アスリートのからだから「元気の源」を発見して、日本を元気に!
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寄付総額

3,149,000

目標金額 3,000,000円

寄付者
115人
募集終了日
2023年3月31日

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2023年03月14日 17:20

私が見つけた大切なもの・連載記事その5

​5回目はこれまでお話ししたことの考察とまとめ、そして補足説明です。

 

まず今回ヒトの血液サンプルを使った実験をしましたが、1回目で紹介したParabiosis(並体結合)の実験と比較して明らかになったことは、本研究で元気な状態と定義した最大呼吸を高めるのは皮膚接触刺激、体温、フェロモン、気合いなどではなく、試験管の中に入っている物質Xであることです。そして、Parabiosisの実験のように「なんとなく元気になったように見える」というのではなく「元気」を最大呼吸という客観的指標で定量できるようにしました。

 

さらに、ヒトの血液成分がマウスの骨格筋培養細胞に効いているので、物質Xは種を超えて効果を示すものであるということです。Parabiosisの実験を科学的な解析がやりやすいシステムに置き換えることができました。

 

そして、高齢者と運動習慣のない学生とアスリート学生から採取した血液の比較実験から、物質Xは活動量に応じて上昇する可能性があり、しかも習慣的な運動は高齢者であっても物質Xを増加させる可能性が高いことを示唆しました。以上が本クラウドファンディングのタイトルにつながる「アスリートの血液の中に元気の素の存在を確認」したことの一例です。

 

血液の中にこのような成分が含まれるという発見は世界初であると考えており、物質Xは私が長年探してきた「エクサカイン」の一種なのかもしれません。エクサカインは日本語では「運動(反応性)作動物質」ですが、運動が我々の体の各器官(脳、肝臓、脂肪、骨など)によい影響を与える引き金になる物質の総称です。

 

私は運動生理学を専門とする体育の教員です。基本的には皆様に運動することをおすすめしています。しかし、怪我や虚弱、また老化などの諸事情によって運動がままならない人がいることも事実であり、その人達のウェルネスも考える必要があります。今回の実験では、運動しているわけではない培養細胞の最大呼吸が物質Xにより上昇することを示しました。すなわち、エクサカインである物質Xを運動ができない人の体内に入れれば、その人(の細胞)が運動したことと同じ効果を得られ、元気になる可能性があると考えています。あるいは、血液中の物質Xの濃度を上げるような食事・サプリメントの摂取でも運動ができない人が運動したことと同じ効果を得られる可能性もあるかもしれません。

 

 

物質Xの正体を明らかにし、それを活用して運動弱者を含む国民の皆様が元気になるような研究を行おうと考えています。その研究を行うための資金が必要であり、このクラウドファンディングにご協力いただけることを望んでおります。クラウドファンディングは3月末で終了します。以上の実験結果の一例をご確認の上、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 


《補足説明1》

今回の連載記事ではストーリーをわかりやすくするために最大呼吸を上げる作用がある「物質X」を想定しましたが、加齢や運動しないことにより分泌される物質Yを想定することも可能です。この場合は運動が物質Yを低下させる効果があるものと考えればよいわけです。さらに、運動が物質Zの分子修飾(リン酸化や糖鎖付加)を行い、これにより最大呼吸を上げる作用が出るようになったと考えることもできます。いずれにせよ、これらの分子の実体をつかむための研究を実行していきたいと考えております。

 

《補足説明2》

このクラウドファンディングの実行者の武政徹は長年アンチドーピングの立場で研究を行ってきました。その立場は今でもぶれることはなく、本研究の結果、物質Xの正体が明らかになったとしても、これをアスリートが摂らないような工夫をします。すなわち、実用化物質Xにはそれが人工合成物だとわかるような分子的な印(マーカー)を付けることを考えており、ドーピングしても検出しやすいようにします。これによりアスリートが自分の体に実用化物質Xを入れる抑止力になります。アスリートには物質Xを「持久性運動がうまくいっている」ことを簡単な血液検査でモニターする道具として活用していただければと思っています。

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