施設長三浦より感謝のご報告

皆様のご支援、お力添えのおかげで、あすなろ学苑に対するご寄付が本日ネクストゴールである１５０万円に到達致しました。

106名の皆様より、心温まる応援メッセージを頂戴し、そのお気持ちや励ましに涙する日々です。

皆様のご支援のおかげで、苑生全員に従前どおりの工賃である約３万円を１ヶ月間お支払いする事ができます。本当に本当にありがとうございます。

 

　クラウドファンディングへの挑戦経緯につきましては、プロジェクトページに記載させて頂きましたが、私達の施設にコロナの影響が出始めたのは２月からでした。

最初は、ホテルや道の駅等の観光施設に卸していた商品の受注がストップ。次いで病院や高齢者施設等の出入りが禁じられました。当初は私や職員、施設関係者に当苑商品の購入を依頼し、また姉妹福祉施設の食事やおやつで活用して頂き、なんとか持ちこたえてきましたが、４月７日に緊急事態宣言が発表され販売先は８割減。奈落の底に突き落とされました。

　なんとか苑生さんの仕事を作りたい、そして生活に必要なお金を受け取る方法はないか、無我夢中で国から示された助成制度を探しました。

　持続化給付金は対象外。（当方のように高齢者施設、障害者施設、病院を複合的に運営し、自主休業していない施設は前年同月売り上げが５０％未満になりません。）

就労継続支援B型事業所は利用者と事業所に雇用関係がない為、国の雇用調整助成金も対象外。

 一部の自治体では、市が利用者の給与の一部を保障する独自の制度を発表しましたが、私達の地域はそのような助成制度もなく、利用者は所得補償が全く受けられない事がわかりました。

私共と同じ苦境に曝されている施設は沢山あります。同様の施設を運営する仲間に尋ねると、災害や感染症はどうする事もできないから仕方がないよねという返答が多く、私はどうしても腑に落ちず紋々とする日々でした。

あすなろ学苑をあすなろ学苑の苑生を愛しているからです。

コロナウィルスの世界的蔓延という大混乱の中であすなろ学苑も様々な課題に直面し、頭が破裂する程悩み、考え、藻掻き、一人の力では何も解決できない無力さを痛感しました。そして、社会の皆様のお力をお借りし、この苦境を打破できないかと考え、この挑戦に至りました。

　プロジェクトを開始したものの、プロジェクトが成立できるだろうかとても不安な毎日でしたが、こうして社会をよくしたいと考えて下さる多くの方達のサポートで短期間に成立することができました。

 

　そして、昨日は皆様のあすなろ学苑に対する温かなご支援に感謝と感動で胸一杯になり、全く寝つけずにいると突然ある歌が頭の中で再生されました。

 

♪本田路津子さんの「一人の手」♪です。

一人の小さな手　　何もできないけど
それでも　みんなの手と手を合わせれば　何かできる　何かできる

一人の小さな目　　何も見えないけど
それでも　みんなの瞳で見つめれば　何か見える　何か見える

一人の小さな声　　何も言えないけど
それでも　みんなの声が集まれば　　何か言える　何か言える

一人で歩く道　　遠くて辛いけど
それでも　みんなのあしぶみ響かせば　　楽しくなる　長い道も

一人の人間は　　とても弱いけれど
それでも　みんなが集まれば　　強くなれる　　強くなれる

それでも　みんなが集まれば　　強くなれる　　強くなれる

あすなろ学苑は皆様のご支援の輪、ご縁で強くなる事ができました。

そしてこれからも支援者の方達と手を携えて、歩んで参りたいと深く感謝しているところです。

心より　御礼申し上げます。ありがとうごさいます。

 

　2020.5.28　あすなろ学苑　施設長　三浦麻矢