
寄付総額
目標金額 3,000,000円
- 寄付者
- 379人
- 募集終了日
- 2021年7月31日
仲間への愛情からのプレイングマネージャー転身(森山敦喜)
仲間への愛情からのプレイングマネージャー転身
箱根駅伝出場が仲間の夢であり僕の夢でもある
筑波大学陸上競技部
駅伝主務 森山敦喜
こんにちは!
筑波大学 陸上競技部 長距離パート4年、プレイングマネージャーの森山敦喜(もりやまあつゆき)と申します。日頃より筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトへの多大なるご支援とご声援をいただき、誠にありがとうございます。
皆様からの多くの応援コメントとご支援が日に日に積みあがっていく様子に、チームを支える身として感謝の気持ちで一杯です。また、同時に興奮を覚えています。それは、応援メッセージを拝読させていただくほどに、応援してくださっている皆様とチーム筑波で最高の喜びを共有したいという気持ちがどんどん強くなっているからです。
あと3ヶ月余り、悔いのないようにチームのために僕ができることを精一杯していきたいと思います。
さて今回、初めて手記を書かせていただくわけですが、筑波大学だからこそと言えるような学生(選手)がたくさんいる中で、それらの学生を押しのけて、プレイングマネージャーという立場にいる僕が手記を担当することに恐れ多い気持ちがあります。
そう思うくらいに魅力に溢れる学生が沢山いるのですが、僕の“箱根駅伝出場に懸ける想い”は、どの選手にも引けを取らないと思っています。
何故そう言えるのか?は、僕が「プレイングマネージャーになった経緯」と「マネージャーとしてのモットー」について記す今回の手記でわかっていただけると思います。拙い文章ですが、僕の想いを最後まで読んでいただけたら嬉しく思います。
僕は、中学生から陸上競技を始めました。自分なりに頑張っていましたが、個人成績では人に自慢できるものはなく、上位の大会に出場することなど到底かなわない競技レベルでした。そんな僕を陸上競技の虜にしたのが駅伝でした。
僕の学校は中学1年と2年の東京都中学駅伝で優勝し、チームで目標としていた全国中学駅伝への出場を叶えました。そのときから「チーム全員で勝利を目指す」という駅伝競走の魅力に惹かれ、どんどん陸上競技にのめり込んでいく自分がいました。個人の競技では冴えなかった僕ですが「いつしか、駅伝で活躍するような選手になりたい!」と思うようになっていきました。
そうして希望を膨らませた僕は、高校でも陸上競技を続けていくことを決心しました。意気揚々と進学した高校ですが、長距離の指導者がいなかったこともあり、残念ながら全く競技力を伸ばすことは出来ませんでした。他責にする気はありませんが、未熟な僕にとって、指導者の有無は影響が大きかったように思います。
そのため「指導者のいる大学で自分自身の可能性を信じて競技を続けたい。そして、強くなりたい」「俺は、まだまだ強くなれる!」「いや、強くなってみせる!」そんな思いが強くなっていきました。
丁度その頃、筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトの記事が目に入りました。学生が生き生きと活動している様が目に浮かび、しかも、高校時代にあまり実績のない選手が確実に競技力を高めていることがわかりました。「僕がチャレンジする場所はここだ!」と確信し、筑波大学の門を叩くことにしました。
僕は、物理学の教師になることが目標でした。筑波大学は、理工学と箱根駅伝を両立できる数少ない大学でしたから、そのことも自分の進路としては合致していたのです。しかし、残念ながら現役での合格は叶いませんでした。
でも、筑波大学での「理工学×箱根駅伝」という文武両道への強い気持ちは萎えることはなかったので、浪人生活を乗り越えることができました。一年越しになりましたが、晴れて筑波大学に入学することができたのです。
そんな僕の理想像は、入学して間もなく簡単に打ち砕かれます。現実はそう甘くはありませんでした。5000mの自己ベストが16分台で、しかも、浪人による1年間のブランクもあるのですから、最初は練習についていくことさえできませんでした。
体力が戻って練習をこなせるようになると、今度は、怪我を繰り返すようになりました。頑張っても頑張っても、結果が伴わない状況が続き、自己ベストを更新できないまま、月日だけが流れていくようでした。
その頃の怪我は深刻で、脚の痺れが頻繁に出るようになっていました。病院で精密検査を受けたところ、腰椎に異常があると診断され、それは、競技に支障が出る致命的とも言えるものでした。リハビリトレーニングをすれば、競技は続けられるということでしたが、この試練を乗り越えるための心を作るのに、かなりの時間がかかりました。
この期間は、今になって振り返っても、本当に苦しい時期でした。それでも当時は、「まだ大丈夫、俺は絶対強くなれる!」「諦めたらダメだ、今は我慢の時期だ!」と挫折しそうになる自分自身に何度も言い聞かせて、体幹トレーニングやリハビリトレーニングに打ち込みました。
とにかく必死にやりました。必死になることで前に進んでいる感が自分の中で持てるからです。でも、それは疑似の前進であって、致命傷を根本から解決する手段ではなく、脚の痺れは続きました。思うようにトレーニングできないのですから、競技成績が向上するわけがありません。“落ち込む自分”が出現すると、“落ち込む自分を励ます自分”が出現する、そんな堂々巡りが1年余も続きました。
その辛い時期に、僕を支えてくれたのはチームメイトでした。先輩や同期のメンバーが僕の怪我の相談に乗ってくれ、指摘やアドバイス、励ましをくれました。後輩も練習の際には、僕を鼓舞するような言葉を投げかけてくれました。仲間の存在なくして怪我に苦しんだ時期を乗り越えることは出来なかったと思います。
しかし、どんなに頑張れども、競技成績の向上が伴わないという現実を目の当たりにして、自分の夢を叶えようと燃えていた心の炎は徐々に弱まり、いつ消えてもおかしくない状態でした。そして、とうとう陸上競技に対してもネガティブな考えを持つようになっていきました。
そんな僕の心が大きく変わったのは、2020年1月。26年ぶりの箱根駅伝を終えたときの反省会でした。弘山駅伝監督が握手をしながら、僕に言ってくれた言葉です。
森山、焦っちゃダメだぞ。来年もじっくり頑張ろうな!
