「その想いを一緒に分かち合いませんか？」

 

私がフィリピンを訪ねたのは、かれこれ14年前です。元々誰かのために、世界のために自分が役に立てればと思って参加したエンチャイルドのスタディーツアーでした。

 

テレビやいろんなメディアを通して世界には多くの貧しくて学校に行けない、医療を受けれない人がいることを見たり聞いたりしていましたが、ツアーに参加し私の元に物乞いや、お金を求める子供たちの姿を目の当たりにし、何とも言えない無力感を感じたことを昨日のように覚えています。

 

そして気付かされたこと…。

 

私は食べること、住むことに困ったことはありません。しかしその体験を通して水があること、食料があること、学校に行けること…それは当たり前ではないんだ、すごく恵まれた感謝すべきことなんだということ。

と同時に、目の前の現実を無視して私一人で心からの幸せはないんだということ。困っている人がいれば、共に分かち合い、共に乗り越えていく、それが心からの幸せということでした。

 

Readyforの理念は「共感と応援で想いののったお金を社会で本当に必要とされている場所にお金を流すこと」と聞きました。

「想いののったお金」、とても私の心に響きましたね。想いがないと、お金は動かない。

 

今、私たちが与えられている環境に感謝しつつ、その想いをフィリピンの子どもたちと一緒に分かち合いませんか？

 

山本 知果