メンバー挨拶　～3回生　本居沙彩～

皆さま初めまして！3回生の本居沙彩です。
日頃からのご支援、ご協力ありがとうございます。

今回は、私が活動を通じて感じたことをお話しさせていただければと思います。

 

 

 

私はラオスに行くまで、現地の人のことを「貧しくてかわいそう」と心のどこかで思っていました。

今まで受けてきた発展途上国についての学校教育の内容は、こんなに困っている人が世界にはいるんだよ、と私たちに理解させるようなものだったし、
私もそれに対して「かわいそう」と思うだけで特に疑問を感じたこともありませんでした。

 

このような固定概念が私の中にあったからこそ、初めてラオスに行って子供たちと会った時、いかに自分の考えが表面的であったかを痛感しました。

力になりたいと思って支援に行ったはずなのに、私たちが元気をもらえるほど子供たちは元気で、純粋で、自分の夢を持っていて、
スタツアの1週間で本当にたくさんの刺激をもらいました。

私たちが話す一言一句に反応したり、実験を食い入るように見たり、高学年の子が低学年の子にも分かるように教えてあげたり、
私たちがどこかで忘れてしまった真っ直ぐな心を子供たちは持っていました。

 

確かに、私たちが出会った村の人たちは貧困です。でも心は私たちの何倍も豊かだと思っています。

現代の日本人の中で、毎日自分は幸せだと実感しながら生きている人は少ないと思います。でもそれって、気づかないうちに自分の境遇を周りと比べていたり、溢れる情報に振り回されたりしているだけで。自分と向き合った時本当に幸せだと思える瞬間は、友達とくだらない話をしたり、家族で集まる時だったりするんじゃないかなと思います。そんな身近な幸せに気づけるようになりたいと、活動を通して思うようになりました。

 

私たちが子供たちに僅かながらも教育面の支援をさせてもらい、私たちも子供たちから大切なことを学ばせてもらえる。ただの学生がラオスの子供たちとこんな関係で交流できるなんて、今の環境に本当に感謝しなければいけないなと思います…！

 

子供たちからたくさんのものを貰っている分、これからも私たちに出来ることは他にないか考えながら、日本での活動に取り組んでいきたいと思います。

クラウドファンディングも残り約2週間となりました。目標金額達成のため、どうか私たちに力をお貸しいただければと思います。引き続きご支援の程、よろしくお願いいたします。