍していた頃をイメージした姿に、少しずつでも近づける修復に取り組む余裕が生まれます。(パンタグラフ・屋上機器の撤去・屋根のルーバーの意匠の再現など、できることから順番に予定しております。)

< 目標金額・支援金の使い道 >
- 第一目標:700万円
- 資金使途:解体撤回のための費用(輸送費用・鉄道車両の譲渡にあたって法令通達に適合させる安全対策工事費用等)
- 第二目標1200万円
- 資金使途:傷んだ車体を修復するために必要な費用(板金・塗装費用等)
- 第三目標1500万円
- 資金使途:銀座線を走っていた当時をイメージした姿に少しでも近づけるための費用(外装・内装改修費用)

デハ1002号の保存が実現した暁には、「地下鉄電車保存会」が主体となり、多くの鉄道関係者様からのご指導のもとに、現役の鉄道車両の定期的な検査と同様に、 4年に1回大掛かりな塗装を含めた「重要部整備」、8年に1回全塗装を含めた「全般整備」を行うなど、定期的な修繕計画を策定し、デハ1002号を後世に残せるよう全力で取り組んで参ります。
そして、いつの日か、この車両が激動の昭和の東京・渋谷の街の姿を語り継ぐ文化財として広く認められる日が来る時まで、私たちが責任を持ってお預かりします。どうかその日まで、私たちにお任せいただけないでしょうか?
車両の状態を考えると「この車両を引き取ってどうするんだ」「もう手遅れだ」という厳しいご意見を持たれる方もいらっしゃることと思いますが、あえて難易度の高いデハ1002号の修繕・維持管理に挑戦することで、保存を担う人材の育成とスキルアップを目指していくことも、今回のプロジェクトの意義の一つです。
鉄道車両保存に取り組む人材の成長・ノウハウの集積は、今後の「鉄道車両保存」の将来を左右する鍵になると確信しており、その意味でも絶対に失敗することのできない挑戦と考えています。
このクラウドファンディングで資金が調達できないと、デハ1002号を救うことができません。現地では解体業者様により、鉄板などが続々と運び込まれております。役目を終えたデハ1002号の車内は真っ暗のままです。まさに今、明暗の「分岐」に差し掛かっています。

しかしそのような中にあっても、もう一度、オレンジ色の銀座線に、暗闇の中に輝く非常灯のようなあたたかい皆様の力を合わせ、灯りを灯そうではありませんか。
もう時間がありません。65年間誰かのために走り続けた地下鉄電車「デハ1002号(営団地下鉄2040号)」を救うため、どうか皆様のご協力・ご支援を、よろしくお願いいたします。

