東京雪祭SNOWBANK PAY IT FORWARD 2021

 

11月13-14日　代々木公園で行われた東京雪祭で、東京一早い初雪をふらせてきました！

 

・・・

 

今年で11回目を迎えるこのイベントは、プロスノーボーダーによるパフォーマンスやライディングコンテスト、音楽ライブやアートブースなど多彩なプログラムが展開されており、

中でもひときわ目を引くのが何台も連なる献血バスと、献血を待つ若者たちの行列です。

 

―――

 

このイベントを企画しているのは 荒井 善正 (Daze)さん。

 

プロのスノーボーダーとしての夢を実現させた矢先に「慢性活動性EBウイルス感染症」という難病にかかり、闘病生活を強いられます。

 

有効な治療法は見つからず、生き延びる唯一の方法が骨髄移植でした。

 

長期間病院のベッドでドナーが見つかるのを待ち続け、奇跡的に適合者が見つかり病気を克服することができたDazeさんですが、その経験から

ドナー登録者を増やし、病気で闘う誰もが骨髄移植を受けられるスタートラインに立てる社会をつくりたいと、骨髄ドナー登録と献血を呼びかけるイベントを開催しようと決意します。

 

特にDazeさん自身が闘病中に全国のスノーボード仲間からたくさんの励ましをもらい、自身も病気を克服して再び雪山に復帰することを励みに闘病生活を続けていたこともあり、

骨髄登録とスノーボードを絡めたイベントにしたいと考えます。

 

そこで、かねてより雪降らしやコースディレクションなどの事業を手がけていた 平代表にDazeさんから相談があったのです。

 

イベント開催のノウハウもなく手さぐりでスタートしたこのSNOWBANKのイベントに、当初は運営全体のサポートも行っていました。

 

SNOWBANKがスタートした2011年、福島もまだまだ大変な状況ではありましたが

そんな状況だからこそ共に前に進んでいきたいと、SNOWBANK開催に向けて全力でサポートしていくことを決めました。

 

そして当時放射線の影響で外遊びが制限され、自由に外で遊ぶことのできなかった福島の子どもたちも引き連れて東京で久しぶりの外遊びをめいっぱい楽しんできました。

 

Dazeさんの、逆境に負けず困難に立ち向かう姿を福島の子どもたちはしっかりと目に焼き付けてくれました。

 

―――

 

あれから10年、今や SNOWBANK は日本を代表するスノーボード、骨髄バンクイベントになりました。

 

当時ボランティアとしてイベントに関わっていた若者の一人は今年、チャンネルスクエアのスタッフとして福島の子どもたちを支えています。

 

これからもチャンネルスクエアは、若い世代が活躍できる舞台を環境づくりの面から選手育成まで、トータルでプロデュース&サポートしてまいります。

 

今後ともチャンネルスクエアを、よろしくお願い致します。