途上国医療のオシゴト　Vol.2

サバイディー、ラオスから看護師の平山亮子です！

今日は医療活動が終わった後のオシゴトについて、ご紹介しますね。

 

--前のお話はこちら--

＞途上国医療のオシゴトＶｏｌ．1

-----------------------

 

2.甲状腺の患者さんフォローのオシゴト

 

内服薬の準備で薬剤師気分に。そして、また異なる職種を味わえる仕事の一つが、血液検査の準備です。

 

 

活動地の病院では甲状腺の血液検査ができないため、採血した血を首都ビエンチャンに持ち帰り、ビエンチャンの大きな病院に検査を依頼します。

分離した血液の必要な成分のみ提出しなければなりません。

その分離の作業は検査技師の気分を味わえます。職種を超えた知識と技術が身につきます。

 

 

看護師と言えども、このような専門的な技術を持った資格所有者がやるような仕事も、途上国医療の現場では私たちが行います。

日本では医師が行う「抜糸」なども看護師が行います。

 

どんな作業も最初は緊張で手が震えます。

 

でも最後に、自分が担当した患者さんが笑顔で村に帰っていく姿を見たとき、

「ここにいて、本当に良かった」

「もっとできる事があるはず」

そう思えるのです。