今井美槻/一般社団法人CARB 代表理事
この度は銀座線を走った2040号(銚子電気鉄道デハ1002号)を救うためのプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。茨城県土浦市で首都圏にゆかりのある鉄道車両を留置・修復・活用するスペース「首都圏電車区」を整備・運営しております、一般社団法人CARB 代表理事の今井と申します。
今年の夏、たくさんの方に支えられ、山梨県にあった解体予定の小田急2200形電車の救出が実現し、2211号を「ポッポの丘」で、2212号を「首都圏電車区」で、新たな日々をスタートさせることができました。
私は、多くの人々に親しまれていた東急世田谷線(玉電)の旧型電車が、全車解体を余儀なくされた現実を四半世紀前の幼き日に目の当たりにし、子どもの頃からいつの日か電車を保存することが夢でした。そして、その夢を実現するためにどうすれば良いのか考え、走り続けてまいりました。
大学進学後、私はすぐに起業し、学習塾等を営む教育・文化芸術・ホビー関係のベンチャー企業経営に取り組み、収益・私財を投じて、電車を保管・修復するための土地を茨城県に購入し、荒地だった場所を志を一にする皆様のお支えや近隣の方々や関係企業様のご協力のもと、大型の電車の搬入・留置が可能な状態に整備し、「首都圏電車区」として整備を進めて参りました。
今年の夏、皆様に支えられ小田急2200形電車の救出に成功し、また鉄道保存に人生を賭けて取り組まれた方の後ろ姿を見て、私は貴重な鉄道車両を後世に守り抜く達成感を感じると共に、その責任の重さを感じました。
首都圏の失われていく貴重な鉄道車両を守るため、私たちは一般社団法人を立ち上げ、属人的な鉄道車両保存ではなく、永続的な車両保存体制を構築することを目指しています。様々な車両を「首都圏電車区」に搬入し、集約管理することで、それぞれの車両を思うファンの皆様同士が出会い、その力を結集させ、協力し合い、スケールメリットを働かせた「令和の鉄道保存のあり方」を実践して参ります。そして、今後とも解体の危機に瀕する貴重な車両の救出に取り組み、適切な修復・管理体制を構築し、貴重な鉄道車両に「終着駅の来ない世界」「引退電車を活用できる社会」を実現したいと考えます。
もちろん「首都圏電車区」はそれぞれの車両の終着駅ではありません。本来であれば、その車両が活躍した縁のある場所で、鉄道車両を保存することが望ましい所です。先日の小田急2200形車両の輸送時も、本来解体されるはずだった車両が、皆様の暖かいご支援で救出され、一瞬だけとはいえ40年以上ぶりに小田急線の走る故郷に帰ってきた姿、鉄路ではなく道路ではありましたが故郷である大都会を堂々と走る姿は、込み上げるものがありました。
個人的な正直な想いを述べるならば、やはり鉄道車両は「故郷」にいてこそ輝く存在であると強く思います。しかしながら、特に今回救出を目指す銀座線の電車が走る「故郷」は、「渋谷」はもとより、日本で一番地価が高い「銀座」など、どこも東京のど真ん中で、特に東京の地価・不動産価格の上昇が叫ばれる今日では現実的とは言えません。
しかしながらここで諦めてしまったら、いつの日か文化財として価値が認められる日が来た時に、「本物」が残っていない取り返しがつかない事態になってしまいます。そうした中で、鉄道車両をはじめとした大型文化財を守るための取り組みは、東京のみならず首都圏全体で取り組まねばならないと思います。そのようなこともあり、同じ県内の日立電鉄に24両の僚友が駆け抜けた、2000形にゆかりのある茨城の地にある「首都圏電車区」で、まずは車両の修復に取り組みたいと考えます。
平成生まれの私は、銀座線をオレンジ色の電車が走っていた姿を知りません。ですが「本物」を見れなかったからこそ、子どもの頃「営団地下鉄車両写真集」を読み、昭和のオレンジ色の銀座線の姿に強い憧れを抱きました。今回のプロジェクトは、昭和の東京を走った銀座線の電車を、渋谷という街を走った電車を、世代を越えて皆様と力を合わせて未来へと守り抜く大きな挑戦の第一歩です。
しかしお恥ずかしながら、そうした理想に向けた想いの一方で、限られた時間の中で膨大な資金を全て用意することができない現実があり、今回クラウドファンディングに挑戦させていただく次第です。皆様のご協力・ご支援をどうかお願いします。

岩崎直彦/一般社団法人CARB理事・一般社団法人電鉄文化保存会代表理事
このたび元銀座線2000型(現銚子電鉄デハ1002号)の車両の保存についてご関心をお持ちいただきありがとうございます。私は、赤城山中で東急電鉄の車両3両を修復、保存している一般社団法人電鉄文化保存会代表理事の岩崎直彦と申します。また、このプロジェクトを主催する一般社団法人CARBの理事を拝命し保存活動に参加させていただいております。
私の車両保存との関わりは、2013年から松本電鉄(現アルピコ交通)の電気機関車ED301の塗装修復を依頼されたことから始まり、6年の歳月を掛けて完成させました。この作業はなかなか経験できない貴重なもので、修復作業当初は全くの素人だった私によく依頼してくれたと思いますが、その作業はやってみると思いのほか楽しくて苦労はまったく感じませんでした。また、それを通して修復のノウハウを身につけることができました。その後、同電鉄で解体の危機に直面していた東急5000型の救出に携わり、赤城南麓に移送してその修復作業を続けています。そして現在は、今年救出された小田急2200型の修復作業にも協力させていただいております。
今100年に一度の大改造でその姿が変わっていく渋谷の街ですが、東横デパートの3階に設けられた駅にせわしなく出入りしていたオレンジ色の銀座線の車両は、在りし日の良き渋谷の風景に欠かせない存在でした。私が小さかった頃には銀座線をよく利用していましたが、各駅に停車する前には先頭から1両ずつ室内灯が消えて暗い車内に非常灯が点灯していたのを懐かしく思い出します。この度救出しようとしている元営団地下鉄2000型もその銀座線を走っていた1両でした。その後、改造の上銚子電鉄という第2の職場に移籍しそこでも活躍できた大変幸運な車両であり、ほとんどの銀座線車両が消えてしまった現在、奇跡的に残された大変貴重な車両と言えます。
現在CARBの立ち上げた首都圏電車区には小田急2200型と福井鉄道モハ161が収蔵されておりますが、この元銀座線2000型は昭和34年製造で、私が保存している東急5000型と奇しくも同じです。この救出が成功すれば、新性能電車黎明期の魅力的な年代の車両がここ首都圏電車区に一堂に会することとなります。また今後加わるであろう車両を合わせると小田急・営団をはじめとした関東大手私鉄の車両が集い、首都圏電車区の名に恥じない陣容にすることができます。古く、劣化の進行している車両を修復、保存していくことは、大変な労力と時間、そして資金が必要です。しかし、一度失ってしまった車両は、二度と取り戻すことが出来ません。後世にその遺産を引き継いで残していくためには、今行動しなければならないのです。これらの貴重な車両達を未来につなげていく活動を力強く推進しているCARBに、ぜひご理解とお力添えをいただきたく、お願い申し上げます。

