一人でも多くの難民に~日本での生活を支えるために継続的な支援を
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2022年08月26日 16:58

受益者の声:ヴィクトリアさん(21歳)

4月初めに来日し、当会からの緊急一時金制度を利用したヴィクトリアさん(21歳)が、これまでの体験や今後の希望を語ってくれました。ヴィクトリアさん から日本の方々への感謝のビデオメッセージもご紹介します。

 

戦火を逃れ 弟と2人で日本へ

 

2022年2月、ヴィクトリアさんはキーウの大学で日本語を学ぶ大学院生で、弟のアルテムさん(当時16歳)は高校を卒業し、大学進学の準備をしていました。ロシアの軍事侵攻が始まった2月24日の早朝、バーンという大きな音が何度もして目が覚めました。慌てて母親の寝室に駆け込むと、ベッドの上に避難用の荷物や書類などが山積みになっていました。

 

それを見た途端「ああ戦争が始まったんだ、と実感しました。とても恐ろしかったです」と当時を振り返ります。しばらく病院の地下室や自宅で避難を続けていました。学校にもいけず、攻撃に怯えるだけ日々が続き、食料も乏しくなってきました。近所にミサイルが落下したこともあります。

 

「この頃のことは、記憶があいまいです。思い出そうとしても、恐怖のせいなのかよく思い出せません」。2人の父親は軍人で、当時東部戦線におり、とても心配だったといいます。母親は看護師です。「母は『私はお父さんのそばにいる。あなたは弟を連れて逃げなさい』と言いました」

 

インタビューに答えるヴィクトリアさん
インタビューに答えるヴィクトリアさん

 

たった一人の知人を頼って

 

ヴィクトリアさんは「避難先では働かなければ生きていけない。自分にできるのは日本語関係の仕事しかない」と、来日を決意。しかし情報も乏しく、大学など具体的な受け入れ先はなかなか決まりません。その時、以前通訳のアルバイトで知り合った日本人女性から「何か私にできることはない?」とメールが届きました。その人に日本での保証人になってもらい、来日が実現しました。

 

課題は弟の大学探し

 

今は自治体から提供された住宅に住み、週に3日、ウクライナ難民の子どもたちをサポートする仕事をしています。9月からは大学院にも通う予定です。 アルテムさんは大学進学を目指し、週5日日本語学校に通っています。

 

AAR Japanの緊急一時金については、ウクライナ人の知り合いから教えてもらいました。「緊急一時金の支給にはとても感謝しています。最初に、私の歯の治療に使いました。日本の医療費は高いのでとても助かりました。その時はまだ仕事も見つかっていなかったので、 食費、交通費にも使いました。とてもとても助かりました」

 

当面、ウクライナに帰国することは考えていません。戦争が終わっても、地雷や不発弾がどこにあるかわからず、インフラも破壊されて、落ち着いて勉強する環境にはならないと考えるからです。「私も弟も今はしっかり勉強して、いつかウクライナの復興に貢献できるようになりたいです。避難しているこの時間は、決して無駄にはならないと思っています」と語ります。

 

ヴィクトリアさんを見守る弟のアルテムさん
ヴィクトリアさんを見守る弟のアルテムさん

 

目下の課題は、アルテムさんの大学探し。アルテムさんは数学や物理が得意で、高校ではコンピューター言語も専門的に学んでいました。将来はエンジニアとして働きたいといいます。高校は卒業済み、大学入学はまだという状態で来日したため、受け入れ先を探すのに苦労しています。

 

日本語で入学試験を受けないといけないのかどうか、入学試験にはどんな勉強が必要なのか、授業料はどうなるかなど、不安なことばかりです。 また、パソコンがなく困っています。  

 

一人でも多くの方に支援を

 

ヴィクトリアさん姉弟のように、日本に到着して一安心ではありますが、その後の生活をスタートさせるには資金が必要です。
AAR Japanの緊急一時金制度(18歳以上10万円、18歳未満5万円) は、5月末の開始から8月3日までで112人の難民・避難民の方にご利用いただきました。現在も申し込みが相次いでいます。
 今後も一人でも多くの方に支援を届け、新生活をスタートしていただけるよう、私たちと一緒にご支援いただきますよう、お願い申し上げます。
 

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・感謝のメッセージをお送りします。
・会報(季刊誌・年4回発行)と年次報告書(年1回)をお届けします(希望者のみ)当会の活動を詳しくご覧いただけます。
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・寄付金受領証明証(領収書)をお送りします(希望者のみ。1月に前年分をまとめて送付します)

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