
- 累計支援者
- 23人
受益者の声:ヴィクトリアさん(21歳)
4月初めに来日し、当会からの緊急一時金制度を利用したヴィクトリアさん(21歳)が、これまでの体験や今後の希望を語ってくれました。ヴィクトリアさん から日本の方々への感謝のビデオメッセージもご紹介します。
戦火を逃れ 弟と2人で日本へ
2022年2月、ヴィクトリアさんはキーウの大学で日本語を学ぶ大学院生で、弟のアルテムさん(当時16歳)は高校を卒業し、大学進学の準備をしていました。ロシアの軍事侵攻が始まった2月24日の早朝、バーンという大きな音が何度もして目が覚めました。慌てて母親の寝室に駆け込むと、ベッドの上に避難用の荷物や書類などが山積みになっていました。
それを見た途端「ああ戦争が始まったんだ、と実感しました。とても恐ろしかったです」と当時を振り返ります。しばらく病院の地下室や自宅で避難を続けていました。学校にもいけず、攻撃に怯えるだけ日々が続き、食料も乏しくなってきました。近所にミサイルが落下したこともあります。
「この頃のことは、記憶があいまいです。思い出そうとしても、恐怖のせいなのかよく思い出せません」。2人の父親は軍人で、当時東部戦線におり、とても心配だったといいます。母親は看護師です。「母は『私はお父さんのそばにいる。あなたは弟を連れて逃げなさい』と言いました」
たった一人の知人を頼って
ヴィクトリアさんは「避難先では働かなければ生きていけない。自分にできるのは日本語関係の仕事しかない」と、来日を決意。しかし情報も乏しく、大学など具体的な受け入れ先はなかなか決まりません。その時、以前通訳のアルバイトで知り合った日本人女性から「何か私にできることはない?」とメールが届きました。その人に日本での保証人になってもらい、来日が実現しました。
課題は弟の大学探し
今は自治体から提供された住宅に住み、週に3日、ウクライナ難民の子どもたちをサポートする仕事をしています。9月からは大学院にも通う予定です。 アルテムさんは大学進学を目指し、週5日日本語学校に通っています。
AAR Japanの緊急一時金については、ウクライナ人の知り合いから教えてもらいました。「緊急一時金の支給にはとても感謝しています。最初に、私の歯の治療に使いました。日本の医療費は高いのでとても助かりました。その時はまだ仕事も見つかっていなかったので、 食費、交通費にも使いました。とてもとても助かりました」
当面、ウクライナに帰国することは考えていません。戦争が終わっても、地雷や不発弾がどこにあるかわからず、インフラも破壊されて、落ち着いて勉強する環境にはならないと考えるからです。「私も弟も今はしっかり勉強して、いつかウクライナの復興に貢献できるようになりたいです。避難しているこの時間は、決して無駄にはならないと思っています」と語ります。
目下の課題は、アルテムさんの大学探し。アルテムさんは数学や物理が得意で、高校ではコンピューター言語も専門的に学んでいました。将来はエンジニアとして働きたいといいます。高校は卒業済み、大学入学はまだという状態で来日したため、受け入れ先を探すのに苦労しています。
日本語で入学試験を受けないといけないのかどうか、入学試験にはどんな勉強が必要なのか、授業料はどうなるかなど、不安なことばかりです。 また、パソコンがなく困っています。
一人でも多くの方に支援を
ヴィクトリアさん姉弟のように、日本に到着して一安心ではありますが、その後の生活をスタートさせるには資金が必要です。
AAR Japanの緊急一時金制度(18歳以上10万円、18歳未満5万円) は、5月末の開始から8月3日までで112人の難民・避難民の方にご利用いただきました。現在も申し込みが相次いでいます。
今後も一人でも多くの方に支援を届け、新生活をスタートしていただけるよう、私たちと一緒にご支援いただきますよう、お願い申し上げます。
コース
1,000円 / 月
毎月1,000円応援コース
・感謝のメッセージをお送りします。
・会報(季刊誌・年4回発行)と年次報告書(年1回)をお届けします(希望者のみ)当会の活動を詳しくご覧いただけます。
・メールマガジンをお届けします(希望者のみ)当会の活動やイベント情報などをお届けします。
・寄付金受領証明証(領収書)をお送りします(希望者のみ。1月に前年分をまとめて送付します)
2,000円 / 月
毎月2,000円応援コース
・会報(季刊誌・年4回発行)と年次報告書(年1回)をお届けします(希望者のみ)当会の活動を詳しくご覧いただけます。
・メールマガジンをお届けします(希望者のみ)当会の活動やイベント情報などをお届けします。
・寄付金受領証明証(領収書)をお送りします(希望者のみ。1月に前年分をまとめて送付します)
1,000円 / 月
毎月1,000円応援コース
・感謝のメッセージをお送りします。
・会報(季刊誌・年4回発行)と年次報告書(年1回)をお届けします(希望者のみ)当会の活動を詳しくご覧いただけます。
・メールマガジンをお届けします(希望者のみ)当会の活動やイベント情報などをお届けします。
・寄付金受領証明証(領収書)をお送りします(希望者のみ。1月に前年分をまとめて送付します)
2,000円 / 月
毎月2,000円応援コース
・会報(季刊誌・年4回発行)と年次報告書(年1回)をお届けします(希望者のみ)当会の活動を詳しくご覧いただけます。
・メールマガジンをお届けします(希望者のみ)当会の活動やイベント情報などをお届けします。
・寄付金受領証明証(領収書)をお送りします(希望者のみ。1月に前年分をまとめて送付します)

あなたの寄付がウクライナの子どもたちの未来を広げます
- 総計
- 53人

サポーター50人大募集!紛争下にいる子どもたちの未来を応援しよう。
- 総計
- 10人

フィリピン・セブ島沖地震|命をつなぐ緊急支援
- 現在
- 186,000円
- 寄付者
- 34人
- 残り
- 9日

児童養護施設平安養育院|子どもたちの「もっと遊びたい!」を叶えたい
- 現在
- 8,945,000円
- 寄付者
- 139人
- 残り
- 7日

宮崎神社|消えゆく田舎の神社を100年先へ、神様とのご縁をむすぶ
- 総計
- 23人

白血病と闘う患者さんを継続的に支援するサポーターを募集!
- 総計
- 23人

障害や難病のある人の 多様な働き方を応援してください!
- 総計
- 23人
![AAR Japan[難民を助ける会]](https://readyfor.jp/s3/readyfor-img/user_images/432264/medium/19a46a42b5601b79b2b1c6729babf0c1897975c7.jpg?1650852531)