塚本健太/一般社団法人CARB・キハ10保存会会長・寒川町鉄道保存会会長
鉄道は移動手段だけではない楽しみ方がたくさんあります。みなさんも「乗り鉄」や「撮り鉄」はたまた「呑み鉄」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。私も最初はそうしたライトな鉄道好きの一人でした。そんな私が、ふとしたことをきっかけに迷い込んでしまった(?)鉄道保存の世界は、そうした楽しみ方とは全く違うものでした。何が違うのかというと、ひとりではどうしようもできない世界だ、ということです。
車両を保存するための土地の取得・整備もあれば、線路の敷設やメンテナンス、車両の輸送・修繕・公開・管理…それらを支える広報・デザイン・事務…ありとあらゆる仕事があります。つまり、鉄道保存はそれほど大変です。でも、面白いのです。
なぜ面白いのでしょうか。それは、一人ではできないこと・完結しないことだからこそ、社会的なインパクトもまた大きいからです。私自身、昨年にキハ10系気動車を取得し、保存活動を開始しました。この活動を通じて実感したことは、「モノ」が残っているからこそ技術発展の過程を学ぶことができ、それだけでなくその当時の暮らしや乗った時のエピソードなど「ヒト」をつなぐことができるということでした。
そんな中で、本プロジェクトのリーダー・今井さんから首都圏電車区の話を伺い、今年から運営のお手伝いをさせていただいています。首都圏の鉄道車両(とくに電車)はたとえ歴史的・技術的な価値があっても保管場所の確保の難しさなどからなかなか保存に結びつくことが少ない状況です。そうした中で首都圏電車区という「場所」を持っていることによって、これまでにも複数の車両を救ってきました。今年2024年ですと、元小田急2200形の劇的な救出が記憶に新しいですが、このプロジェクトを行うことができた一つの重要な理由としてこの場所があったからだと思います。
そんな中で一報をいただいたのが、このデハ1002号という電車だったのです。今井さんや岩崎さんがこの車両の魅力や歴史的な意義について書いてくださいました。東京の地下鉄銀座線から丸ノ内線へ、そして千葉の銚子電鉄へと渡り歩いてきたこの車両は、それぞれの場所で多くの方を運び、そして多くの方に支えられながらつながってきたものです(応援コメントをぜひお読みください、多くの関係者の方に支えられてきた車両だということを痛感しました)。だからこそ、その歴史・技術をここで途絶えさせてはいけない。そう思っています。
本クラウドファンディングを通じて、この車両の解体をまずは止め、そして修復への道筋をつけることで次の世代につなぐための懸け橋にしたいと考えております。鉄道保存に限らず、何事も「ヒト」「モノ」「カネ」の全てがそろって始めて持続可能な活動になります。本クラウドファンディングはその最初のきっかけになると考えております。どうかご支援いただければ幸いです。
江上 英樹様/合同会社部活 部長
<メッセージ>
一般社団法人CARBの方々とお会いしたとき、皆さんの若さと志のデカさに驚かされました。僕自身は『鉄子の旅』などの漫画を通じて、鉄道への想い、特に消えゆく車両や路線への気持ちは作品中で表明しつつも、それ以上のアプローチは叶わず、忸怩たる想いで彼らを見送ることとなりました。そうした中でも銚子電鉄で“鉄子カラー”となったデハ1002号は思い出深い車両です。しかし、すでに営団時代から車歴60年を超えた車両であり、それがより新しいものに更新されていくことは、時代の必然です。実際、昨今のSNSを通じてこの車両が鳥葬状態になっていること知り、心を痛めつつも納得しておりました。それがこの度、CARBの皆さんの手で保存されるという話を聞いて、我が耳を疑いつつ、小躍りしたことは事実です。これはなんとしても協力しなくてはなるまい!!とにかく、とるものもとりあえず、応援する次第です。最近の若者、なかなかやるなあ。
<プロフィール>
元小学館マンガ編集者。小学校時代から鉄道趣味を持ち、担当する雑誌で『鉄子の旅』『月館の殺人』等の鉄道漫画を手がける。特にスイッチバックへの興味は強く「I love switchback」という専門サイトを立ち上げ(現在開店休業中)それを元に2024年8月『スイッチバック大全』(栗原景氏と共著:誠文堂新光社刊)という書籍を上梓する。また2022年から木次線・出雲坂根スイッチバックを応援するために活動を行なっており、この12月15日にはREADY FORにて「木次線応援コミック制作」プロジェクト(https://readyfor.jp/projects/sakanecomic)をスタートさせた。

