【10】幕末を生きた松平春嶽の足跡をたどる。

 

【10】幕末を生きた松平春嶽の足跡をたどる。

 

 

さて，今回のクラウドファンディングの期間も残り僅かとなってまいしました．

残り日数も11日となるなか，90％超まで達成率を上げて参りました．

達成に向けてラストスパートを頑張る所存です！

 

そして，今回の支援金を用いて作りたいものに

桜床に設置する「越前松平家の家紋ー三つ葉葵」の模様をあしらった陣幕があります．

 

この幕末を生きた松平春嶽，皆様はどんな人かご存知でしょうか？

春嶽は1828年に江戸城・田安屋敷にて産声を上げ，

その後10歳近くで伊予の松山藩の養子となることが決まっていたが，

1838年突如，福井藩主・松平斉善が急逝すると，福井藩へ養子として招かれ，藩を継ぐことになったのである．

 

春嶽が福井藩へ来た際，借金を抱えた藩の財政はひどいものであった．

その後，橋本左内や由利公正らの有能な藩士の登用をすすめ，

熊本藩より横井小楠を顧問として招き，藩校である明道館を創設したり，

近代工業の導入したりと，藩政改革を主導した．

 

春嶽は藩政だけでなく，徳川幕府の政治にも関わったが，

春嶽自身はもともと尊王攘夷派でもあったことから，

公武合体政策を推進し，幕政の改革にもあたったのである．

 

大政奉還がなされた後は，明治維新の激動の時代変化のなか，

新政府での役職を歴任し，政務から退いた後も

幕末から維新にかけての歴史書を執筆した．

 

 

実は，福井の偉人には幕末から維新にかけて大活躍した人物が

非常に多くおり，優秀な人材の宝庫であったことは

現在の福井にも語り継がれているんです．

 

私たちのお祭りも，その歴史を少しでも紡ぐことができるように

陣幕を作って語り継ぐお手伝いができればと思います！