残り11日ですが、朝陽の病気について。

朝陽の病気について今日ご質問頂きましたので改めましてこちらに書かさせて頂きます。

説明の為にお写真お借りしています。

 

お写真で見て頂ければ分かると思うのですが、左が正常の心臓で右が大動脈(赤い血管)と肺動脈(青い血管)が繋がっているところを縛る手術をしました。

赤い血管は全身に綺麗な血液を送る血管なのですが、全ての血液が全身に回らず、繋がっている所から青い血管に流れていました。

これが逆に流れると手術出来なくなります。

 

お腹の中でいる時は肺呼吸していないので、青い血管から赤い血管に流れているそうなのですが、生まれると数日で閉じなければいけない血管が開いたままで赤い血管の方が太いので、生まれた時から赤い血管から青い血管に流れるのですが、数日で閉じます。

ですが、朝陽は閉じずにいて、本来仔犬時代に手術していれば殆どの後遺症もなく元気でいられるのですが、2年間放置だったために心臓がこれ以上大きくなれない位に大きくなってしまっていました。

肺にもお水が溜まっていました。

手術前に利尿剤を最大まで飲ませ肺のお水が抜け緊急手術になり、手術をし動脈管を縛る手術をしました。

 

ですが、大きくなってしまった心臓は元の大きさに戻るのは難しいと術後にお聞きしました。

大きくなってしまっている心臓を小さくするために今は強心剤で小さくしています。

ですが、まだ大きい為に僧帽弁逆流はしています。

 

小さくなってくれれば弁も届き逆流もしなくなりますが、まだまだ時間も検査も治療も続きます。

緑色になっているのが弁が閉じれていないために逆流している血液です。

 

動脈管を縛れば完治だと私も思っていました。

ですが、心臓が小さくなり、弁が閉じてくれなければずっとお薬を飲ませないといけません。

 

そして、僧帽弁の根元に丸くなっているのが確認出来た為に、将来、僧帽弁閉鎖不全もしくは僧帽弁形成不全のどちらかだったと思うのですが、将来なる可能性が高いとも言われています。

どちらになる可能性が高かったのかは次回病院に行った時にもう一度聞いておきます。

申し訳ございません。

 

ですので、手術したら完治ではなく、これからも治療や検査が必要になってきます。

先日も体が楽になってきている分遊びたい気持ちが強く若葉と数分部屋の中で遊んだだけで、その日は何度も咳き込みをしていました。

 

今までお水を飲んで咳き込む事はありましたが、それ以外では咳き込む事がなかったので心配ですが、内服薬でしか治せないし、完治も難しいです。

 

皆様、動脈管開存症の手術で完治してると思っている方が多いと思いますが、未だに心臓の治療は続いています。

時間もどのくらいかかるか分かりません。

なので、皆様のお力を貸して頂けないでしょうか?

 

動脈管開存症の手術は成功しましたが、それに伴う心臓肥大及び僧帽弁逆流は治っていません。

残りわずかですが知って頂きたく思い書かせて頂きました。