路線バスの車輌塗装に込められた意味

今日はいい天気になりました！陽光が心地よいですが油断せず安全運転で頑張ります！

本日は弊社路線バスの旧塗装、新塗装の配色に込められた意味について、お話しさせてください。

まずは、画像を…

前からの画像はよく見られているのですが、このようなラインの比較はあまりご覧になることは無いのではないでしょうか？

実はこのラインに深い意味があります、が！奥の旧塗装、手前の新塗装ともに色の意味などの正確な資料が無くなっております…。

ですので自分がＯＢやベテランから聞き取った言い伝えでご説明します（民俗伝承みたいになってきました）。

まず旧塗装ですが、赤のラインは一本が人、もう一つが道と吹屋のベンガラを示しています。緑は一本が高梁川、もう一本はこの地域の山、水田、全体の風景を表現しています。ベースの肌色は主に人と生活、おおきな赤は道と、吹屋の赤色の集落のイメージ。桜の春、紅葉と風情の秋、雪化粧の冬とこの高梁市周辺域はとてもきれいな場所ですが、初夏の高梁は『アツいぜ！高梁！』で日本中に今日の最高温度で名をとどろかす名所？ですね。自分も、イメージは、『光にあふれた夏』を思い浮かべます。皆様はどうですか？

そして新塗装、赤は人、生活、（吹屋のベンガラ）、緑は水田や山々と高梁川、黒は道、そしてこの黒のラインとベースの白色は城下町高梁・新見の城壁をイメージしています。高梁市中心部の国道沿いにも備中松山城に張り巡らされた城璧を模した壁がずっと並んでいます、新塗装には歴史的な要素が加味されていますね。自分はこちらの色を見ても、初夏の高梁をイメージしてしまいます。

なお旧塗装については地元の塗装できる業者様と提携して旧塗装のノウハウを再現しています。また、再塗装するときには旧塗装も守り伝えていきたいです。