児童労働のないガーナ産カカオを使ったチョコレートを広めたい!
児童労働のないガーナ産カカオを使ったチョコレートを広めたい!

支援総額

5,463,000

目標金額 5,000,000円

支援者
281人
募集終了日
2016年11月16日

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2016年11月04日 10:31

子どもたちを児童労働から守るモニタリングシステムとは

みなさん、こんにちは、近藤です。

先日のシェア祭りにはたくさんの方にご参加いただきありがとうございました!

 

昨日11月3日、私と白木はコートジボワールとガーナの出張から戻りました。

私は10月5日からアフリカにいたため、1か月近く日本を留守にしていました。だいぶ涼しくなった日本に適応できるか心配です。

 

さて、私たちACEは「児童労働のないチョコレート」を実現するために、ガーナのカカオ生産での児童労働をなくす活動をしていますが、そこでカギとなるのが現場で児童労働をモニタリングする仕組みです。今日はその仕組みについてご紹介したいと思います。

 

アフリカのカカオ農園の多くは、小規模な農家ごとに生産活動が行われています。貧しい農家が自分の家の子どもを学校に行かせずに働かせているケースもあれば、遠くの地域や周辺国から子どもが労働者として連れてこられ、ほぼ奴隷のような状態で働かされているケース(これは人身売買に該当)もあります。

 

カカオ農園は平均的な面積は1~2エーカーほど(サッカー場1~2つ分くらいの広さ)。その広い土地に高さ3~4メートルほどのカカオの木が並び、森のようになっています。

 

農園は住宅が集まる集落から離れたところにあり、いつ誰がどこで働いているのかを見つけるのは一見しただけでは難しく、子どもが危ない労働をしていないかを見極めるためには、目を凝らして確認する必要があります。

 

カカオ農園には木が生い茂っています

 

そこで私たちのプロジェクトで作っているのが、児童労働をモニタリングする仕組みです。

 

住民のボランティアによる「子ども保護委員会(Community Child Protection Committee (通称:CCPC)」を組織し、定期的に村の中を巡回して、学校の時間に働いている子どもがいないか、安全や成長に悪影響を及ぼすような労働を子どもがしていないかどうかを確かめているのです。

 

もしも働いている子どもを見つけた場合には、家庭訪問をしてまずは親と話し合います。子どもを学校に通わせることができない家庭の事情があるため、どんな問題を抱えているのかまずは相談に乗り、どうしたら子どもを学校に通わせることができるかを一緒に考えます。

 

家庭訪問し家族の相談に乗ります

 

家庭の経済状況が厳しくどうしても学用品が買いそろえられないような家庭の場合には、学用品一式(制服、靴、靴下、カバン、ノート、鉛筆、消しゴム、鉛筆削りなどのセット)を無償で支給します。また、収入向上の手段として、カカオ栽培の技術トレーニングに参加することをおすすめします。

 

悪質な人身売買を見つけた場合には、警察や社会福祉局と連携をとり、子どもを保護し安全を確保した上で、親元を突き止めて家族の元に還すことも行います。行政との連絡や調整は、ガーナ人のプロジェクトスタッフが村と行政機関のある町を車で往復しながら行います。

 

カカオ農園と集落の間を行き来しやすいよう、CCPCには自転車を支給しています

 

村での見回り活動を住民のボランティアで行っているのは、私たちのプロジェクトが終わった後も活動が続けられるようにするためです。

 

私たちが目指す「児童労働のないカカオ」を継続して作るためには、村でのプロジェクトが終了した後もこの仕組みが機能し続ける必要があります。

 

今回私たちは来年8月にプロジェクトの活動を終える8つの村のうちの2つの村を訪問し、今後モニタリングの仕組みをどう住民たちで維持していけるのかを、CCPCのメンバーたちと話し合いました。その中で彼らは現在抱える問題を正直に話してくれました。

 

見回りをするボランティアのモチベーションをどう維持するのか?別の地域からカカオ生産のために移住してくる家族の子どもへの対応をどうするのか?村には住んでいるけれども近くの町の学校に転籍させ、児童労働させている場合はどう対応するのか?など、いくつかの課題があることがわかりました。

 

しかしながら、話をしたCCPCのメンバーは(メンバー自身もカカオ農家です)みな、「児童労働のない」カカオの生産を維持するために、プロジェクトの支援がなくなっても自分たちで活動を続けていくことへの強い意欲を見せてくれました。

 

今後どのようにモニタリングの仕組みを継続していくか、話し合いました

 

私たちからは、「児童労働がないチョコレート」が食べられるようになることを日本の人たちが待ち望んでいること、ACEとしてその実現のために企業や消費者への働きかけを行っていることなどを話しました。

 

ガーナのカカオ農家と日本の私たちが信頼関係をもって協力していくことが大切であることを伝えると、CCPCの人たちはみな真剣な顔でうなずいていました。

 

今後もモニタリングシステムを維持していくためのCCPCメンバーや村の住民たちとの対話は続けていきます。このプロジェクトを応援していただくことは、「児童労働のないカカオ」を継続的に生産するための基盤づくりを支えていただくことになります。

 

いつも間にか、残り2週間を切ってしまいました。

みなさん、引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします!!

 

近藤光

 

ジュレソ村のCCPCのメンバーと一緒に

 

リターン

3,000


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素直に応援したい!あなたへ

◆ サンクスメール
◆ ACEオリジナルステッカー

申込数
121
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年12月

10,000


ガーナの子どもを応援したい!あなたへ

ガーナの子どもを応援したい!あなたへ

◆ ACEオリジナルステッカー
◆ 支援地産カカオでつくったACEオリジナルチョコレート
※パッケージに支援者様のお名前を入れさせていただきます!
※チョコレートのみ2017年3月のお届けとなります。
◆ ガーナの村の子どもからのお手紙
◆ 世界カカオ財団会議参加レポート

申込数
93
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年1月

3,000


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素直に応援したい!あなたへ

◆ サンクスメール
◆ ACEオリジナルステッカー

申込数
121
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年12月

10,000


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◆ 支援地産カカオでつくったACEオリジナルチョコレート
※パッケージに支援者様のお名前を入れさせていただきます!
※チョコレートのみ2017年3月のお届けとなります。
◆ ガーナの村の子どもからのお手紙
◆ 世界カカオ財団会議参加レポート

申込数
93
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年1月
1 ~ 1/ 14


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