空間を考える（by菊池）

こんばんは菊池です。

 

日々、空間としての「ハードルの低さ」というものを考えます。

 

 

 

そこで、「ハードルの高い」空間を考えてみると。

・店主のこだわりが色濃い
・空間全体に意識が行き届いている
・どことなくストイックな雰囲気
・空気がパリっと硬い

 

抽象的ですが、こんなことが浮かんできました。要は店主によって「完成」された空間。我々が入り込む隙がないんですね。常連さんは店主の心の隙に入りこめるかもしれませんが。。。

 

社会心理学で「割れ窓理論」というものがあります。ざっくりと言いますと、窓ガラスの割れたビルなどには落書きなどが多いがキレイな場所には落書きをされることが減るといったものです。

 

目指す空間はポジティブに未完成で、みんなが関わる余地のある空間だと思っています。

 

 

 

美術館のように私と対象に線を引くのでなく、私の地続きとして空間を思いのままに使ってもらったり、改善を指摘してもらったり、どこか頼りなくみえる我々に色々と話しかけてほしいので、そんなツッコミどころを残した空間をつくっていきたいです。