命からがら逃げてきた親子

ハッピーりぼんには毎日のように保護依頼の問い合わせがきています。まだ、シェルターや体制が整っていないこともあり、対応が限られてます。

ですが、今回緊急を要すると思われる案件がありました。

隣の空き家で母猫が３匹の仔猫を出産していました。激しい鳴き声がするため窓を開けるとイタチのような動物が仔猫を咥えて走り去る姿が見えたそうです。呆気にとられていると、ものすごい勢いで母猫が仔猫をくわえて駆け込んできたそうです。
避難できた仔猫は１匹のみで、他の２匹はイタチに連れ去られてしまったようです。

「仔猫は足の様子がおかしいし、猫嫌いの息子が帰って来るので保護できない」と。
足の様子がおかしいという言葉も気に掛かり保護することにしました。

親子をさっそく病院へ連れて行きました。
母猫は健康状態特に問題なし。

仔猫は下半身麻痺のような歩き方をしています。診察台に乗せたときも後脚は伸びたままです。

レントゲンも撮りました。成長段階の骨なので、なんとも言えないが脱臼したような様子もないし先天的なものであろう。

今後、普通に歩くのは難しいのではないか、と言われました。

この子が外で生きていくのは困難です。保護して良かったと思いました。
兄弟で、唯一助かった命。大切に育てたいと思います。
預かりさん宅にて親子一緒に様子を見てもらっています。

多くの猫たちを救えるように、ご支援よろしくお願いします！！