メッセージリレー#4　4人の母　モーラン恵さん

 

息子が病気だった時、

もっと周りに助けを求めれば良かったと思いました。

 

私は、4年前に、我が息子を脳腫瘍で亡くしています。

 

医者から病名と共に余命宣告を受けてから

3ヶ月もしない内に天国へ羽ばたいてしまったのです。

 

当時は、病気を治すために夫婦、家族ぐるみで協力しましたが、

周りからの"何かあったら何でも言ってね"の言葉には、

こちらからお願いすることをしませんでした。

 

DIPG という完治法が見つかっていない病気だったので、

治療が進んでいるアメリカや、他の国を調べたりしても治療費、

手術代、交通費等、膨大な金額に、愕然とした事をはっきりと覚えています。

 

愛する息子を助けたかった。

 

見る見るうちに、歩けなくなり、話せなくなり、

食べることさえ難しくなっていった我が息子8才。

 

彼は、私達に愛するということを小さな身体を張って、

教えてくれたのです。

 

病気が身の周りに来ない限り、

私達は本当には理解出来ないのです。

 

"手伝うよ、何でもするよ" という言葉には、

何かをお願いしても良いと思うのです。(実際、難しいのですが。笑)

 

少しのお金が役立つのなら、寄付する事をお願いする事は、

何も出来ないけど手伝いたい、と思っている方達にお願い出来るのです。

 

お金はいくら持っていても天国へは持っていけません。

 

五体満足な身の私達は欲を持ち過ぎなのです。

 

ぜひ、皆さんで助けが必要としている人達を励ましましょう。

 

江里子さん、イベントでぜひ周りの方々に笑顔と勇気、

感動を与えてくださいね。

 

心から応援しています。

 

 

4人の母 オーストラリア在住

モーラン恵 さん