同じコミュニティにいるだけではなくて外にもっと出る事も大事。

初めて会ったのは、映画『女になる』についての会議で中野区のとあるホールで出会いました。

とても気さくで、物腰柔らかく、周りへの目配せ気配り屋さん。

彼女の言葉でとても印象的だったのは、

 

『私は女性の友達が有難いことに多く、自然とその中にいた事が良かったと思ってる。同じトランスジェンダー女性といることもいいけれどそれだけにならず、様々な人の中にいることも大切。同じコミュニティにいるだけではなくて外にもっと出る事も大事。』

 

同じ意見の人がいた！！とても嬉しかったのを覚えています。

しかし、当時の僕は上手に言葉にできず悶々としていたので、彼女の凛としたその言葉に感銘を受けたのを忘れません。

その時、学生だった彼女はアルバイト先でも看板娘として活躍されていたとのことでした。

トランスジェンダー女性だからではなく、人として周りの方から好かれ人間力溢れる方でした。

 

そして先日久しぶりに再会した時は、結婚をして素敵な旦那様とも一緒でした。

トランスジェンダー女性とトランスジェンダー男性の逆転夫婦として社会人の傍ら講演会活動も精力的にしているお二人。

 

正直、当事者同士というだけでの付き合いが苦手な僕は、お二人と話していると当事者同士のなれ合いではなく、いち人間同士としてお付き合いさせて頂いていると感じられています。

 

歩夢くんの、『男らしさ、女らしさではなく、自分らしさというのを必ず講演会などでは伝えさせて頂いている』

様々な経験を乗り越えてきたからこそ、その想いの強さは発せられる言葉に宿っていました。

とても優しく想像以上にきっと繊細で、人情味あふれる彼は、気遣い屋さんのみゆちゃんとバランスが取れているナイスカップル。

二人といると性別を超えた人間同士のお付き合いができる貴重な友人です。

 

そんなお二人の人の良さや、言葉の説得力は、社会の一員としてしっかりと地に足つけて立っているところから来ているのだと思います。

そしてLGBTQだからとかではなく人間として人付き合いをしているお二人のフラットな感性に共感し、そして尊敬しています。

 

何とこの度、お二人の活動や人生を勝手に応援させて頂いているはずが、お二人から心強い応援メッセージを頂きました！！

ありがとうございます！！

 

 

男らしさ、女らしさ。

28歳になった今も、僕は分かりません。

そもそも誰の基準で決められたもの？

 

大切なのは性別を越えた表現力！！

男らしさ、女らしさを追求するよりも、自分らしさをどれだけ創り上げていけるかだと思っています！！

 

当事者だけでなく、皆さんが手にとって一つでも多くの自分らしさに気付くことが出来る最高のツールになる事を願っています！！応援しています！！

 

 

 

私は幼い時から、性に違和感を抱いていました。

性同一性障害という言葉を知るまでは

自分が何者なのか、どうしたらいいのか。

将来が不安で不安で仕方ありませんでした。

でも、今は女性として社会に出て、結婚をしました！

辛い時、側にいてくれた家族、友達、そしてパートナー。

1人でも味方がいると安心する。そして強くなれる。

自分の気持ちを閉じこめないで。

今は辛い時、悩む時。でも、いつか輝く未来が待っています。

 

あなたの素敵な笑顔を見せてください！応援しています。

 

 

東根歩夢・未悠