石巻の日和山に行ってきました

もうすぐ震災から3年、実は石巻を訪れるのは初めてでした。自分を保てる自信がなくて行くことができなかったんです。でも、そろそろ自分の目で見て、身体で感じることが必要な気がして行くことにしました。 以前は仕事でよく訪れていた石巻、ずいぶん変わりました。新しい道路もたくさんできていて少し迷ってしまいました。

どうにかたどり着いた日和山からの景色はすっかり変わっていました。写真では見ていましたが、やはり実際に見ると違います。 もちろん、もう瓦礫は片付けられて何もない土地が拡がっているだけですから「ああ、こんな広い範囲が津波に持っていかれたんだな…」という、ある意味します第三者的な感想を感じながら歩いていたのですが、この場所に立った時に一気に感情が激してしまいました。 あの時、多くの人がこの階段を、あの坂道を登って来て、この場所から街が海に飲み込まれていくのを見ていた。そのことが今目の前で起こっているかのように僕を襲ってきて涙をこらえるのがやっとでした。

一つ救われたのは、石巻の街が復興に向けて、ある種の「活気」を感じさせてくれたことです。