竹本 勝紀様/銚子電気鉄道株式会社 代表取締役
1959年(昭和34年)の製造以来、65年の長きにわたり働き続けた銚子電鉄1000形デハ1002。営団地下鉄丸ノ内線の方南町支線にて活躍の後、大改造を経て銚子電鉄線にやってきたのは1994年(平成6年)のことでした。弊社初のカルダン駆動による車両は、軽やかなモーター音を奏でながら6.4kmの道程を来る日も来る日も走り続けました。2015年(平成27年)に引退後は事業用車両として輸送の安全確保のために働き続けました。そんな歴史を持つデハ1002が、いよいよ銚子電鉄線を離れ、旅立ちの時を迎えます。
長年の使用と塩害の影響から車体はかなり傷んでいますが、その姿は弊社の歴史と重なり合うものがあります。振り返れば、経営状況が逼迫し、最も苦しい時期に主力車両として活躍したのが1000形車両でした。その一両であるデハ1001は引退後に松戸市内の博物館にて展示され、デハ1002は 一般社団法人CARB 地下鉄電車保存会様のご尽力によりデハ1001同様、静態保存される運びとなりました。
役割を終えた車両の殆どが解体されていく。それは鉄道車両の宿命ではありますが、デハ1001に続いて1002も往年の姿をとどめつつ、静かに余生を過ごしてほしいと願うばかりです。本車両の運搬・設置に係る諸費用調達のため、クラウドファンディングに挑戦されることにエールを送ると共に、本プロジェクトに賛同される皆様のお力添えを心よりお願い申し上げます。
※第一目標達成後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
※本プロジェクトのリターンのうち、有効期限を設けている体験型のリターンについて、有効期限内にやむを得ない事情によりご案内が困難になった場合には、有効期間について個別に調整させていただくこととし、ご返金は致しかねますのでご了承ください。
※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 今井 美槻 (一般社団法人CARB)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年6月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
一般社団法人CARB 地下鉄電車保存会が、皆様からいただいた資金を、元営団地下鉄銀座線2000形>銚子電気鉄道デハ1000形車両を保存するための費用(輸送費用・鉄道車両の譲渡にあたって法令通達に適合させる安全対策工事費用・整備費用等)として大切に使用します。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額は自己資金で補填します。
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プロフィール
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リターン
10,000円+システム利用料
【グッズコース】クリアファイル
●『1002号 クリアファイル』
現役時代ver
搬出陸送作業verの2枚セット
- 申込数
- 39
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
10,000円+システム利用料
【グッズコース】オリジナルデザイン銚子電鉄弧廻手形(1日乗車券)
●『オリジナルデザイン銚子電鉄弧廻手形(1日乗車券)』
1002号をデザインした、銚子電鉄全線を任意の日付で使用いただける、オリジナル弧廻手形(1日乗車券)です。
※払い戻しはできません。
※有効期限:発行より1年以内
- 申込数
- 35
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
10,000円+システム利用料
【グッズコース】クリアファイル
●『1002号 クリアファイル』
現役時代ver
搬出陸送作業verの2枚セット
- 申込数
- 39
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
10,000円+システム利用料
【グッズコース】オリジナルデザイン銚子電鉄弧廻手形(1日乗車券)
●『オリジナルデザイン銚子電鉄弧廻手形(1日乗車券)』
1002号をデザインした、銚子電鉄全線を任意の日付で使用いただける、オリジナル弧廻手形(1日乗車券)です。
※払い戻しはできません。
※有効期限:発行より1年以内
- 申込数
- 35
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月























