『キキ』を通じて想ったこと

前回､老犬『キキ』の事を書きました

今回はまた別で考えさせられた事を書きます

この老犬を知った時に
私達保護団体ではどうしようも
できないと思った時に
何度か行政に連絡し
指導に行ってもらいました

保護当日も行く前にも電話しました
だけど動いてはくれませんでした

基本 保健所は
指導しかできません

様子がおかしいと行政は感じても
改善してくださいね

の指導しかできません

虐待に近いと見えても　
ごはんと水を置いてあげていれば
それ以上はどうにもなりません
どんなに汚いお皿であってもです

今回の老犬に対して
行政が指導に行ってくれたのは

雨風を避ける
小屋を置いてください
病院に連れて行ってあげてください
綺麗にしてあげてください

この辺の事が指導がされた

と思います

だけど
改善されたのは
入る意味を知らない小屋だけでした

行く前にも
ウジが沸いてる状況だと知らせて
一緒に来て欲しい

とお願いしましたが
また様子教えてください

で終わりました

保護した次の日も
どうでしたか？？

と状況確認を聞く電話がありました

保護する何日か前に
保健所は指導に行き
前髪が切られていた

との事で改善が見られたと認識しているようでした

行政を叩くつもりはありません

がなんぼなんでも
もう少しなんとか出来なかったですか？？　

前髪切ってても
あの子の匂いは
少し離れてても臭ったはず
飼い主も少し疲れていたはず

政令指定都市が
こんな仕上がりですか？？

いつもあの繁殖屋に指導行ってや

と言ったら　
行ってます

と答えてくれますが

この子でこんな指導なら
他の場所に行ってたとしても
期待はできないです

私達や他所のボランティアさん達は
無償で保護してます

給料を貰ってる　
少なからず権限を持ってる
行政がこの仕上がりでは
殺処分ゼロなんて夢の夢の夢

何年やっても状況は変わりません

正直 期待はしてなかったけど
本当に残念でしかありません

まだまだ保護団体や個人ボランティアが
身銭を切りながら　

時間を作りながら
一頭でも多く救う為に

動いていくしか無い状況

である事は間違い無いです

もし近くで老犬で
老犬キキの様な子が
居たらガーディアンに
連絡ください

もしこのブログを読んで
誰にも相談できない

飼い犬が病気や痴呆や徘徊で
お世話ができない状況であれば
連絡ください

近所にこの様な様子の子が
居れば相談の連絡ください

遠いとお手伝いは
なかなかできないかも
しれませんが
宜しくお願いします