応援メッセージ：児童デイの方から

 

定期的に訪問させて頂いている児童デイの担当者さまからの応援メッセージを頂きました。

きっかけは、動物がだいすきな男の子のことで、ドッグセラピーを探しておられ心織をネットで探してくださりお問い合わせを頂いたこと。

 

「特定非営利活動法人　心織」なので、ドッグセラピーを前面にだしていなかったので、よく探してくださったんだとお話したことを覚えています。

 

お問い合わせは、集団療育が難しいためパーソナルサポートをしていただけないかという内容で、彼にとってどういう風にしていくことが良いのかを話し合いながら進めていきました。

 

 

はじめたころは、ばからとかれんがサポートしてくれていましたが、ばからが骨肉腫と診断されてずっと一緒にはいられないこと、余命が短いことを、お母さんから病気の説明をしてもらって鶴を妹さんと一緒に折ってメッセージと共に持ってきてくれたんです。

 

 

その後はうずちゃんにバトンタッチし、体格も大きくなってきて中学生になることから修了することになりました。

 

 

その後、知的障がい者さんの事業所のドッグセラピーを10年継続してきて、はじめた時から2～3年経った頃に、保護者の方から「犬を見てもパニックにならなくなった」と支援者からお話を伺ったことお話すると、子どもたちの中にも、犬や猫を見ると動けなくなってしまったり、走り出してしまったりしてしまうことがあることから、児童デイサービスでのドッグセラピーを継続的にはじめることになりました。

 

スタッフの方から上記のお話を伺った保護者の方々が、少しでも犬とふれあう時間を作り、パニックにならないようにしたいと、犬が苦手なこどもさんが1/3ぐらい参加されるドッグセラピーになっています。

 

回数を重ねるうちに、自分からは近づけないけど、わんちゃんが前を通ってくれたら触れるかも～な子どもさんも出てきて、その子どもさんの様子をみながら児童デイのスタッフの方と連携をとりつつ、サポートしています。

 

【児童デイの担当者さまからの応援メッセージ】

 

犬と人とが共に過ごすことで、お互いの心に温かい、相手を思いやる気持ちが生まれることを期待しています。

 

騙そうとしたり、探ろうとしたりしない、わんちゃんの真っ直ぐな気持ちが、相手を大事にしたいという気持ちを持つきっかけになるのではないでしょうか。

 

スマホなどが普及し、対面で言葉や表情を見ながら、感じながらやりとりすることが減りました。

相手の心が読みにくい時代です。

 

他者の気持ちに気付きにくいお子さんは特に難しいと思います。

 

わんちゃんがストレートな表現を全身で表してくれる『嬉しい、悲しい、楽しい、好き！』などの表現を感じることで、他者を思いやる気持ちが育つようなプロジェクトになればと応援しています！