満開のリンゴの花

梵珠山麓のリンゴの花が満開になりまして、園地はリンゴ花のあまい香りで充満してます。

　皆さんは桜とリンゴの花の違いはご存知でしょうか? 同じバラ科樹木なので花の形は似てますが、色や香りは違いますね。

　リンゴの花は近づくと少しピンク色もありますが、基本的には白色です。香りも文字ではお伝えするのが難しいですが、やはり全然違います。

　ちなみに五所川原市(金木)出身の文豪・太宰治の小説「津軽」の一節では「大川の土手の陰に、林檎畑があつて、白い粉つぽい花が満開である。私は林檎の花を見ると、おしろいの匂ひを感ずる。」と表現されています。

　実は一番目立った大きな違いは咲き方です。葉と花がどちらが先に出るかの違いです。
　桜　：花→葉
リンゴ：葉→花

桜は満開まで花のみですから、全体が桜色に包まれれ、後に葉桜になります。
一方でリンゴは若葉が先に出てから白い花が咲くので、満開時では白色と緑色の混合となります。

こういったのを意識してみると、お花見の見方が変わってくるかもしれませんね。