たった一言でした。でも、そのたった一言が、僕の心を大きく揺さぶったのです。腰椎に問題を抱えている僕をまだ選手として見ていてくれている。
「嘘だろ!?」と思いました。僕は、チームからは戦力として見放されていると思っていました。実際に、腰にエラーが出ている選手が、筑波大学の戦力になるどころか、そもそも箱根駅伝の舞台に立つことを目標にすることさえおかしいはずです。
競技に対してネガティブな気持ちになっていた当時の自分には、とても心に響いた一言でした。このときに僕の中で、何かが変わったように感じます。
人は人に救われるのだ! つまり、人は人を救うのだ!
ということに改めて気付き、「僕でも人を救うことができるのではないか!?」と思い始めたのです。
競技成績がなかなか上向かない僕に、いつも熱心に指導をしてくださる弘山監督、いつも励まし、勇気づけてくれたチームメイト。たった2年弱のことが、走馬灯のように頭に流れました。
「これまで何度も助けてもらった仲間に自分なりに恩返しがしたい」そんな気持ちが自然と湧いてきました。そして、「もう一度箱根駅伝という大きな舞台に出場して、今度は悔しい順位ではなく、仲間とともに盛大に喜び、笑い合いたい!」そう思うのに時間はかかりませんでした。
プレイングマネージャーになって、チームを支えながら、やれる範囲で走っていこう!
僕の中で消えかけていた炎が、勢いを取り戻してメラメラと燃え始める感覚がありました。
そうは言っても、実際は、選手兼マネージャーに転向することは、僕の中ではかなり大きな決断です。選手として箱根駅伝を走ることが僕の夢でしたから、「あと2年を残して夢を諦めていいのか」という問いを投げかける自分もいました。でも、その背中を最後に押したのは僕自身の「チームメイトへの愛情」であったように思います。
皆の箱根駅伝に対する想いは強く、その気持ちを知っているからこそ、チームメイトが大好きで、大好きなチームメイトに「もう一度箱根駅伝の舞台で闘ってリベンジしてほしい!」「予選会を通過してもう一度皆で喜び合いたい!」と支える側に立って、箱根駅伝を共に戦いたいと心から思うことができました。
大好きな仲間のため、チームの勝利のため、自分にできることをやってやろう!!という僕の偽りのない気持ちに素直に向き合えたとき、僕の心の中で何かが弾けました。
「僕の選手としての夢は叶えることができない。でも、チームの夢を叶えることが僕の夢になったときに、喜びを享受できる」と思えたのです。そして、大学3年の5月からプレイングマネージャーとして、僕の新たな挑戦が始まりました。
プレイングマネージャーに転向してからは、「自分の天職なのかも!?」と思うほどに、生き生きしながら陸上競技に取り組めていると感じています。練習の準備やタイム読み、給水などの練習に関わる仕事だけではなく、いつも明るくポジティブな存在でいることもマネージャーの仕事であると僕は思っています。
「森山がいれば、チームが明るくなる!競技場も活気付く!」と言われるようなマネージャーになることが僕のモットーです。また、マネージャーにできることは「“ファイト!”という4文字の声援にどれだけ想いを込めることができるか」であると思っています。
僕が放つたった4文字の声援で、チームメイトの底力を出すことができる。そんな思いを込めるために、日々選手との関わりを大切にしています。
また、監督やコーチのそばで練習を見る機会が増えたことで、選手のフォームの改善点などが少しずつ分かるようになってきて、自分自身のフォームの分析などもできるようになってきました。
今まで見えていなかった陸上競技の世界が新しく見えてくるようで、新鮮な気持ちで練習に向かっていくことができています。最近は、昔よりも陸上競技を楽しんでいる自分がいることに、とても驚いています。
昨年の箱根駅伝予選会は次点となり、悔しい思いをしました。僕自身もとても悔しく、涙が止まりませんでした。それはマネージャーだからこそ、大きな感情になるような気がします。マネージャーは、コーチ陣よりもチームメイトの様々な努力を目の前で見ること多いからだと思います。
仲間の頑張りを一番近くで見てきた者として臨んだ初めての箱根駅伝予選会は、僅差の敗退となりました。なんとしても、この悔しさは今年の予選会で晴らしたいと思います。昨年の先輩方の想いも背負って、大好きなチームメイトと1月2・3日に大手町で喜び合うために、マネージャーとしての任務を全うして、夢の舞台に進む切符を手に入れたいと思います。
最後にはなりましたが、これからも僕たちの挑戦への応援とご支援をよろしくお願いします!
皆様と共に再び箱根路を駆け抜けることができるよう、精一杯頑張っていきます!
ギフト
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