ホーリーハウスは大きな節目を迎えます

 朝夕は涼しく、すっかり秋らしくなってまいりました。

皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。

NPO法人CATS WELCARE代表の川越里佳です。

「猫たちが快適に過ごせるように新しい保護スペースを作りたい！」という想いから、2号店をオープンすべくクラウドファンディングを立ち上げてからもうすぐ早1年が経ちます。

CATS WELCAREをご支援くださり、ずっと見守り続けてくださっている多くの皆様、私たちに活動の場を与えて下さり、改めて心より御礼申し上げます。

活動報告でもお知らせしてきましたように、私たちはホーリーハウスの完成を待たずして、50頭の多頭飼育崩壊レスキューを経験し、オープン前からフル稼働の状態が続いています。4月末のオープンから9月末までの5か月で、温かい家族に巡り合ってホーリーハウスを卒業し、幸せを掴んだ猫は21頭になりました。そして今も、たくさんの猫たちが皆さまの作ってくださったこの場所で、幸せを掴むため日々を過ごしています。

この子たちが不幸な境遇から助け出され穏やかに暮らせるのは、皆さまのお力添えのおかげです。本当にありがとうございます。

さて、先の活動報告でお伝えしました通り、ホーリーハウス1階のカフェ「夏目」がこの10月末で撤退の運びとなりました。オープン前から多くの時間をかけて話し合いを重ね、ただひとつ「ねこのしあわせのために。ひとのしあわせのために。」という理念に近づくために頑張ってきた大切なお店の撤退は、本当に悲しく残念でなりません。

訪れてくださる方々の心がホッとほぐれるような、そんな場所にしたいと、千野店長が考えてくれた体に優しいランチメニューは、私たちの理念の一部である「ひとのしあわせのために。」を体現する自慢の品々でした。私自身、夏目で過ごすひと時が日々のささやかな幸せで、理由を作ってはランチタイムに何度も足を運びました。夏目に通ってくださるファンの方々もでき、愛される自慢のお店に育ててくれた店長には心から感謝しています。

千野店長は、赤字経営の保護団体CATS WELCAREを助けるべく尽力してくださいました。オープン前から1年近く、精一杯踏ん張って下さいましたが、立地条件もありなかなか黒字化が難しく、ご自身が経営するお店も抱える中で、これ以上の負担は難しくなりました。

一緒に頑張ってきた仲間を失うことは本当に悲しいことです。

が、ホーリーハウスはなくなりません。保護猫ルームあべの店の店長西井をはじめ、ボランティアも含めたチームを結成し、理念を体現できる持続可能な保護猫活動の拠点とすべく、意見を出し合いながら新生ホーリーハウスを目指して頑張っています。

いつも前を向いて「ねこのしあわせのために。ひとのしあわせのために。」活動を続けていくためには、私たちの理念に賛同してくださる皆様の存在が不可欠です。

ぜひ、CATS WELCAREチームの一員として、今後も私たちを見守り、応援いただければ幸いです。

まだ生後半年のホーリーハウス。大きく育つ夢を一緒に共有してください。

よろしくお願い致します。

川越里佳