クハ481-502再現　～冬に向かって再始動～　そしてその後の予定について

11月3日と4日に実施予定でした撮影会ですが、小松市内のインフルエンザの蔓延がかなり影響していましたので、急遽中止させていただきました。

それでも両日、お越しになられた方の総数は200人程度にのぼり、セルフ撮影会とさせていただきました。

 

現在クハ489-501は、正面をクハ481-502末期の姿を再現し、ちょうどこのクラウドファンディングプロジェクトを始めるにあたって掲載しました「みどり」の写真の時代となっています。

もちろん、車体そのものに手を加えることは出来ませんが、修繕の過程でかなりの場所を既に整備していましたので、この姿からのクハ489-501への復元はさほど難しいものではありません。

 

 

ご支援いただきました皆様に向けてのリターンも全て終了させていただきました。

最後に残りましたのは、撮影会に使用したヘッドマークでした。

このような背景もあり、撮影会の先送りも出来ず、ご期待に沿えない分もあったかと存じますので、後日あらためて、再現した先頭部の写真を集めた画像データをDVD-Rに詰め込んで、個人的にお楽しみ頂く為のデータ集として販売したいと思います。

どうぞご了承下さいませ。

 

 

屋根の補修はこれから、ひたすらローンテックスの剥離と天井の錆孔塞ぎ、防錆に特化した作業に入ります。

まだ屋根全体の7割程度は未施工ですが、作業効率が良ければ10日あれば綺麗に鉄板状態にすることが可能です。

これから冬にかけて日に日に作業効率は悪くなりますが、年内に剥離作業だけでも完了できないかと思っています。

 

 

屋根の補修として、現在当会で預かっております路面電車、元加越能鉄道の射水線直通用だった、デ７０６１でも、この春と秋で、天井部分の防錆と孔塞ぎを済ませました。

これから越冬期にかけてこの状態のまま過ごしていただきますが、あえて鉄製車体の対候性を確認するのが目的で、その結果は今後の鉄道保存の基本的な効率化の為にも情報を共有してまいります。

 

次の日曜日、当会も参加する「保存鉄道組合総連合会」フォーラムが開催されます。

下記リンクをご参照いただきまして、ご興味のある方は是非ご参加下さいませ。

 

 https://t.co/k3Eg7wdJUT」 / X (twitter.com)

 

レディフォーさんをはじめ、鉄道保存に寄与した団体さんが集まり、今後の鉄道保存の方向性で意見交換し、一貫性を持ちたいという願いがあります。

新たな保存の車両や継続的な車両の保存についての支援など、様々な問題をワンストップで一度共有し、再分配したり一点投下したり、柔軟に発展に向けて歩んでまいりたいものです。

 

 

かくいく、当会もこれから2両目、3両目という車両の保存や所有を検討するにあたり、ボロボロの状態のまま増やすわけにはまいりません。

次なる計画は、この「デ７０６１」の復原です。

動態とまではいきませんが、外観を昭和40年の姿にまでは戻してあげたいと思います。

それは、塗装を戻すだけではなく、恒久的に保存する為に、外観は原形を再現しつつ、出来るだけ車内を活用しやすい状態にするために、外観、特に側面については車体をリフレッシュしていきたいと考えています。

勿論、完全に復原する方が簡単ですから、復原をベースに、+＠は保存の在り方をちゃんと明示するためにも一つ踏み込んだ仕事をしたいと思います。

クハ489-501の今回のプロジェクトでも様々な誤解が生じたと思われますが、きちんとご理解いただいていれば、なるほどそうか！という気付きや、保存する上でのポイントが共有出来るのではないかと期待しています。

デ７０６１プロジェクト、この冬には始動致します。

高岡が熱い今こそ、ご支援ご協力をお願い申し上げます！